三崎・城ヶ島は、磯遊び&観光スポット満載!自然の中で遊び尽くそう!

三浦半島南端にある、マグロの水揚げで有名な三崎漁港。その漁港の向かいにある島が城ヶ島です。

三崎漁港

島への道路は、三浦半島と島を結ぶ城ヶ島大橋のみ。以前は有料道路でしたが、2020年4月に車も無料で通行できるようになりました。

城ヶ島

雄大な自然の景色が広がる城ヶ島の島内。フランスの旅行ガイドブック『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』では、「近くにいれば寄り道をして訪れるべき場所」を意味する2つ星にランキングされているのだとか。

島内には至るところに磯遊びができる岩場がたくさんあり、休日は網やバケツを持った親子連れで賑わいます。
今回は「県立城ケ島公園」「馬の背洞門」「長津呂(ながとろ)の磯」「白秋詩碑」の観光スポットごとに、磯遊びが楽しめる場所をご紹介します!

子連れでも移動&過ごしやすい島内

神奈川県最南端に位置する城ヶ島は、周囲4キロメートルの東西に長い島です。

城ヶ島の地図

島内は車での移動もスムーズ。公共駐車場は東側の「県立城ケ島公園」に2カ所、西側には4カ所あり、何回でも車の出し入れができるワンデーパス(普通車450円 / 日)が利用できます。初めに入った駐車場の駐車券が、ワンデーパス駐車券になりますよ。
また、地図のように公共トイレが点在しているのも、子連れでのお出かけに嬉しいポイントです。

城ヶ島ハイキングコースを歩く子ども

城ヶ島ハイキングコース

また島の東西を結ぶ「城ヶ島ハイキングコース」は、子どもでも歩きやすく整備されているので、親子でのんびり歩きながらの散策も楽しめます。

城ヶ島の安房埼灯台

安房埼(あわざき)灯台

島の東西にある灯台や波で削られた荒々しい岩場の海岸、海食洞穴「馬の背洞門」、渡り鳥ウミウが集う展望台などなど、島内には観光スポットがたくさんあります。
また、それぞれのエリアで磯遊びができる場所もあるので、観光しながらの磯遊びも楽しめます。

四季折々の自然や景色を満喫できる「県立城ケ島公園」

島の東側半分に広がる「県立城ケ島公園」。磯遊びスポットとして人気がある安房埼へもアクセスできます。

城ケ島公園のあじさい

植物も豊富で、夏はアジサイ、秋にはハチジョウススキ、冬は八重咲スイセンが咲き誇ります。6月に行った取材時は、園内のアジサイが満開で見頃でした。

城ケ島公園のピクニック広場

公園の奥のピクニック広場には、三浦半島の名産品でもある大根をモチーフにしたという「安房埼灯台」がそびえ立ちます。

スロープのある第二展望台

公園内に2つある展望台のうち、公園入口側の第二展望台はスロープ状なので、ベビーカーで上ることもできます。

展望台からの眺望

展望台からは、天気が良ければ太平洋側には伊豆大島や富士山、千葉房総半島、そして三浦半島と、360度大パノラマの景色を楽しめます。
また、写真のうみのね広場や安房埼灯台下のピクニック広場には、ポップアップテントを持ち込んでのんびり過ごす家族連れの姿も見かけます。

海岸へ続く階段

磯遊びができる、東端に広がる安房埼と呼ばれる海岸の岩場へ降りられる階段は、公園内に3カ所あります。

安房埼の岩場

階段を降りると比較的平らな岩場が広がっていて、子どもでも歩きやすいのが特長です。

磯だまりに生息する海の生き物

磯だまりでは、カニやハゼなどの小魚、写真の小さなイワシの群れも見られました。
砂地のない岩礁なので、砂で濁らないせいか水の透明度が高いように感じます。

神奈川県立城ケ島公園
公式サイト(神奈川県公式WEBサイト)

海食洞穴「馬の背洞門」付近も、絶好の磯遊びスポット!

城ヶ島を代表する有名観光スポットでもある、海食洞穴「馬の背洞門」。
「県立城ケ島公園」と島の西側にある「長津呂の磯」を結ぶ、「城ヶ島ハイキングコース」の途中にあります。

城ヶ島ハイキングコースを歩く子ども

今回は「県立城ケ島公園」側の入口から入り、鬱蒼とした緑が生い茂る中、整備された道を進みます。

ウミウ展望台からの眺望

ハイキングコースの途中、「馬の背洞門」手前にあるのは「ウミウ展望台」。
毎年11月ごろから4月ごろまで、北海道千島列島から飛来する渡り鳥のウミウが営巣する姿を見られます。展望台から見える断崖は30メートルもの高さがあり、ウミウの生息地として神奈川県指定天然記念物でもあります。

馬の背洞門

さらにハイキングコースを進み、海岸への階段を降りた先にあるのが写真の「馬の背洞門」。長い年月をかけて波で削られてできた海食洞穴で、高さ8メートル、横6メートルの自然が作り出した芸術品です。ただ風化が激しいため、洞穴の通り抜けや上部の歩行はできません。

馬の背洞門付近の海岸

馬の背洞門付近の海岸も、絶好の磯遊びポイント!浅い潮だまりで波も比較的穏やかなので、小さい子どもでも生き物を観察しやすいです。

海の生き物を探す子ども

海の生き物好きな息子は、「キタマクラ(フグ科の魚)!あ、モクズガニもいる!!」と、知っている生き物を見つけては大興奮でした。

城ヶ島灯台近くにある広大な磯場「長津呂の磯」

島の西側にある、「城ヶ島灯台」を中心とした観光エリア。

城ヶ島灯台

「城ヶ島灯台」は明治3年に日本で5番目に点灯した西洋式灯台で、現在の灯台は大正14年に再建されたものです。

城ヶ島灯台下のお土産屋・飲食店

灯台下には昭和レトロなお土産屋さんや飲食店が立ち並び、観光気分を盛り上げてくれます。

長津呂の磯

「城ヶ島灯台」奥にあるのが「長津呂(ながとろ)の磯」と呼ばれる、ひな壇状に磯場が広がる磯遊びスポットです。
島の西側の公共駐車場からは徒歩4分と、アクセスしやすいのも子連れに嬉しいポイントです。

磯遊びをする子ども

網2つを駆使して生き物を捕まえようとしている息子。
ちなみに磯遊びをするなら、写真のように生き物をすくう網と、獲った生き物を入れて観察する透明なバケツやプラスチックケースを用意しておくのがおすすめ。また、磯場によっては滑りやすいのでマリンシューズを履かせると安心ですよ。

磯場で採ったエビ

この日は、エビをゲット!ほかにも、大きなカニや小魚もたくさん見かけました。生き物は、観察したら最後は海に返してあげましょう。

隠れた磯遊びスポット、城ヶ島大橋下の「白秋詩碑」周辺

城ヶ島にゆかりのある詩人・北原白秋。城ヶ島大橋下にある「白秋記念館」に面した、「白秋詩碑」がある海岸も磯遊びスポットです。

白秋詩碑

左が北原白秋の詩が刻まれた「白秋詩碑」

外海ではなく漁港に挟まれている波うち際なので波も穏やかな海岸で、こちらも家族連れで賑わいます。

城ヶ島大橋の下で磯遊び

干潮時にはちょうど城ヶ島大橋の下あたりが磯だまりとなり、磯遊びを楽しむことができます。

ムラサキウニ

元気に動く写真のムラサキウニや、さまざまな種類のカニの宝庫でした!

水中観光船のにじいろさかな号

三崎漁港にある「うらり」発着の水中観光船「にじいろさかな号」の航路でもあるので、のんびり航海する船の姿を見られますよ。

城ヶ島で、お気に入りの磯遊びスポットを見つけよう!

雄大な自然が広がり、観光名所も磯遊びスポットも満載の城ヶ島。

城ヶ島で磯遊び

大自然の中での観光と磯遊びスポットが豊富にある、湘南エリアからもアクセスしやすい三崎・城ヶ島。
お気に入りの磯遊びスポットを探しに、家族で観光がてらお出かけしてみてくださいね!

ライター
ライター:jpbanana
家族は夫・息子・犬一匹。東京→逗子生活も10年以上経過。海で泳ぎ、川で魚を探し、緑の中で虫採り。これからも子どもと一緒に楽しい発見をして、たくさんのママとシェアできたら嬉しいな。
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