逗子『SOLASO(ソラソ)』 海沿いのカフェで楽しむコーヒーとロールキャベツ

国道134号線の逗子海岸沿いにある、古民家レンタルスペース「黒門カルチャーくらぶ」。

逗子・黒門カルチャーくらぶ

敷地内には「黒門カフェ 渚小屋」という、飲食店用のレンタルスペースもあります。
そこに週2日、木・金曜日にオープンするカフェ・レストラン『Terrazza sul mare SOLASO(テラッツァ ス マーレ ソラソ)』。

『SOLASO COFFEE STAND(ソラソコーヒースタンド)』という屋号で、キッチンカーを使ったコーヒースタンドでイベントに出店していた山田さんが切り盛りしているお店です。

逗子・カフェ・レストラン『テラッツァ ス マーレ ソラソ』

山田さんが淹れる美味しいスペシャルティコーヒーはもちろん、シェフが作る絶品ロールキャベツなど料理も自慢のお店で、夕方は海のサンセットを眺めながらのハッピーアワーのお楽しみタイムも。
地元では『SOLASO(ソラソ)』の呼び名で愛されているお店やメニューの数々、そして現在に至るまでの道のりをご紹介します!
(※取材・撮影は、2021年7月に行いました。)

目の前は逗子海岸。海風が心地よい開放的な店内

『SOLASO』が入る、逗子海岸沿いにある「黒門カルチャーくらぶ」。
敷地内のレンタルスペースではワークショップやイベントなども開催され、また、広い駐車場のみの利用もできるのでマリンスポーツや夏は海水浴で訪れる人で賑わいます。

『ソラソ』の店内から眺める逗子海岸

「黒門カルチャーくらぶ」は逗子海岸でも葉山寄りの東浜にあり、天気が良ければ『SOLASO』店内からも江の島や富士山を見ることができます。

逗子のカフェ・レストラン『ソラソ』の店内

店内は、全面窓に面しているので開放感も抜群。お店の中にいながら、海から吹き抜ける風を心地よく感じられます。

逗子のカフェ・レストラン『ソラソ』のテラス席

外にはテラス席もあり、ビーチに遊びにきた家族連れなど子連れグループに人気です。

逗子のカフェ・レストラン『ソラソ』のスタッフ

お店を営む山田由季子さん

「この環境なので子どもたちはテラスと店内を行ったり来たり、横ではママたちがゆっくりお茶を飲めると喜ばれています」と、今回お話を伺った山田さんは話します。

『SOLASO』の原点となるコーヒー豆との出合い

いつもニコニコ笑顔で、常連さんからは「ゆきちゃん」と親しみを込めて呼ばれている山田さん。2人のお子さんのママでもあります。

逗子海岸

お子さんの育つ環境を考えた末、ご自身もマリンスポーツでよく訪れていたここ逗子に引っ越してきたのが8年前。

そして、企業の事務という本職の傍らコーヒーについて勉強し、キッチンカーのコーヒースタンドでイベントなどに出店を始めます。
「『子どもたちとのライフスタイルをベースにした副業』ということで始めました。店舗を構えるより、お客さんが集まる場所に私が出向くスタイルのほうが続けやすいかなとキッチンカーにしました」

『ソラソ』のキッチンカー

実家が喫茶店を営んでいたこともあり、もともと身近でもあったコーヒー。
そんな彼女が出合ったのが、東逗子にある『キリギリスコーヒー』のスペシャルティコーヒーです。たまたま飲んで、その美味しさに衝撃を受けたそう。それがきっかけで、豆の品質と生産者が持続的に守られた、安全で美味しい豆とは?と、スペシャルティコーヒーについて深く勉強を重ねます。

『ソラソコーヒースタンド』のコーヒー

湘南エリアでのイベント出店を重ねて『SOLASO COFFEE STAND』の名前が広く認知され始めたころ襲ってきたのが、新型コロナウィルス感染拡大による各種イベント中止の影響でした。

ピンチがチャンスに。救ってくれたのは人とのつながり

イベントが軒並み中止となりキッチンカーでの出店もできず、また本職の仕事にもコロナによる影響があったそう。
どうしよう…と山田さんが途方に暮れていたところに声をかけてくれたのが、知り合いでもあった、ここ「黒門カフェ 渚小屋」のオーナーさんでした。

逗子『黒門カフェ 渚小屋』

週2日、木・金曜日が空いていた飲食店用レンタルスペース「黒門カフェ 渚小屋」。
「『ゆきちゃん、やってみない?』とお声がけいただき。でも、ただコーヒーだけ出すわけにいかない、料理はどうしようと自信もなくて…」と山田さんは話します。

そこで、有名ホテルなどで40年以上の経験を持つ、以前から縁があったシェフに相談。ささっと試作してくれたのが、今の看板料理でもあるロールキャベツだったそう。

ロールキャベツ

「これがすごく美味しくて、『お願いします!』と強引にシェフを引きずり込みました」と笑います。
山田さんが困っていたことを知っていたシェフは快諾。ロールキャベツをメインに、また「渚小屋」オーナーが作るケーキも提供できることになり、現在の営業形態へと定着していきました。

イタリアンとコーヒーとケーキ。絶品メニューがずらり

それでは、『Terrazza sul mare SOLASO』で提供しているメニューの数々をご紹介します。
まずは、お店の代名詞ともなった看板メニューで、三浦のキャベツを使った「ロールキャベツ」。

ホワイトソースとトマトソースのロールキャベツ

ロールキャベツ 1,000円

ホワイトソースとトマトソースの2種類のソースは混ぜても美味しく、結果3つの味を楽しめます。

ロールキャベツの中身

お肉も柔らかくて子どもでも食べやすく、一緒に行った息子は「美味し~~い!」と歓声を上げていました。

お子様プレート

お子さまプレート 800円

写真は「お子さまプレート」。
もともとは限定メニューだった「ナポリタン(単品は800円)」はお客さんからの要望で定番となったメニューで、隠し味にデミグラスソースを使った昔ながらの優しい味わい。ライスコロッケの「アランチーニ(単品は550円)」と生野菜サラダ、ポテトにアイスのプチデザートもついていて息子もぺろりでした。

現在、上記の「お子さまプレート」はありませんが、事前に連絡しておけば当日のメニューから写真のような子ども用プレートにカスタマイズしたもの(800円)を用意してくれるそう。

牛肉のブラザート

牛肉のブラザート 1200円

「牛肉のブラザード」は北イタリア・ピエモンテ州の郷土料理で、野菜たっぷりのブロード(出汁)と赤ワインでじっくり煮込んでいます。マッシュポテトのような食感の、とうもろこしの粉を練った「ポレンタ」と一緒にいただきます。子どもも喜んで食べるという、贅沢な一品です。

ほかにも、「豚ヒレ肉と生ハムのサルティンボッカ(800円)」「トリッパトマト煮込み(680円)」などお酒にも合う、時間をかけて丁寧に作られたアンティパストが充実しています。

また、ケーキは週替わりで2~3種類用意。

かぼちゃのプリン

かぼちゃのプリン(450円)とホットコーヒー(480円)

取材日は子どもに人気の「かぼちゃのプリン」が。濃厚だけどまろやかなかぼちゃの味わいが口に広がり、コーヒーにもベストマッチ!

ドリップ抽出のスペシャルティコーヒー

山田さんが丁寧にドリップしてくれるスペシャルティコーヒー。この日はインドネシアのマンデリンで、雑味がまったくなく、すっきりとした味わいのコーヒーでした。

そして『SOLASO』のお楽しみ、ハッピーアワー(16:30~17:30)。
生ビール、ワイン(赤・白)、スパークリングワイン、サングリアなどのお酒が1杯300円!もちろん料理やおつまみも注文できるので、犬の散歩途中に立ち寄る人やちょっと早い夕飯を食べに来る人も多いのだとか。

湘南の夕焼けの海

海の夕焼けを眺めながら、なんとも贅沢な時間が過ごせますよ。

『SOLASO』で味わえる美味しい料理と優しいつながり

逗子海岸を目の前に、美味しい料理とお茶が楽しめる『Terrazza sul mare SOLASO』。
料理はどれもテイクアウト可能で、その際はタッパーやお皿など容器持参をお願いしているそう。
とにかくごみをなるべく出さずに、食品ロスもないよう心がけているという山田さん。

食品ロスをなくそうと『ソラソ』SNS告知

2日間と限られた営業時間で料理を余らせないようにしたいため、例えば「今日はロールキャベツがまだあります!」と夕方にSNS告知。そうすると、告知を見た近隣のお客さんが容器をもって訪れるそうです。
美味しい料理が食卓に並ぶのは嬉しいし、お店も助かり、食品ロスもなくなる。なんとも心温まるつながりです。

逗子のカフェ・レストラン『ソラソ』の店内

取材を行ったのは2021年7月。その後、コロナの感染拡大を受けてお店は一時休業になりました。
そして、落ち着き始めた10月中旬に再開。その知らせに、待ちわびていた常連さんの喜びのコメントを見かけました。地元に根付き、地元の人の憩いの場でもあるのだなと感じます。

「たくさんの人にシェフのロールキャベツを知ってもらいたい!」と言っていた山田さん。もう、その夢は叶い始めているのかもしれません。

『ソラソ』から眺める湘南の海

山田さんのコーヒーとシェフのロールキャベツ、オーナーの美味しいケーキ。海沿いで味わえる、人のつながりと優しさが詰まったメニューの数々、ぜひご堪能ください!

ライター
ライター:jpbanana
家族は夫・息子・犬一匹。東京→逗子生活も10年以上経過。海で泳ぎ、川で魚を探し、緑の中で虫採り。これからも子どもと一緒に楽しい発見をして、たくさんのママとシェアできたら嬉しいな。

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