子育て中のママもOK!自分らしく働く『くもんの先生』という仕事

子どもが成長するにつれて、働くことを考え始めるママもたくさんいることでしょう。
とはいえ、「子どもがまだ小さい…」「子育てと仕事を両立できるかしら」など、子育て中のママが抱く不安や悩みは尽きないですよね。

くもんの先生

そこで今回は、“公文式”や“KUMON”で有名な『くもんの先生』という仕事にフォーカス。平塚市で子育てしながら教室を運営しているママの実例を、実際の教室の様子も交えてご紹介します。
お話を伺ってみると、小さい子を育てながらでも自分のスタイルで働けるのが『くもんの先生』という仕事のメリットだということも分かりました。

公文式の教室内

ここ平塚市をはじめ、藤沢市や茅ヶ崎市などの湘南エリア、さらに神奈川県全域でも先生募集中の教室や開設予定の場所がたくさんあります。
ママの仕事選びの選択肢の一つとして、ぜひ最後までご覧くださいね。

教室は週2日。生徒はベビー親子から高校生まで!

今回お話を伺ったのは、「公文式(算数・数学 / 英語 / 国語)」と「Baby Kumon(ベビークモン)」の教室を営む、村川なおみ先生です。

くもんの村川先生

村川なおみ先生

2017年11月に、先生の地元でもある平塚市に開業した村川先生。当時、2人の娘さんは長女が小学3年生、次女はまだ幼稚園年少でした。
開業から5年以上経過した現在では、約110名の生徒が通う教室に発展。
教室は火曜日と金曜日の週2日開設で、11:00~11:30が「Baby Kumon」、14:00~20:00が3歳から高校生が通える「公文式」です。

それでは、教室日の実際の様子を見てみましょう。

ベビークモンの個別面談

0~2歳の親子が対象の「Baby Kumon(ベビークモン)」は、月1回、教室かZOOMを使ったオンラインで“Baby Kumonタイム”と呼ばれる個別面談を行います。
取材日は、1歳9カ月の女の子とママが来室。ママが記入した連絡帳を読みながら、先月からの近況や成長、新しい教材のテーマなどについて20~30分程度お話します。

ベビークモンに通う子ども

上手にお座りをしてお絵描きしながら過ごしていた女の子。しかし、通い始めのころはママの抱っこからずっと離れられなかったのだとか。村川先生はそんな嬉しい成長を一緒に喜び、ママの不安や悩みを丁寧に聞き、自分の育児体験なども交えながら優しくアドバイスします。

「長女を出産後、私も『Baby Kumon』に通いたかったのですが近所に教室がなくて断念。なので、自分が教室を開くときには『Baby Kumon』は絶対にやりたかったんです。私みたいに通いたいママはきっといるはずって」と話します。

公文式テキストで指導を受ける子ども

「公文式」で開業の半年後には研修を受けて、「Baby Kumon」もスタートさせた村川先生。「入会時はまだお座りだった生後半年の子が『Baby Kumon』第一号。3歳になった今は、『公文式』に通ってくれています」と嬉しそうに話します。

Baby Kumonタイムが終わり、お昼休憩と準備を挟んで、3歳から高校生までが対象の「公文式」教室のスタート。採点スタッフさん、そして幼稚園児や下校が早い小学校低学年から続々と来室してきます。

公文式で学習する子ども

公文式学習の最大の特長は、個人別の“ちょうどの学習”であること。あらかじめ準備しておいた個人ごとの教材を、それぞれの子どもが自分のペースで取り組んでいきます。
村川先生は子ども一人ひとりの様子を見守りながら、必要に応じてアドバイスしたり、ほめたり励ましたりします。

公文式の個別指導

「『公文式』の良いところは、どこまでも“個別”であること。先生の役割は、押しつけや無理に引っ張るわけでもなく、その子ができることを見つけて伸ばしてあげること。そうしていくうちに子どもたちも自らプランを立てて、自分で目標に向かっていけるようになるんです」

子どもと学習プランを立てるくもんの先生

「時には、子どもの気持ちや状態に合わせて『これやってみる?』と教材を変更することも。教材に合わせるのではなく、一人ひとりの子どもに合わせた学習ができるのが『公文式』の魅力ですね」と続けます。

教室の日は、このように高校生までの子どもたちの学習を見守る村川先生です。

『くもんの先生』なら私らしく働ける。思いは確かな決意へ

それではここで、村川先生が『くもんの先生』になるまでの道のりをご紹介します。

くもんの宿題をする小学校1年生の村川先生

教室の壁に飾ってある思い出の写真

村川先生と「公文式」の出会いは3歳のとき。近所の教室に通い始めたそうです。
「自分がやりたければどんどん先に進める『公文式』の学習スタイルは、そのときから身体に染み込んでいたのかもしれません。学生時代は英語を専門に深く勉強し、就職後はがむしゃらに働いて管理職にも就きました」

くもんの先生・村川先生

その後、結婚を機に退職。2人の女の子を出産して落ち着いたころ、以前勤めていた会社にアルバイトとして復職しますが、どこかモヤモヤした気持ちを抱いてしまったそう。

「独身時代の働き方ややりがいとのギャップに、『もう、ここではないのかな』って。そのころ、同じマンション内のお友だちを預かることがあって、宿題や勉強を一緒にやったり、ゲームで遊んだりが楽しくて。ママ友にも『こういう仕事が向いているんじゃない?』と言ってもらったのをきっかけに、子どもを預かるような仕事を考え始めたんです」と当時を振り返ります。

公文式に通う村川先生の子ども

さらに、小学2年生だった長女が「公文式」に入会します。
「教室に入った瞬間、自分が子ども時代に通ったころと同じスタイルの教材や学習法に懐かしさと衝撃を感じました。まずはここの公文で娘を学習させてあげたい、そして先生のお人柄にも心を動かされました。保護者として、先生に『採点スタッフは募集していますか?』と伺ってみたら、現在募集はしていないという回答。ならば、『くもんの先生』はどんな感じだろう?と調べ始めたら『自分もできるかもしれない…!』と盛り上がってきて、『くもんの先生』説明会に行ってみたんです」

子どもをサポート指導するくもんの先生

説明会では、『くもんの先生』の仕事内容やサポート体制、収支の仕組みについての説明があります。村川先生のときは、実際に教室を運営している教室担当社員の方も同席し、より具体的に子どもたちの様子や教室運営の話をしてくれたそうです。

その後しばらくして、事態は急に加速し始めます。
娘さんが通う教室の先生から「今の教室を引き継いでくれませんか?」と、想定していなかった驚きの連絡が!

学習準備をするくもんの先生

「もともと先生はすでに引き継ぎを決めていたそうなんです。それで、説明会に参加した私が次の先生にどうかと。最初はびっくりしたんですけど、じわじわとやりたい気持ちが湧いてきました」

そこから「やってみたい」という思いを、「よし、できる!」という確かな決意になるまで、周りと相談したり後押しを受けたりしながら固めていきます。

教室内でお話するくもんの先生

まずは家族と真剣に話し合い、運営や収支のシミュレーションを行ってもらえる説明会にご主人も同席。KUMONからのサポートや費用援助などを詳しく教えてもらいました。
「引き継ぎ後の教室は現在の場所を借りることが既に決まっていましたが、開業一年目はKUMONからの会場費の全額援助も安心ポイントでした」
ご主人からも「仕事内容はなおみに向いてそうだし、サポートもしっかりしている。あとは教室運営中のわが子をどうするかだよね」と課題を残しつつ、まずはどこまで自分たちでできるかを検討していきました。

公文式の採点

よく検討した結果、「小学校の学童や幼稚園の延長保育などは最大限利用すること、夕食は私があらかじめ作っておくこと、そして、両親に私が帰宅するまで一緒にいてもらえないかとお願いすることになりました」と話します。
その後、ご両親に教室日の火曜日と金曜日のお子さんのサポートもお願いできることになり、いよいよ開設準備に入ります。

授業準備をするくもんの先生

また村川先生のきょうだいやお友だち、一緒に働いてきた仲間にもたくさん相談したそう。「みんなの『いいね、なおみっぽい!』という答えに、やりたい理由を自分の中でいっぱい作っていきました」と笑いながら話します。

そんなたくさんの理由と決意を重ねながら、開設前の研修や準備を整え、2017年11月に「公文式」開業に至ります。

子育て・家庭・仕事。バランスを取りながら、やりがいも充実

教室曜日以外は、自由に時間が使えるのも『くもんの先生』のメリット。

くもんの教室休みの日

休みの日に娘さん2人と「新江ノ島水族館」

村川先生の場合、火・金曜日は一日教室にて仕事。それ以外は、月・木曜日は教室で事前準備など事務作業、水曜日は午前中の指導者向け勉強会(WEBが中心)と大まかにスケジュールを決めているそう。その時間もお子さんの下校時間に合わせて帰宅できたり、合間時間にお友だちや平日休みのご主人とランチしたり、大好きな読書をしたり。
そして土曜日は、お子さんも勉強や習い事はオフにして、子どものやりたいことにとことん付き合う日と決めているそうです。

子育てや家庭、自分の生活スタイルに合わせて、バランスを取りながら仕事ができると言います。

生徒が描いたくもんの教室風景

生徒が描いてくれた教室風景画

また、もともと子ども好きだったそうですが、教室を始めてから「子どもってこんなにかわいいのか!」と改めて気付いたのだとか。
「学習以外のことでも手紙をくれたり、街で会えば『村川せんせーい!』と手を振ってくれたり、高校生の男の子でも遊園地に行ったお土産を買ってきてくれたり(笑)。その一つひとつが私の宝物です」

書類整理するくもんの先生

そして、もうひとつ決め手となったのが、自分の子どもが教室の生徒になる場合は全教科の会費が全額免除になること。村川先生も、2人のお子さんの3教科分の年間会費も収支に入れてシミュレーションしたそうです。
「これも大きなメリットですよね。現在、中学2年生になる長女は『中3までに最終教材(高校課程修了レベル)まで終わらせたい』という目標があるそうですよ」と嬉しそうに話す村川先生に、お子さんを大切に思うママの一面を感じました。

子ども笑顔で接するくもんの先生

「今は独身時代のようにばりばりと働けないけれど、子どもがいても無理せず、自分スタイルで働きながらも責任ある『くもんの先生』という仕事。研修や勉強会など学びの場も充実しているし、達成感ややりがいもしっかり味わえるのはこの仕事の醍醐味ですね」と話してくれました。

自分も成長しながら続けていきたい『くもんの先生』

開業から5年、「もう無理!」と思ったことはないと断言する村川先生。
「自分の中でのやりきった感は未知だし、もっと学びたいし成長していきたいから、これからも続けていきたいです。だから、自分も家族も健康管理にはとても気を付けています。この5年、教室も子どもも体調不良でお休みしたことないのが自慢です」と笑います。

大きな花丸のついた生徒の答案

生徒の嬉しい回答に大きな花丸!

最後に、村川先生からとても印象深いお話を伺いました。
「『先生が曇っていると、子どもたちも曇ってしまう。逆に、先生が元気だと子どもたちも元気になる。先生は教室の太陽よ』と、先輩の先生がアドバイスしてくださったことがあるんです。大先輩がたくさんいらして、いいヒントをもらえるのもまた、この仕事の良いところです」

くもんの先生・村川先生

終始太陽のような明るい笑顔で、それでいて真剣な眼差しで子どもたちやママを見守っていた村川先生。時折見せてくれた母親としての表情にしても、『くもんの先生』は子育て中のお母さんだからこそはまる、ぴったりの職業なのかもしれません。
KUMONならではの親身で安心なサポート体制と、たくさんの先輩方や指導者仲間がいることも一歩を踏み出す心強い味方になるはず。

『くもんの先生』という仕事。気になった方は、まずは気軽に説明会へ足を運んでみてくださいね。

『くもんの先生』開設のバックアップ体制

❶ 資格や経験は不要。多くの先生が30~40代でスタート!

アンケート結果では、2人に1人は指導経験が全くない方です。研修や先輩指導者からのアドバイス、仲間と学び合う機会などもあり、安心してスタートできます。

❷ 会場費や備品費用など、開設初期費用を援助!

教室開設時に必要な備品やPR費用の援助に加え、会場費(一年目は全額)の援助など、手厚いサポートがあります。

❸ KUMON担当スタッフが親身にサポート!

教室の運営・開設も、経験豊富なKUMONの専任担当者が丁寧にサポートします。お困り事があれば、気軽に相談することができます。

❹ 『くもんの先生』のお子さまは、「公文式」が無料に!

先生のお子さまは何人でも何教科でも、公文式学習の会費が全額免除となります。
※ご自身の教室の生徒になる場合に限ります。

まずは、『くもんの先生』説明会へ!

説明会ではKUMONについて、先生の仕事内容・制度について説明します。また『くもんの先生』の事例を紹介し、ご自身にあった働き方を一緒に考えます。無理な勧誘やテスト・面接は行いませんので、お気軽にご参加ください。

資料請求・説明会のお申し込み

※KUMON/神奈川エリア専用の採用ページは、こちらの求人サイト「エンゲージ」から

「公文式」の詳細はこちらから
「Baby Kumon(ベビークモン)」の詳細はこちらから

ライター
ライター:jpbanana
家族は夫・息子・犬一匹。東京→逗子生活も10年以上経過。海で泳ぎ、川で魚を探し、緑の中で虫採り。これからも子どもと一緒に楽しい発見をして、たくさんのママとシェアできたら嬉しいな。
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