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最近絵本を手にしたことはありますか?「ぐりとぐら」など自分が子供の頃に読んでいた名作も未だに根強い人気ですが、現在活躍中の人気作家さんの絵本は絵がポップで、大人でも読んでいて笑ってしまったり、思わず涙してしまうようなストーリーの本も沢山あり、絵本の世界は常に大きく広がっています。
鎌倉にある『SONG BOOK Café(ソングブックカフェ)』は、お茶をしながら新旧の楽しい絵本に触れることができるブックカフェ。夏の暑い日はここで絵本を読みながら、ほんわかと過ごしてみてはいかがでしょうか?
大人も子どもも楽しめるブックカフェ
鎌倉・由比ガ浜大通り沿いにポップな赤い扉がとても印象的なカフェがあります。ここが『SONGBOOK Café(ソングブックカフェ)』。
「絵本+カフェ」をコンセプトにおいしいスイーツと絵本が楽しめるカフェです。
店内には日本の作家さんを中心に約1、000冊の絵本が並んでおり、自由に手に取り読むことができます。大きなテーブルがあるのみで、カフェと言うよりもおしゃれな図書館といった趣。本を読みながらコーヒーやケーキを楽しむにはぴったりの空間です。
今年で12年目を迎えるこのカフェ。実は『ないた』、『さつまのおいも』など子供に人気な作品を数多く出版されている絵本作家、中川ひろたかさんのお店です。
元々は中川さんの絵本を紹介するギャラリー的な感覚で始められたそうです。数十冊ある中川さんの絵本はお店に入って右側の棚にずらりと並んでいます。
中川さんはレコードレーベル『ソングレコード』の主宰でもあり、ミュージシャンとして子供向けのCDも数多くリリースしています。中川さんのCDは店内で試聴することもできます。
人気パティシエのスイーツに舌鼓
では、絵本を読みながら“ここでしか食べられない”と評判のスイーツをいただきましょう!まず『patisserie R(パティスリーアール)』のプリン(432円)を。
店舗を持たない『patisserie R(パティスリーアール)』は、パティシエの田中玲子さんが鎌倉の自宅のアトリエでひとつひとつ厳選された食材をふんだんに使い作り上げた安心&ヘルシーなスイーツ。湘南地域には玲子さんのファンも多く、彼女のスイーツが食べられるお店を目指して、わざわざ来店するお客さんもいらっしゃるそうです。
プリンの上には生クリーム、さくらんぼうと、少し懐かしい雰囲気。今時の飲めちゃうようなトロトロプリンよりも、昔ながらの焼きプリンが好きな著者としては期待度が高まります。濃厚な卵と牛乳、そしてほんのり苦みを感じるカラメルとのバランスが絶妙で柔らかさも期待通り。そして美味しさは予想以上!自然な風味なのに、リッチな味わい。シンプルだらこそ伝わる本物の美味しさが味わえるプリンです。
保存料を使っていないので子供にも安心して食べさせられるのですが、あまりにおいしくて「これはママの」と言ってしまいそう…。外にも椅子とテーブルがあるので、涼しい日にはこちらで外を眺めながらのティータイムも!
そしてこちらは「季節のレアチーズケーキ(432円)」。今日はチェリーのチーズケーキでした。ほんのり甘酸っぱく、ハートのかたちもキュート。滑らかな舌触りで、暑い日はアイスコーヒーと一緒に頂きたい一品です。
こちらのお店ではもう一人、人気料理家さんのスイーツがいただけます。
こちらは料理家なかしましほさんのお菓子工房、国立「foodmood(フードムード)」の焼き菓子です。粉の風味を生かしてじっくり焼き上げたオーガニッククッキーはバターを使わず、菜種油を使用していて、さっくっとした食感が楽しめます。なかしまさんのお菓子が湘南で買えるのはこのお店だけ。お値段も一袋350円と手頃なのも嬉しいです。お店ではなかしまさんのオーガニックシフォンケーキ(432円)も食べられます。
今の季節、特に人気なのがこちらの「SONG BOOKパフェ(486円)」。バニラアイスの上にかけるソースは、チョコレートとキャラメルから選べます。子供が喜ぶ一品です。
SONG BOOK Café お勧めの本3冊
お店を切り盛りするのは中川さんの奥様、中川いつこさん。
「知らない本にも触れるきっかけになって欲しいとの思いがあるので、うちは選書がちょっと変わっているかも」と語る中川さんに、お店の中にある本の中からお勧めの3冊を選んで頂きました。
たのしい手作り子そだて
ママさんに向けた一冊。着なくなった大人の洋服などを子供服や小物に作り替える「リメイク術」や、子どもと楽しむ「手作り遊び」を紹介しているアイデアブックです。子どもとのかけがえのない時間を簡単な手作り品で一緒に楽しめます。どれも可愛く、眺めているだけでも楽しくなれます。
わくせいキャベジ動物図鑑
「色の魔術師」ツペラツペラさんの作品。地球から831光年はなれた銀河のかたすみに、“キャベジ”という小さな惑星が発見されたという設定の絵本。不思議がいっぱい詰まっています。お母さんと一緒に面白おかしく読んで欲しい一冊です。
おうち
「おうちってどんなところだろう?」とおうちについて深く考えるきっかけになる本。「ただいま」と家に返ってくる普通の日常が、実はありがたいことなのだと気づいてもらえたら良いですね。
客席ひとつの人形劇場『ぴぴ☆しあたー』も開催!
こちらのカフェではひと月に一回、人形遣いYUKI☆さんによる木彫りのマリオネットでの人形劇『ぴぴ☆しあたー』も開催しています。一回一回、おひとりの為だけに演じてくれるという贅沢な人形劇。お値段も一回3分で350円というリーズナブルさも嬉しいです。
今後の予定は8月5日(日)プログラム「The SEA~海」、9月1日(土)プログラム「ナイショ!」です。時間は13時頃~16時半頃まで。天候等に左右されますので、実施の有無は当日YUKI☆さんのホームページでご確認ください。
この夏はココロに彩りを与えてくれる絵本に触れよう!
「子ども達にもっとゆっくりと本を読んで欲しい」と、中川さん。そのためには大人も時間とココロに余裕を持つことが大切なのだと。絵本を通じて子どもとのコミュニケーションを深めることはとても楽しいですし、読んでいる大人のほうも自然と癒されます。今年の夏はこちらのカフェでおいしいスイーツを食べながら、お子さんとゆっくり知らなかった絵本の世界を旅してみてはいかがでしょうか?また、こちらは一人で自分の時間を楽しむ場所にもお勧めです。絵本が忘れかけていた大切な想いに気づかせてくれるかもしれませんよ。
※記事内の価格表示に関してはすべて税込み表示になっております。
SONG BOOK Café (ソングブックカフェ)
住所 |
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〒248-0015 神奈川県鎌倉市笹目町6-6 大栄ビル1階 [Googleマップ] |
電話 |
0467-25-0359 |
営業時間 |
11:00~17:00 |
定休日 |
火・水曜日 |
WEBサイト |
https://www.songbookcafe.com/ |
SNS |
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ライター:zion_mama
東京の某ラジオ局の広報職を経て、雑誌やフリーペーパーのライターに。鎌倉在住。音楽と美味しいごはんが大好き。子育て中のママ目線で、湘南の遊び方を提案していきます。