辻堂のFujisawa SST内にある湘南T-SITEは本屋さんとカフェ、レストラン、セレクトショップ、ヨガスタジオなど、テーマに即した個性的なショップがシームレスに繋がり、湘南らしいライフスタイルを提案する複合施設。家族で訪れてみんながそれぞれ楽しめるお勧めスポットです。
売り場ごとに“コンシェルジュ”と呼ばれるジャンルに精通したスタッフが在籍している湘南 蔦屋書店は本のセレクトに注目です。新刊は勿論のこと、彼らがセレクトした“通好み”の本が多数置かれており、他の書店と一味違った雰囲気が楽しめます。
そしてここは“児童書の宝庫”。一棟のワンフロアすべてが児童書とおもちゃの売り場になっており、子供と一緒に遊びながら絵本を選ぶことができます。また、外には小さな公園があるので、子供が本選びに飽きたら滑り台で遊んだり、椅子で休んだりできるのも嬉しいです。
知らなかった絵本に出会える「おはなし会~絵本の読み聞かせ」
ご自分のお子さんに「本が好きになって欲しい」と思っていませんか? 「本を読んでもちゃんと聞いてくれない」なんて悩みはありませんか? そんなお母さん達にご紹介したいのが、児童書売り場のコンシェルジュ主催の「おはなし会~絵本の読み聞かせ」です。
月に2日のペースで開催されているこの会は、0歳~3歳のお子さんを対象にした会と4歳以上のお子さんを対象にした会に分かれています。ママモアナは赤ちゃんの会にお邪魔してきました。会場は1号館の2階。この日は特別にスポンジマットが敷かれていて、赤ちゃんがハイハイで動き回れるようになっていました。約20分間のおはなし会では4冊の絵本が紹介され、合間にわらべうたや手遊びなども盛り込まれ、赤ちゃんもお母さん達も終始楽しそうです。
児童書のコンジェルジュの尾関さんに、「おはなし会」について色々と伺ってみました。
ーーこの会を始めたきっかけはどのようなものでしたか?
尾関さん:親子で絵本を楽しんでもらうためのお手伝いができればとの思いで、オープン当初から続けてきました。絵本の読み聞かせを子育てに役立てていただき、将来の豊かな読書習慣のきっかけになっていただければ尚嬉しいです。また、ご自分ではなかなか手に取られないような絵本の中にも、素晴らしい絵本、お子さんがぐっと引き込まれる絵本があるというのを知っていただければと思っています。
ーー参加されるお子さんの反応はどのような感じですか?
尾関さん:年齢や季節、興味にあわせた本を選ぶようにしているので、低年齢のお子さんも集中して聞いてくださっていますね。手遊びやわらべうたなども取り入れ、楽しい時間を過ごしていただけるように工夫したりもしています。もう今年で4年目なので、赤ちゃんの頃に来てくれていた子が最近幼稚園に入って、ママと一緒に本を買いに来てくれるなんてこともあって。そういう姿を見ると、「本好きになってくれたのね!」と、とても嬉しくなりますよ。
赤ちゃんを持つ多くのお母さんが「この子はどんな本が好きなの?どんな本ならば、ちゃんと聞いてくれるの?」と思っているはずです。この会に参加することで、自分はあまり興味がなかった本を子供がとても喜んで聞いた……なんて、思いもしなかった発見があるかもしれません。何よりも会場に来ている子供達がとても楽しそうで、赤ちゃん同士のコミュニケーションの場所にもなっています。
参加費が無料というのも嬉しい赤ちゃんとのお出かけにぴったりなこのイベントで、知らなかった絵本に出合ってみませんか?
「おはなし会~絵本の読み聞かせ」
開催日時 |
---|
「対象年齢4歳からの会」と「対象年齢0~3歳の会」の2つの会が毎月開催されています。 スケジュールは湘南T-SITEの公式サイトをご確認ください。 |
開催場所 |
湘南T-SITE1号館2階 湘南ラウンジ 〒251-0047 藤沢市辻堂元町6丁目20番-1 [Googleマップ] |
参加費 |
無料 |
お問い合わせ |
湘南 蔦屋書店 0466-31-1510(代表) ※お申し込みの際にイベントの日時とタイトルをお伝えください ※店頭でのお申し込みの場合は3号館1階BOOKカウンターまでお越しください |
駐輪場 |
有り |
駐車場 |
有り |
WEBサイト |
http://real.tsite.jp/shonan/ |
SNS |
facebook Instagram |
児童書コンシェルジュが選んだ今お勧めの絵本
児童書コンシェルジュの尾関さんに、お勧めの本を4冊選んで頂きました。
(0歳~3歳までのお子さんにお勧めの2冊)
こどものとも0.1.2.『なかよしだあれ』
みやまつともみ 作(福音館書店)
福音館書店の月刊誌2018年6月号。みやまつともみさんは藤沢市在住の作家さんです。バケツ、コップなど子どもの身の回りのものを繊細な貼り絵で描いていて、温かみのある作風がとても人気です。雨の多いこれからの季節にぴったりな一冊です。
パパおふろ
きくちちき 作(文渓堂)
くまの父子が繰り広げる、お風呂での楽しいエビソード。画風もかわいいです。イクメンパパに、もしくはイクメンになって欲しいママからパパへのプレゼントにもお勧めです!
(4歳~7歳までのお子さんにお勧めの2冊)
ツリーハウスがほしいなら
カーター・ヒギンズ 文 エミリー・ヒューズ 絵(ブロンズ新社)
ツリーハウスがほしいなら、想像してみよう。どんな木がいいかな?背が高い木、それとも枝をいっぱい広げた木?子供の夢の住み家、ツリーハウスから想像力が広がる絵本です。
マーシャとくま
エウゲーニー・M・ラチョフ/絵 M・ブラートフ/再話 内田 莉莎子/訳(福音館書店)
森で道に迷った女の子は大きな熊に囚われてしまいます。しかし、智恵を働かせて無事に家にもどってくると言うエピソードを描いたロシアの昔話。絵がとても素敵です。語り継がれる昔話の魅力に触れられる一冊です。
ママモアナお勧めの絵本
かわいい かわいい だーいすき
北川チハル 作 chico 絵 (アリス館)
動物のあかちゃんとママのほっこりストーリー。ワンちゃん、ネコちゃん、うさちゃんなど小さな子供が大好きな動物が登場するので、反応も抜群です! chicoさんのやさしいタッチのイラストが、愛に溢れたストーリーをさらにほんわかとさせています。寝る前に読んであげるとママまで幸せな気分になれる一冊。ちなみに、chicoさんは昨年まで湘南に住んでいたイラストレーターさんです。
chicoさん公式WEBサイト
ライター:zion_mama
東京の某ラジオ局の広報職を経て、雑誌やフリーペーパーのライターに。鎌倉在住。音楽と美味しいごはんが大好き。子育て中のママ目線で、湘南の遊び方を提案していきます。