働くクルマが好きな子どもに大人気のいすゞプラザ

小さな子ども(と一部のパパ、ママ)たちは働くクルマが大好き。働くクルマの圧倒的な存在感や「活躍する」という機能性を小さいながらもカッコいい!と感じているのでしょう。
でも、働くクルマを間近に見るチャンスってなかなかありませんよね。
そんな気持ちを存分に満足させてくれるのが、湘南台にある「いすゞプラザ」です。

魅力は展示されている働くクルマだけではありません。ちょっと贅沢な気分にさせてくれる居心地の良い空間も、そのひとつです。

いすゞプラザ外観

いすゞ市を見れば働くクルマや機械の役割がよく分かる!

夜のいすゞ市

いすゞ市に夜の帳(とばり)が下りる頃、日中の暑さを癒やしに涼を求めて多くの市民がひなた海洋公園にやってきます…。

…って、ちょっと待って?いすゞ市ってどこにあるの?ママモアナって湘南のスポットを紹介するところじゃないの?
そんな疑問を持たれた読者、大勢いるでしょう。でも、いすゞ市はちゃんと湘南にあります。

それもいすゞプラザの中に。

上記の画像、じつはいすゞプラザの見学コースで最初に見るジオラマのワンカットで、そのジオラマこそ架空の街、いすゞ市なのです。

「いすゞ市のジオラマは暮らしの中でいすゞが『運ぶ』や『動く』をどのように支えているのか、どのように役立っているのか、その世界観を知っていただくことを目的に作りました。いすゞプラザ全体の導入部分でもあります」

そう、語っていただいたのはいすゞプラザのデザインを監修したいすゞプラザ副館長代理の中尾博さん。

いすゞ市ジオラマ

とはいえ、館内を知るための単なる導入部分や単なるジオラマではありません。とにかく精巧、精密です。一般的にジオラマは主役となる電車やクルマなどと周辺の縮尺は異なっています。主役に比べて東京タワーだとか都庁ビルとか、周辺の建物が小さいことを見れば分かりますね。

しかし、いすゞ市はすべての縮尺が同じなので本当に街を小さくした感じ。さらにジオラマの中で動くいすゞのクルマ45台にはすべてモーターとバッテリー、CPUが搭載されており、プログラムとセンサーによって走ったり止まったりしているので本物のクルマと同じ動きをしています。

子ども目線で見ると風景が変わる!

ジオラマセット

精巧、精密なのは動くクルマだけではありません。

「神は細部に宿る」とはドイツの建築家の言葉ですが、いすゞ市のジオラマはまさにこの言葉を体現しています。たとえば街の西側にある「ひなたロジスティックス物流センター」は俯瞰で見ると屋根があって中が見えないのですが、水平位置から見ると、本物の作業場が再現されています。

イベント広場「PIAZZA滝川」には神奈川県各市のゆるキャラが大集合(展示車両にはベレットGT-Rなどの他、いすゞエンジンを積んだロータスエランのミニチュアカーもあります)、白鈴神社ではお祓いを受けている人がいたり、なぜか銀色に輝く宇宙人がいたりします。

いすゞ市ジオラマ

もちろん働くいすゞのクルマや建設機械もたくさんあり、それらをつぶさに見ているだけで時間が経つのを忘れるほど。

ちなみに冒頭の画像は子どもの目線の高さから、筆者のスマホで撮りました。子ども目線のアングルで見ると余計にリアリティが増し、まるで街の中へ溶け込んでいくような気持ちになります。

メインイベントは1時間に1回、毎時15分から30分までの15分間で紹介する「いすゞ市の1日」です。いろいろな出来事があるので、ぜひご覧ください。

3つの展示エリアに分かれている館内

いすゞ市のジオラマだけでも来館する価値がありますが、もっとワクワクするのが本物の働くクルマたちです。

展示エリアは3つに分かれており、1階に「『運ぶ』を支えるいすゞ」、2階に「いすゞのくるまづくり」「いすゞの歴史」があります。

1階「『運ぶ』を支えるいすゞ」

1階の「『運ぶ』を支えるいすゞ」は働くクルマに直接触れたり乗ったりできることが特徴のひとつで、とくに普段見る機会すら少ない自衛隊車両なども自由にコクピットへ座れます。
ちなみに展示されている3トン半トラックは東日本大震災の際、他の自衛隊車両が津波による水没で動けなくなる中、唯一可動して救助活動を助けたトラックです。このような予備知識を持っているとママやパパも楽しく働くクルマを見ることができますね。

2階の「いすゞの歴史」では、いすゞがこれまで作ってきた歴代の名車やエンジンが展示されています。

2階「いすゞの歴史」

かなり古い車種から並べられていますが、どの車両もまるで今、工場から出荷したばかりと思わせるほどピカピカにレストアされています。床や壁をブラックで統一、スポットライトで各車両を浮かび上がらせた室内はヨーロッパの有名美術館を思わせるほど気品ある雰囲気を作り出しています。

よく考えれば、レストアされた展示車両は美術品の価値があるので、気品ある雰囲気が出るのもうなずける話ですね。

広場を意味するPIAZZAはお弁当の持ち込みもOK

館内を見て楽しんだ後、ホッと一息つきたい時に利用できるのがエントランスホールにある『PIAZZA』です。イタリア語で広場を意味する空間にはいすゞプラザのロゴマークを模した高さの異なるソファが幾何学的に並べられており、誰でも自由に休むことができます。

PLAZZA

「PIAZZA」では飲食ができることも嬉しい点。美術館や博物館などの施設では飲食の持ち込み、エントランスホールでの食事は一般的に不可とされていますが、ここでは持ち込みもOKです。取材当日もママたちが子どもと一緒にお弁当を広げていました。

また館内には乳児を連れているママのための授乳室も設けられています。とくに制約はなくいつでも自由に利用できます。

授乳室

目指したのは最先端の空間デザイン

いすゞプラザ内装

「私達が目指したのはモノを並べるだけのハコではなく、展示品と空間でいすゞ自動車全体のイメージを知ってもらえる施設です。そのために最先端なデザインにしようと心がけました。ただし最先端だからといって受け入れられるとは限りません。開館前には不安もありましたが、2017年4月以来、来館者は19万人を超えました。私達の目的が受け入れられたと同時に、いすゞ自動車のイメージ向上を果たせたと思います」

中尾さんが語るように、いすゞプラザの館内はジオラマや展示品の数々に目を奪われそうですが、じつは1本の有機的な動線でシームレスに展示エリアを移動できたり、気品を感じさせる空間があったり、あるいは自由で開放的なインドアの広場があったり、と気持ちの良い空間デザインが実現されています。

いすゞプラザ内装

2017年のDSA日本空間デザイン賞ではクルマの展示館という特殊な施設でありながら銀賞を受賞しました。

「良いデザインというのは大人のためだけのものではありません。むしろお子さんにこそ良いデザインを見てもらいたいですね。良いデザインは情操教育につながり、創造性を育みます。その意味でも、お子さんとママさんにはおすすめの施設だと思います」と、中尾さんは笑顔で語ってくれました。

中尾博さん

最後に、ひとつだけママとパパにお願い。

展示車両には触っていいクルマと触ってはいけないクルマがあり、館内を走ったりクルマの下に潜り込んだりすると危険です。子どもの安全のためにも、しっかりと見守ってくださいね。

施設情報

住所神奈川県藤沢市土棚8
電話0466-41-5811※(いすゞプラザお問い合わせ窓口)
開館日火〜金曜日(完全予約制)土曜日・祝日(自由見学日)
休館日日・月曜日(祝日の場合は翌平日)ゴールデンウィーク・夏季休暇・年末年始
開館時間10:00〜17:00(受付16:00まで)
入館料無料
HPhttps://www.isuzu.co.jp/plaza/
※予約方法は公式サイトから見学方法のバナーをクリックして必要情報を入力

地図

ライター

ライター:TaddyBear
女性雑誌や旅行誌、カード誌など紙媒体を経て現在はWEB媒体を中心に活動しているナチュラル・ボーン・フリーライター。高校は辻堂に通っていたので湘南が遊び場になった経験あり。現在は横浜在住。湘南へ遊びに行きたいママさん目線、大切にしたいと思っています。

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