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R134沿いの湘南の喧騒とはほど遠い、葉山の小高い山にある日本茶専門店『日の出園』。緑豊かな山に囲まれたここ『日の出園』は、お茶屋さんならではのこだわりが詰まったかき氷が味わえる人気店です。
葉山の緑豊かな山に囲まれた甘味処でかき氷を
お目当てのかき氷をいただけるのは『日の出園』に併設されている甘味処。一歩店内入ると、大きな窓から葉山の豊かな山並みが目に入ってきます。借景を楽しみながら、ほっと心落ち着く空間の店内です。
「窓から見えるのは、ねむの木の白いお花。春には梅の花や、うぐいすの鳴き声が楽しめるんですよ。」と教えてくれたのは、店主の和田政英さんとお母様。親子2代で行列店を切り盛りされています。
創業50年を迎える『日の出園』。店舗を構えた当初は、住宅街の中に昔ながらの小さな商店街があり、「買い物帰りに、ちょっと休憩してくれれば」との思いから甘味所を併設したとか。近年のブームとは関係なく、かき氷は創業当初から続くメニューだそうです。
『日の出園』おすすめの絶品かき氷は?
初めにいただいたのは、「宇治金時ミルク(850円)」です。さくさくの氷の中から、小豆とバニラアイスが出てくるのが嬉しいダブルサプライズ!
餡は、作り置きせず、北海道産の小豆を使ってお母様が毎日ていねいに作っているそう。手作りだからこそできる、ほんわりとした優しい甘味が感じられます。また、手作りの抹茶シロップは、厳選茶葉を使用し、日本茶専門店ならではの奥深い味わいが楽しめます。
2品目は「ほうじ茶金時ミルク(850円)」です。いちばんの魅力は、お店の前にある焙煎機で、店主の和田さんが自ら焙煎したほうじ茶がシロップに使われていること。手炒りのほうじ茶をパウダー状にして作った自家製シロップは絶品!
軽い味わいながらも、ほうじ茶の香ばしさがしっかりと感じられ、行列ができる理由に納得。こちらのかき氷にも、小豆とバニラアイスが入っています。
「美味しさを維持するためには、刃のメンテナンスも大切」と話す和田さん。なんと、繁忙期には2日でかき氷機の刃を変えることもあるそう。
切れ味を保つことで、いつでもサクッと軽い氷の触感が出せると言います。決して安価ではない刃を惜しげもなく変えていく姿勢は、こだわりの職人そのものです。
おすすめの手土産は、葉山産の「しょうが紅茶」
美味しいかき氷を食べたら、隣の日本茶専門店で手土産を購入できます。おすすめは、地元、葉山産のショウガを使った「しょうが紅茶」。
また、ハーブの香りがする「レモンマートルの緑茶」も、夏に似合うさっぱりとした味わいでリピーター続出の人気の製品です。
自家焙煎のほうじ茶もロングセラー商品。いずれもティーパックで使いやすく、価格も500円とリーズナブルです。
『日の出園』流のおもてなしは、1杯の冷茶から
暑い季節には、レストランのようにお水を出すのではなく、冷たいお茶を出すのが『日の出園』流のおもてなし。かき氷には、あたたかいほうじ茶がついており、食べ終わった後にホッと一息つけ、お茶のありがたみが身にしみる瞬間です。
また、ママモアナの読者が子育て中のママと知ると、「子どもと一緒にもっと気軽にお茶を楽しんでほしい」と、和田さん。
「体にもよく、お茶を通して日本の大切な『おもてなし文化』が自然と身につくので、食育の一貫として、子どもの頃から身近にお茶を感じてほしいと思っています。今の時期なら、ほうじ茶を水出しして、水筒に持たせるのもおすすめですよ」と話してくれました。
実は、シーズンオフの『日の出園』も素敵です
かき氷の販売期間は9月30日までですが、秋以降の『日の出園』もゆっくり過ごせるのでおすすめです。葉山産の寒天を使ったあんみつやところてん、茶そばなどの軽食が楽しめます。
テーブルには囲炉裏があり、寒い日には火を入れてくれることも。手をかざして暖をとりながら、極上のお茶と甘味をゆっくり堪能できます。ぜひ行ってみてくださいね。
日の出園
住所 |
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〒240-0113 神奈川県三浦郡葉山町長柄1413-212 [Googleマップ] |
アクセス |
JR逗子駅東口または京急逗子・葉山駅北口より京急バス「(逗17)葉桜」行きで約5分、「才戸坂上」バス停より徒歩3分 |
電話 |
046-875-5134 |
営業時間 |
10:00〜18:00(喫茶は11:00~18:00 L.O.17:00) |
定休日 |
水曜日 |
駐車場 |
有り(4台) |
WEBサイト |
http://www.hayama-hinodeen.com/ |
SNS |
ライター:Nory
都内の広告代理店制作部を経てフリーランス。人・情報・時間の流れが速い東京生活に終止符を打ち、自然あふれる葉山でのんびり暮らしています。子育て奮闘中のママが、少しでも心が軽くなるような情報を発信していきます。