こちらのアフタースクールは、2019年12月末より活動休止中です。
多くのワーキングママが抱える悩み事の一つが子どもの「習い事」。英語や水泳、体操など我が子に学校での授業以外の学びや遊びを体験させたいと思うのが親心。でも働く親の本音として、貴重な週末の時間を習い事に使うのはちょっぴり残念だったり、少しは自分のための時間が欲しいな…、なんて思うもの。
そんなワーキングママにおススメしたいのが今年の4月、鵠沼海岸にオープンしたアフタースクール『うらにわ』です。
ここは“自然と遊ぶ”をテーマとした、子供の感性をくすぐるプログラム満載のアフタースクール。アクティビティーの後は夕食も食べさせてくれてお預かりは8時まで!週に数日、習い事感覚で利用するのにお勧めしたいアフタースクール『うらにわ』をご紹介していきます。
「育児支援はもちろん、ママ支援がしたい」との思いがきっかけで始まったアフタースクール
小田急線の線路沿いにある『うらにわ』は鵠沼海岸から徒歩10分程の閑静な住宅地に佇む一軒家のアフタースクール。ウッドデッキに面した窓から「こんにちは」や「ただいま」と言って次々と子ども達が入ってきます。ランドセルを背負ってくる子もいれば、バッグに必要な荷物をいれてやって来る子もいる。自由な雰囲気がとても心地良いこのアフタースクールを運営するのは、子どもたちに「めぐさん」の愛称で親しまれている後藤恵さん。
横浜出身の後藤さんは、サーフィンをきっかけに鵠沼海岸を毎週訪れるようになったそうです。東日本大震災をきっかけに外資系の金融企業で働いていた自分の人生を振り返り、当時の自身の生活に違和感を感じて会社を退職し鵠沼に移住されたそうです。
近所のカフェで働きながら自分のやりたいことを模索していた時に、「食にまつわることをライフラークにしたい」と思い、それから数年後の今年4月に食事付きのアフタースクール『うらにわ』を開校。
「子育てしながら働く友人達から『仕事の後、帰宅してからすぐに夕飯の支度をするのが大変なのよ。食べさせることだけで精いっぱいで、ろくに子どもと会話もできなくて。食事の後に自分がゆっくりする時間なんて夢みたいよ』なんて話しを良く耳にしていました。働くママ達は大変だなって思って。じゃあ、私がママの代わりに子ども達にご飯を食べさせ、宿題までみてあげられる場所を作ったら、ママ達は少し楽になるかな……、なんて思いがきっかけとなって『うらにわ』ができました』と語る後藤さん。大学を卒業して最初の仕事は幼稚園教員だったそうで、子供の扱いもお手のモノです。
『うらには』は後藤さんのママ支援への思いをカタチにした食事付きのアフタースクールです。
海の達人が教える海遊びプログラム「しぜん」とは?
『うらにわ』では曜日ごとに異なったプログラムを行い、さまざまな体験をしながら楽しい時間を過ごし、そして学校では教えてくれない“何か”を学んでいきます。ママモアナは今回、木曜の「しぜん」のプログラムにお邪魔してきました。きっと湘南で暮らすママの多くがいちばん気になると思うプログラムです。
「『しぜん』は、その名の通り自然の中に身を置いてカラダを動かしながら楽しむプログラムです」と語るのは木曜日を担当する岩田季美子さん。
「春夏は海のコンディションが良ければ海に入って遊び、秋冬は砂浜での運動や近所の公園、川などで虫を見つけたりして自然と遊んでいます。海に関しては、幼いころから海での正しいルールをきちんと身に着けていくことが大切です。この知識は一生ものですよ」
岩田さんは湘南アウトリガーカヌークラブの理事でキッズクラスのヘッドコーチ。大学時代はライフセービングもやっていらしたそうなので、カヌー、サーフィン、ライフセービングと海遊びを極めている海の達人です。
『うらには』木曜日「しぜん」の一日を体験してみよう!
午後4時。『うらにわ』での放課後の始まりです。
子ども達はランドセルを下すと、持参した宿題に取り掛かります。
分からないところなどは、「きみさん」の愛称で親しまれている岩田さんが丁寧に教えてくれます。
宿題が終わった人からおやつタイムがスタート。
この日のおやつは、後藤さんお手製のバナナマフィンでした。
おやつを食べながらの雑談を楽しむ子ども達。
すると「今日、僕の誕生日なんだ」と話す一人の男の子が。
この日がお誕生日だったKくんは家族で楽しむお誕生日は週末に取っておいて、『うらにわ』で迎える友達とのお誕生日を楽しみにしていたそうです。
午後4時半になるとプログラムの時間です。
小雨が降ってはいましたが、徒歩5分程度の海まで遊びにでかけました。
まずは岩田さんの号令で一列に並び、海に向かって一礼。海に敬意を払うことも海で遊ぶ上での大切なマナーの一つです。
準備運動の後はカラダを使った遊びの始まりです。「遊びながら体全体の筋肉を使い、自然と体幹や筋肉を刺激していくようなプログラムにしています」と岩田さん。
手押し車、馬飛びなど体操教室さながらの遊びの連続は、さすが体育教員の資格もお持ちの岩田さんならではのプログラムです。
失敗して転んでも砂の上ならば痛くないし、友達と一緒ならば転んでも楽しそうです。
最初は汚れること、濡れることに抵抗を感じていた女の子たちも徐々に気にせず遊びに夢中になっていく様子を目にし、毎回ながら子どもの順応性の高さに驚かされます。
二人でペアになっておんぶしながらゴールを目指す遊びは負ぶえない子どもも多く、指導が入ります。
子ども同士ふざけたりする時も、なぜふざけたらいけないか、どうすると危ないのかをきちんと子どもが納得するまで説明する岩田さん。
最後は海に入って遊びます。寒いのに大はしゃぎです(笑)。
午後6時頃プログラムが終わると、『うらにわ』へ帰ります。
同じ頃、『うらにわ』で子ども達の帰りを待つ後藤さんは夕飯の準備で大忙し。
子ども達は着替えたら、食卓に着きます。
今日の献立は「豚肉のオニオンソース」とご飯、お味噌汁と副菜の一汁二菜膳。野菜もたっぷりです。
「子ども達のアレルギーなどを伺ってからメニューを決めています」と後藤さん。毎回野菜もたっぷりで栄養満点の安心メニューです。
午後6時半には夕食がスタート。
お友達や岩田コーチと今日あった出来事などを話しながら食卓を囲みます。
「最近子ども達の個食が話題になることも多いですが、個食をできるだけ少なくしたいと言う思いも『うらにわ』の目的の一つ。みんなで食卓を囲み、楽しみながら食べたご飯はココロにもカラダにも栄養になると思います。ママやパパのサポートも私たちの大切な仕事のひとつ。夕飯の支度で追われるはずだった時間を、家でお子様たちと今日あった出来事などを話す時間にしていただけると嬉しいです」と、後藤さんは語ってくれました。
習い事感覚で通わせたいアフタスクール『うらにわ』
実際に『うらにわ』での1日を体験して思ったことは、どの子もとても楽しそうだということ。
著者はみんながあまりに仲が良いので「みんなはここに通って長いの?」と聞いてみると「今日が初めてだよ」という子も数名。初めてを感じさせない仲の良さに驚きました。保育園からの幼なじみもいれば、違う学校のお友達もいる。逆に「うちの学校ではね」なんてことが夕飯の話題の中心に。子どもたちにとって、元々の友だち以外の子を受け入れる練習の場にもなっているのだと感じました。
いっぱい遊び、きちんと指導、間違ったところは正す。「遊び心を知った大人」ならではの見守りが嬉しいアフタースクールが『うらにわ』です。日々の生活の中で子どもの見聞を広めてあげたいと思っている親御さんは、ぜひ一度親子で体験を!
『うらにわ』の利用は、例えば夫婦水入らずでサーフィンを楽しみたい時や夫婦でのお出かけ時にもオススメです!月謝もありますが、スポット利用一回4時間で4,000円(食事付)とお手頃なのも魅力的です。
夏休み期間は日曜・祝日を除き毎日開校中。プログラム・料金など詳しい情報は『うらにわ』のホームページをご覧ください。
基本情報
住所 | 藤沢市鵠沼海岸1-1-13 |
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HP | https://uraniwahouse.com/ |
SNS |
地図
ライター:zion_mama
東京の某ラジオ局の広報職を経て、雑誌やフリーペーパーのライターに。鎌倉在住。音楽と美味しいごはんが大好き。子育て中のママ目線で、湘南の遊び方を提案していきます。