三崎『うらり』で半日観光!子どもと一緒に、観光船やマグロを楽しもう

三浦半島先端にある三崎漁港。言わずと知れた、マグロの水揚げで有名な漁港です。

三崎漁港

漁港周辺にはマグロを始めとした魚料理のお店が立ち並び、また海を隔てた目の前には緑豊かな城ヶ島と、観光スポットとしても有名。休日には多くの観光客で賑わいます。

三崎漁港の複合施設・うらり

その三崎漁港でひときわ存在感のある建物が、写真の複合施設『うらり』。
桟橋からは親子で楽しめる観光船「にじいろさかな号」が出航。建物内の「うらりマルシェ(さかな館・やさい館)」には、三崎マグロや三浦野菜など、三浦半島自慢の美味しい食材やお土産が並びます。

うらりマルシェとにじいろさかな号

今回は、さまざまな見どころ満載、親子で楽しめる『うらり』を徹底紹介します!

「にじいろさかな号」に乗って、海の魚と鳥に会いに行こう!

三崎漁港に子連れで訪れたら、ぜひおすすめしたいのが水中観光船「にじいろさかな号」です。

水中観光船・にじいろさかな号

航海を楽しめるのはもちろん、船内の水中展望室では海の中を魚が泳ぐ姿を間近で見ることができて、子どもも大喜び!

水中観光船・にじいろさかな号の航海ルート

マグロ漁船が多く停泊する岸壁と城ヶ島の間を航海し、魚がたくさんいるポイントの海中展望所を目指します。そこで魚を観察したあと『うらり』に戻るという航路です。

水中観光船・にじいろさかな号が発着する桟橋

『うらり』1階受付にてチケットを購入したら、「にじいろさかな号」が発着する桟橋へ。
小学生までの子どもにはライフジャケットの無料貸出があります。しっかり装着してから乗船です。

にじいろさかな号の船内

船内は、景色を楽しめる甲板と写真右奥から階段を下る水中展望室の2フロア構造です。
ベビーカーでは乗船できないので、抱っこ紐を持参しておきましょう。乗船中、ベビーカーはチケット販売所にて預かってもらえます。

マグロ漁船

航海中は、岸壁に係留している大きなマグロ漁船など、三崎漁港らしい風景を甲板から楽しめます。この日は運良く、大漁旗を掲げて航行する漁船を見かけました。

城ケ島大橋の下

三浦半島と城ヶ島を結ぶ唯一の道でもある、城ヶ島大橋をくぐり抜けます。三崎港はマグロ漁船のように大きな船が往来するため、橋桁の間を広く、また高く設計されているのが特長。赤と白のコントラストも美しく、圧巻の眺望です。

船員さんの船内アナウンス解説を聞きながら走ること約10分、魚がたくさんいる海中展望所に到着。エンジンを切って船を係留させたら、乗客は水中展望室へ下ります。

にじいろさかな号の水中展望室内

水中展望室内では、座った状態で左右の窓から海中を泳ぐ魚の姿を観察できます。

水中展望室内から見える魚

群れになって力強く泳ぐメジナに、小さい魚はクサフグ。
見える魚はシーズンや日によって違いますが、ほかにもスズメダイやクロダイ、メバルなどの姿を見ることができるそうですよ。

海の魚を見る子ども

海の生き物好きな息子は飽きることなく、終始食い入るように見つめていました。

にじいろさかな号で魚の餌付け体験

この時間、甲板では魚の餌付け体験ができます。船員さんの指導に従い、スコップで餌を海に投げるとたくさんの魚がやってきます。天気が良いと水の透明度が増し、船上からも魚の姿がよく見えるそうですよ。

こうして約20分間、海中と船上からも魚をたっぷり楽しんだら、『うらり』へと帰路につきます。

カモメへの餌やり

そして、「にじいろさかな号」のもうひとつのお楽しみが、併走して飛ぶカモメへの餌やり。季節や天気によって近寄ってくるカモメの数に増減があるため、餌やりができるかは出港してからの判断になります。

にじいろさかな号を周回するカモメ

2021年10月撮影

この日はカモメが少なくて餌やりは見送られましたが、筆者親子が以前乗船したときは、たくさんのカモメが餌を求めて近づいてきては、投げた餌を上空で華麗にキャッチ!そのたびに、歓声が上がっていました。
ちなみにカモメの餌は、乗船後に1袋50円で船内にて購入できます。

心地良い潮風に吹かれながら景色に癒され、魚や鳥にも触れられる40分の船旅。ぜひ、親子で乗船してみてくださいね。


「うらりマルシェ」1階で、三崎マグロをたっぷり堪能!

せっかく三崎まで足を延ばしたのなら、この地ならではの名産品をチェックしたいですよね。
『うらり』の建物内にある「うらりマルシェ」は、魚や野菜といった三浦半島が誇る名産品が集う市場です。

うらりマルシェのさかな館

1階は「さかな館」。マグロや地魚など、三崎漁港に水揚げされた魚や水産加工品を販売する12のお店が並びます。
「さかな館」は、何と言ってもマグロ商品の豊富さが最大の特長!スーパーではなかなか見かけない希少部位も多く販売されています。

マグロの玉子、心臓、白子、胃袋

写真は、左上から時計回りにマグロの玉子、心臓、白子、胃袋。調理方法は、店員さんに聞くとアドバイスしてくれますよ。

うらりマルシェのさかな館でマグロコロッケを見る子ども

マグロがごろっと入った「まぐろコロッケ(1個130円)」、竜田揚げ風味の「まぐろ串カツ(1本200円)」など、その場で揚げている揚げ物も。持ち帰りにして、夕飯のおかずにもいいですね。

マグロを使用した中華まんじゅう

肉の代わりにマグロのトロを使った中華まんじゅうで、「かながわの名産100選」にも選ばれた、三崎名物の「とろまん」も冷凍で購入できます。
「とろまん(5個入1,080円)」に加えて、細かくしたマグロがごまあんに練り込まれた「あんと浪漫(5個入り1,080円)」、「とろまん(3個)・あんと浪漫(2個)詰め合わせ(1,080円)」もあり、お土産にもぴったりです。

マグロの中華まん「とろまん」

蒸し立ての「とろまん(1個250円)」を購入することも可能。
ミンチにしたマグロの尾の身と三浦産キャベツなどの野菜を使った餡は、魚の臭みもなくてとてもジューシー。皮はもちもちしていて、子どもでも美味しく食べられます。

さかな館のUFOキャッチャー

「さかな館」横にあるゲームコーナーのUFOキャッチャーも、魚仕様というこだわりぶり。
『うらり』には「ここにもマグロ!」と面白い発見もあるので、ぜひ隅々までチェックしてみてくださいね。

2階には三浦半島の野菜と名産品が充実!休憩スペースも

続いて、「うらりマルシェ」2階にある「やさい館」を覗いてみましょう。

うらりマルシェ2階・やさい館

広々としたスペースに、三浦半島産の野菜や姉妹都市である長野県須坂市の商品などがずらりと並びます。さまざまな種類の新鮮な野菜や果物が揃うので、観光客だけではなく地元の人も多く来店するそう。

三浦の牧場牛乳など三浦の名産品

地元三浦にある牧場「コーシンファーム」の牛乳、「丸清製麺」のラーメン、老舗豆腐店「高梨商店」の各種商品など、三浦の名産品の豊富なジャンルに驚きます。

三浦漁港を一望できるウッドデッキ

「やさい館」横には、三崎漁港を一望できる広いデッキも隣接。テーブルと椅子もたくさんあるので、買い物や観光に疲れたらここで休憩もいいですね。

ドリンク売店・うらりテイスト

休憩するなら、飲み物や甘いものも欲しい!
そんなときは、「やさい館」入口にある「うらりテイスト」というドリンク類の売店がおすすめです。

季節のソフトクリーム

季節の野菜や果物を使った生ジュースやソフトクリームもあり、写真は期間限定のあまおうと濃厚バニラの「ミックス(400円)」。ほかにも、小笠原諸島の父島から直送されたパッションフルーツやグリーンレモンを使ったソフトクリームもありました。

また、2階にはおむつ替えや授乳ができるスペースも完備。エレベータもあるので、ベビーカーでの上下階の移動も安心です。

湘南からも近い三崎漁港で、親子で楽しい時間を過ごそう!

船旅に加えて、マグロや野菜などの各種名産品と、見どころがたくさんある『うらり』。施設内には、港の景色を楽しみながらバーベキューができるエリアもあります。

うらり内のバーベキュー

バーベキュー用品など機材はすべて用意してあり、1人1,500円の席料(9:00~17:00の間で時間制限なし)。各種食材セット(別料金)も利用できますが、飲み物含めて持ち込みも可能です。「うらりマルシェ」で仕入れた食材でBBQもできますよ。
『うらりBBQ』の詳しい情報や問い合わせ先はこちらから

うらりのレンタサイクル

また、『うらり』には「みうらレンタサイクル」のポート(乗降場)もあります。
貸出車両はすべて電動アシスト付自転車なので、三浦市に多い坂道も楽に走れます。チャイルドシート付の車両(1日1台限定)もあるので、レンタサイクルで三崎の街を散策もいいですね。
『みうらレンタサイクル』の詳しい情報や予約はこちらから

三崎漁港で子ども記念撮影

ゴールデンウィークから初夏、お出かけに持ってこいの気持ち良いシーズン到来。湘南エリアからもアクセスしやすい三崎漁港に、ぜひ足を延ばしてみてください!


ライター
ライター:jpbanana
家族は夫・息子・犬一匹。東京→逗子生活も10年以上経過。海で泳ぎ、川で魚を探し、緑の中で虫採り。これからも子どもと一緒に楽しい発見をして、たくさんのママとシェアできたら嬉しいな。
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