赤ちゃんと暮らしている多くのママは、トイレに行く時間だって無いほど忙しい毎日を送っています。「最後に自分だけの時間を楽しめたのっていつだったかなぁ?」と、赤ちゃんとの新たな生活に喜びを感じながらも、自分ひとりで身軽に動けていた時を懐かしく思い、「ほっと一息つきたいなぁ」と思うものです。
そんなママさんにおススメしたい無料の見守り保育付きのイベントが、茅ヶ崎・浜見平のBRANCH茅ヶ崎2階にあるNPO法人『まちづくりスポット茅ヶ崎』で定期開催している『ママほぐ』。

頑張っているママさんがココロからほっと一息つける場所がここにはあります。
現役ママ三人が企画運営するママのためのイベント
『ママほぐ』は今年で三年目を迎えた子育て中のママのためのイベント。
「ママの居場所づくり」をテーマにリラクゼーション・モノづくり・食のブースが毎回6、7店程集います。
『ママほぐ』を運営するのは、高村えりこさん、古知屋千恵子さん、島村美咲さんの現役ママさん三人。自分たちの子育て体験を元に、『ママほぐ』を立ち上げたそうです。

左から島村美咲さん、高村えりこさん、古知屋千恵子さん
岩手県出身の高村さんは結婚を機に茅ヶ崎での生活をスタートし第一子を妊娠・出産したものの、子育てを手伝ってくれる家族は近くに居ない、友達もいないという環境の中での子育てを実体験されていたそうです。
「第一子の子育ては孤独との闘いでもありました」と語る高村さん。茅ヶ崎に住む前は沖縄に住んでいたという高村さんは、茅ヶ崎で「子育てママのタイ古式マッサージおきなわ屋ぁ」を営む二児のママ。
「思い切って気分転換に子どもとお茶でもと思いカフェに入ると、すぐに子どもが泣くんですよね。だからすぐに家に帰らなきゃいけないと感じてしまって。赤ちゃんがいると外に出るのが大変なので、自宅で赤ちゃんと二人だけで過ごす、誰とも会話しない毎日になってしまい本当に辛かったです」
ご自身の子育て体験を通じ、子どもとの生活に奮闘するママのために、子どもと一緒に“安心して過ごせる居場所”を、カラダもココロもほぐせる場所を作りたいとの思いでスタートしたイベントが『ママほぐ』です。
子育てママの居場所『ママほぐ』とは?
『ママほぐ』はBRANCH茅ヶ崎2階にあるNPO法人『まちづくりスポット茅ヶ崎』で毎月第一水曜日に定期開催しています。(※GW・一月は第二週目開催の場合もあり)
もみほぐしやロミロミなどの癒しブース、モノ作りブース、フードブースがあり、好きなブースをいくつも回ることが出来ます。

ブースの内容は毎回変わりますが、高村さんの「もみほぐし」ブースは毎回出店しています。20分1,000円、30分1,500円とお値段もかなりリーズナブル。
島村さんはジェルネイルを10本2,000円で施術してくれます。この日はA.F.JONESの紅茶の試飲会出店との掛け持ちで大忙し。

「『ママほぐ』では、出店者さんのご協力のもと、施術は価格を抑えて提供しています」と島村さん。ジェルネイル10本2,0000円はサロン価格の半分以下の値段です!
ラチエン通りのパン屋さん「たわわや」さんのパンも人気で、買ったパンを店内や外のカフェスペースで食べられるのも嬉しいです。4月は地元で人気の「はますかむすび」さんが出店します。

「cocohanaflower」さんの花材を使ったモノづくりブースも毎回大人気だそうです。3月はミモザのスワッグづくり、4月は桜色リースづくりが出来ます。

リラクゼーションなどの癒しブースに加え、モノづくりブースが充実している『ママほぐ』。子育てをしていると一つの作業、例えば食器を洗うことすら中断せずに終えることが難しい毎日。

「子育ては物凄く頑張っているのに、すぐには時間を費やした分の達成感が味わえないものですよね。例えばリースなどを30分で作るという作業は短時間で『カワイイ!これを作れた自分は凄い!!』と、心地良い達成感が味わえます。この達成感がママにとって元気の源になれは良いなと思っています」と高村さん。
「子育てをもっとラクに、楽しくしよう」がコンセプトの一つの『ママほぐ』には、ベビーウェアリングのブースもあり、子育てが楽になるアイテムとして布を使った抱っこ紐の使い方を教えてくれます。

ベビーウェアリングとは「赤ちゃんを身にまとう」こと。ママにより密着できるベビーウェアリングは安心感が増し、さらにしがみつく形でママにまとわれるので、体幹が鍛えられ筋肉の発達が期待できるそうです。(※奇数月に出店)
無料の見守り保育付き!!自分の時間を楽しもう!
このイベントの最大の魅力。
それはママが施術を受けたりモノづくりを体験している間、ベテラン保育士の古知屋さんが子ども達を見ていてくれるので、ママ達は安心して自分の時間を楽しめるところです。

この場で初めて会ったのに、みんなとても仲良しです。
「少しの時間でも子どもから離れて自分だけの時間をのんびりと味わってもらいたいです。ママがココロをほぐしている最中は、私も楽しく子ども達と遊ばせてもらっています」と古知屋さん。

施術中のママの横にいたい子はそれも良し。自由で気を遣わずにいられるこの空間が、ママにとってはありがたいものです。
孤独を感じるママさんの居場所、ここにありますよ!
今年で三年目を迎える『ママほぐ』。
今後の活動について伺ってみると、「来てもらいたいママは“孤独な子育てに疲れていた過去の自分”なので、大きなイベントにするつもりはありません。疲れていたり元気がないママは、気分的に大きなイベントには行けないはず。だから地域のちょっと孤独なママさんや、元気がないママさんがふらっと立ち寄れる気軽なイベントを定期的に続け、赤ちゃんとママの居場所作りをしていこうと思っています」と高村さん。

「誰かと話しをするだけで気分が晴れるものです。同じ子育ての悩みを抱えるママさんも多いので、少しの時間だけでもイベントに来て気分転換してください。ここがあなたの居場所になります!」と、現役ママ三人は笑顔で語ってくれました。
どんなに赤ちゃんが可愛いくても、ずっと赤ちゃんと一緒だと子育てに行き詰ってくるもの。だから赤ちゃんと少し距離をとって、自分の時間を過ごすことがママにはとても重要なのです。

『ママほぐ』は無料見守り保育付きのイベントなので、赤ちゃんから離れすぎない距離で自分の時間が過ごせます。お手頃価格でリラクゼーションを受けられ、ワークショップでモノを作る達成感を味わえるなど、癒しと元気をもらえるイベントです。毎月一回、赤ちゃんとお出かけしてみませんか?
4月3日のイベントではGENKIプロジェクトの協力の元、こども用品のリユース会も開催。リユース品の子供服や靴、おもちゃを一袋300円で持ち帰れます!
イベント情報
イベント名 | ママほぐ |
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開催日時 | 毎月第1水曜日午前11時~1時 |
場所 | NPO法人『まちづくりスポット茅ヶ崎』 |
住所 | 茅ヶ崎市浜見平11-1 BRANCH茅ヶ崎2F |
駐車場 | あり |
お問い合わせ | ママほぐFacebook |
地図

ライター:zion_mama
東京の某ラジオ局の広報職を経て、雑誌やフリーペーパーのライターに。鎌倉在住。音楽と美味しいごはんが大好き。子育て中のママ目線で、湘南の遊び方を提案していきます。