インタビュー:『うみこころ』Ryoさん & Sanaさん Singing & Dancing Artist

Singing & Dancing Artist『うみこころ』Ryoさん&Sanaさん

moana People vol.19
湘南で自分らしく輝いている方に、様々な活動のお話とご自身が感じる湘南の魅力を伺っていく『moanaPeople』。

今回ご紹介するのは、湘南エリアで歌やダンスでパフォーマンス活動をする『うみこころ』のRyoさんとSanaさん。
新江ノ島水族館で開催されているイルカのコラボレーションショー「ドルフェリア」で知り合ったというお二人に、今の活動への思いや湘南の魅力、そして子育てについての考えなどをお伺いします。

Ryoさん(写真右)
女の子と男の子のママ。新江ノ島水族館の「ドルフェリア」に13年間出演。ほかにも、東京ディズニーランドパレード出演などの経験を持つ。

Sanaさん(写真左)
2人の男の子のママ。新江ノ島水族館の「ドルフェリア」や少年隊playzone「WEST SIDE STORY」などのミュージカルに多数出演。

うみこころ
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二人の出会いはドルフェリア。その経験が、『うみこころ』の原点に

ーー『うみこころ』の活動をはじめようとしたきっかけを教えてください。

Ryoさん:私たちは新江ノ島水族館の「ドルフェリア」で出会いました。一緒に演じている中で、パフォーマンスが好きということと伝えたい思いが同じだったこともあり、一緒に活動ができたらいいなと。私は長女を出産後、Sanaは長男を出産後、『うみこころ』の活動をはじめました。

新江ノ島水族館のイルカショー「ドルフェリア」

新江ノ島水族館「ドルフェリア」

ーーお二人が人々に伝えたい思いとは、どんな思いですか?

Ryoさん:一番は「出会った人を笑顔にしたい、元気にしたい!私たちのパフォーマンスが、見る人のパワーになってほしい」ということでしょうか。
「どんなに小さな命でも、みんなかけがえのない命。命は平等で、みんなに大切にしてもらいたい」ドルフェリアが持つテーマはとても壮大なものなんですが、私たちも伝えていけたらいいなと。

それぞれ人って違うけど、でもみんなそれぞれが素晴らしい。日々生きている時間を大事にしていけるような、前向きなメッセージも届けられたらと思っています。

新江ノ島水族館のイルカショー「ドルフェリア」

新江ノ島水族館「ドルフェリア」

ーードルフェリアの経験は特別なものだったのですね。

Sanaさん:そうですね。他では絶対にできない、唯一の経験だと思います。本当にイルカと通じ合えるんですよ。それを知ったらやめられなくなる(笑)。

Ryoさん:動物と交わることで、心が動かされるというか。ドルフェリアが二人の出会いの原点であり、今の活動のテーマ。私たちの活動の軸となっていますね。

Sanaさん:出産の時、ドルフェリアで伝えていることが自分の中で起こったと思いました。もう一度この確信を、歌って踊って表現したいと思いましたね。


「命を大切に」の想いを胸に、茅ヶ崎や藤沢でライブパフォーマンスを展開

藤沢市Fプレイスでの『うみこころ』ファミリーコンサート

藤沢市のFプレイスでのファミリーコンサートの様子

ーー『うみこころ』の活動について教えてください。

Sanaさん:活動場所は、公民館やショッピングモールなどが中心です。たとえ目が見えなくても、耳が聞こえなくても、同じように歌のメッセージが伝わるように、振り付けを二人で考えています。全身で歌詞のすべてを表現していますね。
2019年の夏には藤沢市にあるFプレイスでファミリーコンサートを開催しました。この時の会場での一体感は今も忘れられません。

『うみこころ』のライブパフォーマンス

ショッピングモールでのライブパフォーマンス

Ryoさん:茅ヶ崎駅近くのショッピングモールでのライブパフォーマンスでは、8曲を歌いました。「パプリカ」や「ありがとうの花」などの曲では、一緒に歌ったり踊ったりしてくださる方もいらっしゃり、うれしかったですね。

Sanaさん:「あなたは一人じゃない、みんな同じで素晴らしい」といった大きな愛を自分とRyoの中に感じ、そのエネルギーを会場のみなさまに浴びていただけた時間だったと思います。このライブを機に私たちの絆もさらに深まったのかなと。

ーーお二人の出会いの場である“えのすい”でもライブパフォーマンスを行われたとか?

Ryoさん:「エノスイフライデーナイト」というイベントに出演し、「相模湾大水槽」前の仮設ステージでライブパフォーマンスをしました。私たちの出会いの場でもある“えのすい”のステージで再びパフォーマンスができるということで、思い入れも強かったですしうれしかったですね。

新江ノ島水族館でのショー

新江ノ島水族館 エノスイフライデーナイト Photo by栞奈

Sanaさん:大好きな場所で魚たちのエネルギーを背後に感じながら、最高のステージを経験しました。“えのすい”のドルフェリアを飛び出し、『うみこころ』としてドルフェリアの時と同じ思いを抱きながら表現できることに喜びを感じました。

新江ノ島水族館でのショー

新江ノ島水族館 エノスイフライデーナイト Photo by栞奈

ーー“えのすい”でのイベントを通じてどんな思いを伝えることができましたか?

Ryoさん:イベントのテーマである「命の大切さ」を伝えることができたのではないかと思います。日々のできごとに感謝し、自分のことも大切にしてほしいという想いが届いていたらうれしいなと。

新江ノ島水族館でのショー

新江ノ島水族館 エノスイフライデーナイト Photo by栞奈

Sanaさん:日々何気なく口にするものすべてに命があり、それをいただいて私たちの命は続いているということをお伝えできたのではないかと思います。命をいただいて私たちの命は続いている。だからこそ自分の命や周りの人の命を大切に、自分の人生を命を輝かせてほしい。そんな私たちの想いを感じてもらえたのではないかと。

ーー『うみこころ』の原動力はなんでしょう?

Ryoさん:やっぱりお客様の笑顔!パフォーマンスを見て喜んでくださることでしょうか。そして、私たち自身がパフォーマンスをすることが好きということですね。好きじゃないとできないですから。
あとは自分で限界を決めたくないのかもしれないですね。子どもがいても好きなことはできる!そんな気持ちをいつも持っています。

うみこころ

ーーだからおふたりはとても楽しそうなんですね!?

Ryoさん&Sanaさん:楽しい!!(笑)

Sanaさん:私たちが楽しんでいないとメッセージは伝わらないと思っているので。私たちが幸せで楽しいということを、活動を通じて全力で出していくことが大切なのかなと。

子どもの好奇心を大切に、自主性を重んじる。それが「うみこころ」流子育て

ーーママであるお二人に、子育てについてお聞かせください。子育てで壁にぶつかったことはありますか?

Ryoさん:「壁だー!」と思ったことは、あまりないですね。ただ大変なことはたくさんありますよ(笑)。2人目を出産して私が入院した時に、長女が私と離れる時間があったことで、退院してからも私の姿が少しでも見えないと不安がることが多くなり。この時はまずいなと思いました。

うみこころの二児のママRyoさん

それ以来、長女がさみしい想いをしないようにと気を付けるように。そのおかげで、今では落ち着きましたね。「ママはいつもふたりをみているんだよ」ということがわかる行動を心掛けています。

Sanaさん:私には息子がひとりいるのですが、1歳半くらいから3歳くらいまで、じっとしていられないのと自己主張と重なり、お店や電車などたくさんの人がいる場所に行くことができない時期がありました。身体が大きく抵抗する力も強いので、無理やり抱っこで連れて行くのも大変で…。どうしたらいいのだと、悩んだことがあります。

うみこころの一児のママSanaさん

しかし、4歳になってやっと2人で電車で出かけられるように。長い人生で考えるとたったの2年ほどのことなのに、とても大変だったなあと。今は2人でどこへでもいけるじゃないか!とうれしく、いろいろなところへ連れて行っています(笑)。

ーーお二人が子育てで大切にしていることは?

Ryoさん:大好きだったりありがとうだったり、自分の想いを言いたい時に全力で表現するようにしています。

うみこころの子育て、海で過ごす子どもとママ

それと同じくらい大切にしていることは、経験させるということ。危険なこと以外はなるべく止めたくないと思っています。子どもならではの素晴らしい発想から生まれる経験を通じて、その時感じたことを大切にしてほしいと思っています。

Sanaさん:否定しないことを心掛けています。心配でなんでも止めたくなりますが、なるべく「やりたい!」を遂行させてあげたいと思っています。しかし料理も洗濯も何でもやりたがるので、とても時間がかかりますが…。

うみこころの子育て

しかし息子の「できた!」の笑顔に勝るものはないですね。自分の自信につながるように、なんでもあきらめないで取り組んで欲しいと思います。親は見守るだけ。教えることは何もないのかもしれません。


海が近く広い公園が多くある湘南は、子育てにぴったりな場所

ーー湘南に実際に暮らしてみてどうですか?

Ryoさん:最高ですね。自然が多いところが好きです。あとはゆったり感。あくせくしていないところがいいですね。

うみこころの子育て、子どもを抱っこするSanaさん

Sanaさん:すごく好きです。私たちは茅ヶ崎に住んでいますが、茅ヶ崎ってちょっとハワイっぽい雰囲気がありますよね。どこかのんびりとしていて。あとはお祭りが多いところも好きです(笑)。

ーー湘南で子育てをするメリットはどんなことですか?

Ryoさん:海や山など自然が近くにあるので、子育てがしやすいですね。公園も多いですし。引地川親水公園がお気に入りで、よく遊びに行きます。

うみこころの子育て、すべり台で遊ぶ子ども

Sanaさん:我が家はもっぱら平塚市総合公園ですね。とにかく子どもが元気なので、広い広場で野放しにできるのがいい(笑)。

ーー湘南で子どもと遊ぶのにおすすめの場所はありますか?

Ryoさん&Sanaさん:“えのすい”ですね(笑)。

うみこころの子育て、江の島水族館で遊ぶ子どもとママ

Sanaさん:やっぱりイルカが好きなんですが「相模湾大水槽」も好きです。あとは、魚を触ることができる「タッチプール」もおすすめですよ。

Ryoさん:娘が好きなのは「しんかい2000」ですね。階段になっている場所があるのですが、そこをステージにみたてて踊ったり歌ったりしています。

最後にママモアナの読者の皆さんに、メッセージを!

Ryoさん:私もそうなのですが、子育てをしていると大変なことがたくさんありますよね。でもそんな時にこそ自分をほめてあげて、自分を大切にしてあげてほしいと思います。
大変な時でも、私たちのパフォーマンスを見てパワーになってもらえたらいいなって。そのためにも頑張っていきたいですね。

うみこころの子育て、子どもとママ

Sanaさん:お母さんになると自分の時間って二の次になっていくじゃないですか。でも、自分の人生って自分でしか幸せにしてあげられないのではないかって。
「自分がやりたいことをやる」ということを私たちが体現し「あなたがやりたいことをやってもいいんだよ」とママたちの後押しができたらなと。「子どもだけのためじゃなく、自分の人生をもっと輝かせてもいい」ということを伝えていけたらと思っています。

はじけるような笑顔が魅力的なRyoさんとSanaさん。母であり妻である傍ら表現者として活動する姿はキラキラと輝き、同じ年齢の子を持つ筆者に大きなパワーを与えてくれました。

♪『うみこころ』の歌声はこちら「生命(いのち)の奇跡」

今回『うみこころ』のお二人にインタビューをした場所は、茅ヶ崎市民文化会館の2階にある「8 CAFE+FLOWER(8カフェ プラス フラワー)」。かわいらしいキッズスペースがあり、子ども連れでも安心です。こちらの記事もご覧ください。



ライター:honobono
夫の転勤であこがれの地、湘南へ。茅ヶ崎在住。湘南の太陽をいっぱい浴びて、美白とは縁遠い生活を満喫中。湘南で子育てを楽しむヒントを、お母さん目線で提案していきます。

茅ヶ崎子育てインフォメーション
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