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まぐろで有名な三崎漁港。その三崎発祥『ミサキドーナツ』は、三崎本店に加えて逗子・鎌倉・葉山にも次々と店舗がオープン。どの店舗も、地元の人にも観光で訪れた人にも大人気。長く大切に愛されているドーナツショップです。
今回は、2013年にオープンして7年、2019年末にはカフェスペースが拡大された逗子店にお邪魔して、『ミサキドーナツ』にまつわる甘くて優しいお話をたっぷり伺ってきました!
人と人、町と町をつなぐ「気持ちのこもったドーナツ」
2012年、『ミサキドーナツ』は三浦半島の先端、まぐろで有名な三崎漁港に程近い商店街で生まれました。
「今は移住してきた方も観光客も増えて賑わっていますが、当時の三崎商店街はシャッター通り。そのシャッターをひとつでも開けよう!」と、現在の代表が始めたのが『ミサキドーナツ』。
「地元で人気のパン屋さんに作り方を相談・指導してもらい、元は時計屋さんだった築80年の店舗を改装したのが現在の三崎本店です」と、『ミサキドーナツ』店舗運営担当の林原郷史さんは言います。
『ミサキドーナツ』のドーナツは、どれも生地がふんわり。でも一口頬張ると、もちもちとした食感に驚きます。
「それは、生地を二次発酵させてから揚げている、パンに近い製法だからです。そして、本店の製造責任者は元パティシエ。そのパティシエとしてのスイーツアイデアと、ふわっともちっとしたパンのような生地が融合した、まるでケーキのようなドーナツです」
逗子店のドーナツは、鎌倉店で毎日ひとつひとつ手作り。製造スタッフのほとんどは女性で、お子さんがいるママも多いそう。子どもはもちろん、地元の人に喜んでもらいたいという気持ちがこもったドーナツが、毎朝たくさんお店に届きます。
そもそもドーナツ職人がいたわけでもないのに、なぜドーナツだったのでしょう?
「ご高齢の方が多い三崎地区。でも、夏のお祭りには普段見かけないたくさんの子どもたちで溢れかえります」と林原さん。
夏休み、祖父母のお家に遊びにきた子どもたちで、静かだった三崎の町がとても賑やかになるそう。
「そんなときに、子どももおじいちゃん・おばあちゃんも、みんなで楽しめて喜んでもらえるものを提供したいと考え、行き着いた先がドーナツでした」
ここ逗子店でも、幼稚園や習い事帰りの親子、部活帰りの学生、買い物ついでのおばあちゃんなどなど、様々な方がドーナツを求めて立ち寄ります。まさに、『ミサキドーナツ』がコンセプトに掲げている、「人と人、町と町をつなぐ『気持ちのこもったドーナツ』」です。
「ミサキドーナツ逗子店」人気ドーナツコレクション
それではここで、逗子店の人気ドーナツを、スタッフ高橋さんに教えていただきます!
レモンクリームチーズ(318円)
『ミサキドーナツ』全店で、不動の人気No.1!レモンピールとクリームチーズを包み込み、爽やかな味わいを楽しめる一品です。
カフェモカ(318円)
エスプレッソを生地に練り込んでいて、中はダークチョコを包んでいます。ビターな大人向けドーナツで、コーヒー好きに愛されているそう。
いちじくハニークリームチーズ(318円)
蜂蜜入りのクリームチーズと刻んだいちじくを包み込み、まわりにシナモンシュガーを振りかけて。とくに女性のファンが多いのだとか。
子どもに人気なのは、「バニラシュガー」と「いちごミルク」
プレーンな生地にバニラシュガーをたっぷりまぶした、シンプルなドーナツ。ふんわりとした食感で、小さな子どもでも食べやすい!
『いちごミルク』(318円)は、いちごジャムとホワイトチョコ、練乳を合わせて包み込んだ、子どもに馴染み深い甘さが特徴。
また、冬季限定で逗子の人気デリショップ『AID.KITCHEN(エイドキッチン)』が提供するスープもあります。
スープ+ドーナツセットなら、軽食感覚でお腹もしっかり満たされますね。
さらに、すべてのドリンク・スープに+250円で好きなドーナツを選べる「ドーナツセット」があります。
また、幼稚園までの子どもなら、「お子さまドリンク(リンゴジュース・オレンジジュース・ミルク)」が110円です(ドーナツセットは対象外)。
子どもからお年寄り、地元の人も観光客も。皆に愛されるドーナツ
スタッフの高橋さんに、かわいいエピソードを伺いました。
「『バニラシュガー』が好きなお子さんがいらして、毎日ひとつ、必ず『バニラシュガー』をお求めいただく親子さんがいらっしゃいました。
ある日、たくさんの種類を購入いただいて。その日はお子さんのお誕生日で、バースデーケーキ代わりにいろいろな種類のドーナツを重ねたドーナツケーキを作られると。
後日、画像を見せていただいたら本当にかわいくて、私たちも嬉しくて胸がいっぱいになりました。それから、スタッフの間でもわが子の誕生日に作っています(笑)」
取材中もひっきりなしにお客さまが来店しては、真剣にドーナツを選んでいました。
午前中のカフェスペースは落ち着いているようで、リモートワーク中の男性がドーナツ片手にパソコン仕事をする姿や、ドーナツをおつまみに冷えたグラスでビール(もあるのです!)を楽しむ女性の方もいるそう。
また、京急電鉄が提供するおトクな切符システム「三浦半島まるごときっぷ」「葉山女子旅きっぷ」。その切符につくお土産加盟店でもある逗子店。当日お店にあるドーナツ3つ&キュートなオリジナルキャンバストートバッグをひとつ選べます。
選ぶ楽しみ・食べる幸せ。ドーナツが見せてくれる魔法
『ミサキドーナツ』に並ぶドーナツは、どれも食べてみたくて選ぶのにとっても苦労します。
そして、口にした瞬間、あまりの美味しさに止まらなくなります。
見た目はしっかり「スイーツ」なドーナツですが、軽い食感でいくつでも食べられそう。でも、そのあとの食事に響かないのも嬉しいポイント。
わが家の息子は、嫌がっていた予防接種の後や、なんとなく元気がないときなどに「ドーナツ食べに行こうか!」と誘うと、曇っていた顔がぱーっと笑顔になります。
「お店では、かぶりついてポロポロこぼしながらも一生懸命食べているお子さんと、にこにこ優しく見守るママの姿をよく見かけます。とってもかわいくて素敵な光景です」と高橋さん。
ふんわり甘いドーナツに、気持ちまでふんわり包み込まれちゃう。まるで、ドーナツが見せてくれる魔法のようです。
最後に、今回お話を伺った林原さん&高橋さんの好きなドーナツをお聞きしました!
林原さん:僕の一押しは「くるみキャラメル」(318円)です。見た目は地味ですが、中にはザクザクに刻んだくるみが入っていて、キャラメルの程よい甘さが癖になります。
高橋さん:どれもおすすめですが、私は「チョコクランチ」(318円)が一番好きです。春夏はアーモンドスライスをびっしりと、秋冬はくるみ・アーモンド・ピスタチオをふんだんにトッピング。ココア生地の中は、ビター&ミルクを合わせたチョコレートをたっぷり包んでいます。
好きなドーナツをお答えいただいている間、お二人とも顔がほころんでいらっしゃいました。これもまた、ドーナツの魔法なのかもしれませんね。
※紹介している商品は、季節により変動があります。
※本文中の商品価格は、2022年9月現在のテイクアウト税込み(8%)価格です。店内でのイートイン時は、消費税10%の価格になります。
ミサキドーナツ 逗子店
住所 |
---|
〒249-0006 神奈川県逗子市逗子6-5-1 ホワイト&グレイ5番館1階 [Googleマップ] |
アクセス |
JR逗子駅から徒歩5分、京急線 逗子・葉山駅から徒歩2分 |
電話 |
046-895-1329 |
営業時間 |
平日 10:00~18:30 土日祝 9:00~18:30(季節により変動あり) |
定休日 |
無し |
駐輪場 |
無し |
駐車場 |
無し |
WEBサイト |
http://misakidonuts.com/ |
SNS |
Instagram (逗子店 / 鎌倉店 / 葉山店) Facebook |
家族は夫・息子・犬一匹。東京→逗子生活も10年以上経過。海で泳ぎ、川で魚を探し、緑の中で虫採り。これからも子どもと一緒に楽しい発見をして、たくさんのママとシェアできたら嬉しいな。