湘南暮らしでなくてはならないものと言ったら、やっぱり海。海岸に打ち上げられているペッドボトルや、水面に浮かぶビニール袋を見て、心が痛むことはありませんか?
海の近くで暮らす子育てファミリーにオススメしたいのが、NPO法人海さくらが毎月一回片瀬海岸東浜で開催している『海さくら ゴミ拾い』。
海に遊びに行く感覚で気軽に参加できるこの「ゴミ拾い=ビーチクリーン」は、ただ単に楽しいだけでなく、海をキレイにすること、ゴミを減らすことの大切さを自然と子どもの頃から身につけられるエコイベントです。
2025年7月12日(土)に行われた「BLUE SANTAごみ拾い2025 プレイベント@FUJISAWA」と7月21日(月・海の日)に行われた「第213回 海さくらゴミ拾い BLUE SANTAごみ拾い2025」に参加し、その様子をレポート!
日本一楽しいゴミ拾いって、いったいどんなことをするの?
ぜひ最後まで、ご覧くださいね。
楽しく海をきれいに!ゴミ拾いを続けたくなる理由がここに
『海さくら ゴミ拾い』を始めたのはNPO法人海さくら理事長の古澤純一郎さん。古澤さんは東京・目黒で明治に創業された船具店の4代目で、子どもの頃から川や海に接して来ました。日々の暮らしの中で汚れていく川や海を目の当たりにし、「これは何かしないと」と危機感に駆られたそうです。
神奈川県の大学に通っていた古澤さんは、度々江ノ島の海を訪れては、夏になると多くの観光客で賑わう海の汚さに心を痛めていたと言います。
「昔は江ノ島の海にもタツノオトシゴが肉眼でも見ることできた」そんなお話を島に住むお年寄りの方から聞いたという古澤さん。大好きな江の島の海に照準を定め、「かつて生息していたタツノオトシゴが戻ってくるくらいキレイにする」という目標をかかげ、2005年に「海さくら」を設立。それ以来毎月一回、「ゴミ拾い」を実施しています。
「環境に興味の無い人にもゴミ拾いをしてもらえるようになることが、このイベントの目標です」と語る古澤さん。「そのためにはただゴミを拾うだけでは、多くの人の関心を寄せられない。参加して楽しいと思ってもらえるイベントにしよう」と思い立ったそう。
「海さくらゴミ拾い」では、スタンプカードを配布。全ての月に参加してスタンプが押されるとTシャツがもらえるなど、リピートしたくなる工夫がいっぱいです。都合がつかず、ごみ拾いに参加できなくても大丈夫。同じ月にいつでも自分の好きな日程でゴミ拾いができる「海さくら拾っちゃい隊」でゴミ拾いをすれば、スタンプがもらえます。
毎月開催している『海さくら ゴミ拾い』のほかにも、“海と日本プロジェクト”の一環として、お相撲さんを招いての『どすこいビーチクリーン』や、今回ご紹介する「BLUE SANTAごみ拾い2025」など、イベント感覚で楽しめる様々なゴミ拾い活動を実施しています。
街がキレイになれば、海もキレイに!
海の日に開催される「海さくらゴミ拾い BLUE SANTAごみ拾い2025」に先駆け、2025年6月28日(土)に渋谷で、7月12日(土)に藤沢で街のゴミ拾いが開催されました。
ママモアナメンバーは、藤沢で行われた「BLUE SANTA 2025 プレイベント@FUJISAWA」に参加。集合場所の藤沢市役所前には、約600人のブルーサンタが集まりました。

手話でも同時通訳
「小さな頃から海にゴミがある様子をみていると、子どもたちにとってそれが当たり前になってしまう。それを僕たちの時代で終わりにしたい。その思いで20年間活動してますが、なかなか海がキレイになりません」と古澤さん。
その理由のひとつに、街に落ちているゴミが川を通じて、海に流れ出てしまうことがあるそうです。
「街がキレイになれば、海がキレイに」
古澤さんの思いに賛同したブルーサンタたちが、藤沢の街へゴミを拾いに繰り出します。
パッと見た感じはキレイに見える藤沢駅周辺ですが、よくよく見ると空き缶やタバコの吸い殻が。「あった!」ゴミを見つけるとなんだか夢中になってきて、筆者も飽きることなく黙々とゴミを拾いました。
参加者の中には、赤ちゃん連れのファミリーの姿も。
決して強制ではなく、楽しく、マイペースでゴミ拾いができるので、小さなお子さんと参加しやすいのもメリット。ゴミ拾いを通じて子どもの頃から自然と、環境問題への関心を持つことができそうですね。
街の中に、タイヤが!?想定外の大型ゴミも。約1時間半のゴミ拾いで、可燃ごみ27袋、不燃ごみ5袋、カン8袋、ペットボトル9袋、ビン1袋、傘12本などのゴミを拾うことができました。
※ゴミ袋は1袋45リットル
「傘をひろったんだよ!」と教えてくれた、こちらの姉妹さん。「とっても楽しかった!」と愛らしい笑顔が印象的でした。
海の日は、江の島にブルーサンタが大集合!
赤いサンタクロースはクリスマスにプレゼントをくれますが、青いサンタクロースは海の日にごみを拾います。

開始前から自主的にゴミを拾う参加者の皆さん
2025年7月21日海の日には、藤沢市片瀬東浜で「BLUE SANTAごみ拾い2025」が開催!雲ひとつない青空かつ猛暑の中、約3000人のブルーサンタが集まりました。
「将来の子ども達にキレイな海を残していく。そのことをみなさんで一生懸命考えながら、行動しましょう!」藤沢での街のゴミ拾いに引き続き、鈴木恒夫 藤沢市長も参加者の皆さんにエール。
他にも、ふじさわ観光親善大使のつるの剛士さんをはじめ、川村エミコさん(たんぽぽ)や柿谷曜一朗さん(元プロサッカー選手)が登場!スヌーピーや、江の島のヒーロー「海洋戦士シーセーバー」も応援に駆けつけていました。
『海さくらゴミ拾い』を毎月行っていることもあり、見た目はキレイな片瀬東浜。でも、ブルーサンタの皆さんは、しゃがんで黙々とゴミを探します。
中には、ざるを使っているお子さんも。これは小さな小さなマイクロプラスチックゴミを拾うためでした。
「お魚がマイクロプラスチックを食べると、お腹が痛くなっちゃうんだよ」と、お子さんにわかりやすく説明をするパパの姿も。こうした実体験は、「ゴミを減らそう」というお子さんの意識につながるのではないでしょうか。
約1時間半のゴミ拾いで、可燃ごみ74袋、不燃ごみ7袋、カン8袋、ペットボトル16袋、ビン3袋などのゴミを拾うことができました。中には自転車などの大物も!
※ゴミ袋は1袋30リットル

「BLUE SANTAごみ拾い」は、参加者に嬉しい特典があるのが特長。参加者全員にブルーサンタオリジナルSNOOPYステッカーと、先着1,000名に大正製薬「リポビタンアイススラリー Sports」がプレゼントされました。
「街のゴミ拾い」と「海のゴミ拾い」、両方参加した人にはかわいいスヌーピーのてぬぐいをプレゼント!このような楽しみがあるのも、『海さくらゴミ拾い』に参加したい!というモチベーションの一つ。継続的なゴミ拾いへの参加は、やがて海をキレイにすることへとつながっていく、そう実感しました。
家族で「ゴミ拾い」をしながら環境について考えよう!
近年世界中で海岸に打ち上げられたクジラの胃の中から、数キロのプラスティックゴミが発見されると言う悲しいニュースを度々目にします。過去には由比ヶ浜にもシロナガスクジラの赤ちゃんが打ち上げられ、体内からは大量のプラスティックゴミを発見。材木座の砂浜に漂着したザトウクジラの死骸の胴体部分からも、プラスチック片が見つかったそうです。
私達が暮らす地球を、その約70パーセントを占める海を大切にすること。共存し、また私達を生かしてくれる動植物のことも考えながら生きることが、未来を担う子ども達の暮らしをより豊かにしてくれるのではないでしょうか。
大切な子ども達の明るい未来のために、私達大人が出来ることは人間が汚してしまった地球をキレイな状態に戻す努力をすること。またその大切さを子ども達に伝えていくことです。
そのきっかけとなるイベントが『海さくらゴミ拾い』。「ゴミを拾う、ゴミを出さない大切さ」を家族で遊びながら自然と体感できるこのイベントは、「小さな気遣いが世界を大きく変える」と子ども達が理解し、行動していくスタート地点となることでしょう。
手ぶらで来て、気軽に参加ができる『海さくらゴミ拾い』。江の島観光のついでに、地球に優しいエコな遊び「ゴミ拾い」を、お子さんと一緒に楽しむのもおすすめです。キレイな桜貝に出会えるかもしれませんよ。
毎月行っている『海さくらゴミ拾い』は海さくら公式WEBサイトのNEWSをチェック!
レジャー感覚で、ぜひご参加くださいね!
海さくらゴミ拾い
https://umisakura.com/news
海さくら
WEBサイト |
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海さくら公式サイト https://umisakura.com/ 海さくら代表 古澤純一郎さんのブログ http://blog2.umisakura.sub.jp/ |
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ライター:zion_mama
東京の某ラジオ局の広報職を経て、雑誌やフリーペーパーのライターに。鎌倉在住。音楽と美味しいごはんが大好き。子育て中のママ目線で、湘南の遊び方を提案していきます。

夫の転勤であこがれの地、湘南へ。茅ヶ崎在住。湘南の太陽をいっぱい浴びて、美白とは縁遠い生活を満喫中。2023年に保育士資格を取得。湘南で子育てを楽しむヒントを、お母さん目線で提案していきます。