子どもの習い事で人気なスイミング。
なかでも、乳児からできるベビースイミングに興味のあるママやパパも多いのではないでしょうか。
親子で一緒にプールに入るのが基本のベビースイミング。
「いつからできるの?」「どんな効果があるの?」「おむつでも大丈夫?」などの疑問、また、実際どのようなレッスン内容なのか、いろいろ気になりますよね。
そこで、ベビーから大人までの幅広いプログラムを提供している『逗子スポーツクラブ』の、ベビースイミングのレッスンを見学させてもらいました。
親子のスキンシップを大切にしながら、独自の知育プログラムを取り入れるなど、充実のレッスン内容。水の中での子どもの楽しそうな姿はもちろん、一緒に入るママやパパの笑顔にも注目です!
逗子・葉山っ子御用達の『逗子スポーツクラブ』
JR逗子駅より葉山方面へ徒歩10分、京浜急行逗子・葉山駅からは徒歩4分、田越川沿いに位置する『逗子スポーツクラブ』。
1983年の開業以来、逗子や葉山に暮らす子どもから大人までの運動を支えているスポーツクラブで、スイミングを始め、ほかにも体操や空手、ダンスなど多彩なプログラムを展開しています。
25m×6レーンのプールは、2019年に大規模改装を行い全面的にリニューアル。窓から陽の光もたっぷり差し込む、とてもきれいで気持ち良い環境のプールです。
スイミングの子ども向けレッスンは、6カ月~3歳6カ月対象の「ベビースイミング教室」と、30段階の進級基準を用いた3歳以上が対象の「幼児・学童水泳教室」があります。
今回お邪魔した「ベビースイミング教室」は、月会費7,150円で1回30分のレッスン。週に7日開講されていて、毎日通ってもOKのフリー制です。。週に7日開講されていて、毎日通ってもOKのフリー制です。その日の体調や予定に合わせて、いつでも利用できるのはありがたいですよね。
ベビースイミングに通う子は、レッスン後に写真の館内キッズスペースの利用もOK。広いスペースにおもちゃも充実の遊び場です。
感染症対策でキッズスペース入口にはアルコール消毒、窓は開けて大型扇風機も回すなど、換気もしっかり行われています。
レッスンで仲良くなったお友だちと、プールを上がってもそのまま遊べるのは嬉しいですね。
充実の親子時間!ベビースイミングのレッスン風景
『逗子スポーツクラブ』のベビースイミング教室では、レッスンに通えるのは生後6カ月からで首が座っていればOK。子どもはスクール専用の水着に、水遊び用おむつをはかせて行います。
レッスン開始前の20分間はプールが開放され、親子で好きに水の中で過ごせます。
各々ぷかぷかと浮かんだり、ジャンプで飛び込んだり。広いプールの水の中を自由にのびのびと動き回ります。親子ともにリラックスしていて、とても和やかな時間。レッスン前にこうした時間があるのは、子どもにとっても水への恐怖心が軽減するかもしれません。
時間になると、コーチの手拍子のもと「はじまるよ♪」の歌の合図でレッスン開始。手遊び歌をみんなで一曲歌います。
この日は土曜日だったせいか、パパの参加率がとても高かった!
そのまま、プールサイドに腰かけて足をバタバタとキック!
慣れていない子や小さい子には、コーチがさりげなく声をかけて盛り上げてくれますよ。
そして、ゆっくり水の中へ。
まずは子どもを持ち上げて「高い高い!」。
基本的には広いスペースの中、全体で大きな輪になり、親が子どもを抱っこして流れるようにぐるぐる回ります。様子を見ながらコーチが指示する様々な動作や仕掛けを、ママやパパがリードしながら遊び感覚で取り入れていきます。
好きなカードを選んで、青いマットの好きなところにぺったん!と貼り付けます。「どれにする?」「どこに貼る?」など、親子で会話しながら楽しんでいました。
積み重なった台に上がり、ゆっくり歩いたり、はいはいしたり。滑りやすく不安定な場所を慎重に進みます。
水面に散らばり浮かんでいるカラーボールを集めて、コーチの頭上にあるかごにポイポイ。ママやパパがさりげなくボールをつかんだり、投げたりをフォローしてあげながら「全部できた!」の達成感を味わいます。
潜ってみることにもトライ!もちろん出来なくてもあわてなくて大丈夫。繰り返していくことで、徐々にできるようになっていくそう。
最後は、水中で子どもと一緒に気持ち良くゆらゆら揺れながら、一曲歌ってレッスン終了です。
レッスン時間は30分。充実のレッスン内容で全身運動もしっかりでき、親子のスキンシップも深まる濃密な時間でした。
メリットがいっぱい!ベビースイミングの効果
浮力が働く水の中では、赤ちゃんでも思うように体を動かしやすいです。手足をたくさん使うことでバランス感覚も養われ、心肺機能も向上すると言われています。
水中でしっかり全身運動することでよく眠り、よく食べるようになって生活リズムが整い、身体も丈夫になると言われています。
実際、ベビースイミングに通い始めてから風邪を引くことが少なくなったという声もあります。
また水に対する恐怖心を覚える前に、楽しい雰囲気の中で水に入る練習を重ねることで、水の中での体の使い方や呼吸動作を頭で理解するより身体で覚えられます。そのため、次のステップの一人で泳ぐクラスにもスムーズに移行しやすいそう。
そして、たくさんの子どもが集まることで多くの刺激を受け、お友だちとの触れ合いの場にもなります。保護者同士での情報交換や、先輩ママでもあるコーチへの相談も大歓迎だそうですよ。
最初は慣れなくて泣いてしまう子どもも、ママやパパとのスキンシップ、まわりからの刺激、コーチのサポートなどで、1カ月程度でニコニコとスムーズに通えるようになるのだとか。
ちなみに、ママやパパが泳げなくても大丈夫。大人が泳ぐことはないのでご安心を!
子どもの心身を育む、独自の知育プログラム
『逗子スポーツクラブ』のベビースイミングでは、新たな試みとして2021年1月から知育プログラムをレッスンに取り入れています。
例えば、色別のかごから好きなカードを自分で選び…、
横のマットの好きなところに選んだカードをぺったん!と貼り付ける。
「自分でカードを選ぶ」「選んだカードを指でつまむ」「どこに貼るか考える」など、遊びながら様々な刺激を脳に与えています。
また取材した日は、赤い台の上から水の中にジャンプするのがこの月の目標。
こういった目標や知育プログラムのレッスン内容は、月ごとにマニュアルを変えているそう。
先に紹介したマットにぺったんと貼り付けるカードも、その時の知育プログラムに応じてコーチが手作りしているそうです。
子どもたちはコミュニケーションや遊びを通して、水慣れしながらも発育発達に欠かせない、様々な刺激を受けているのですね。
ベビースイミングで、極上の親子スキンシップを!
親子で一緒に水の中を楽しむベビースイミング。
様々な効果があることは先に述べた通りですが、見学していて一番感じたことは子どもも親も終始笑顔だったこと。とくに、ママやパパは優しく穏やかな表情でわが子を見つめている姿がとても印象的でした。
筆者も、現在小学3年生になる息子が幼いころ、ベビースイミングに通っていました。まだ小さかった息子を抱っこしたときのサイズ感、一緒にゆらゆらと水の中を楽しんだときの肌感覚など、あのころの感覚を思い出しました。
「子どものために」と思って通っていたのですが、実は親のほうもたくさん癒され満たされていたのかもしれません。
『逗子スポーツクラブ』のベビースイミング教室では、2歳10カ月以降でおむつが外れていれば幼児・学童教室に移行できるそうですが、「まだ親子一緒に入りたい」と3歳6カ月のぎりぎりまでベビークラスに通う親子も多いそうです。
ベビースイミングは親子でたくさん触れ合い、子どもをじっくり見てあげられる時間にもなります。
水に慣れて心身ともに丈夫になり親子の絆も築ける、嬉しい効果満載のベビースイミング。興味のある方は、まずはぜひ体験してみてください!
逗子スポーツクラブ ベビースイミング教室
住所 |
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〒249-0005 神奈川県逗子市桜山8-1-41 [Googleマップ] |
アクセス |
JR逗子駅より徒歩10分、京浜急行逗子・葉山駅より徒歩4分 |
電話 |
046-873-1499 |
レッスン曜日・時間 |
平日11:15~11:45、土・日11:30~12:00 |
レッスン料金 |
月会費7,150円/週7日フリー制、入会金11,000円、年会費3,300円 |
駐車場 |
有り(専用駐車場30台、ほかに契約駐車場有り) |
WEBサイト |
https://www.zushi-sports.com/ |
家族は夫・息子・犬一匹。東京→逗子生活も10年以上経過。海で泳ぎ、川で魚を探し、緑の中で虫採り。これからも子どもと一緒に楽しい発見をして、たくさんのママとシェアできたら嬉しいな。