辻堂『たんQ教室』は教具を使う算数教室。学ぶ楽しさを、子どもたちへ

2024年1月から、月謝がお安く!レッスン時間も変更になります。

「子どもが算数嫌い。どうやって教えたらいいのか分からない…」
「計算は得意だけど、なぜそうなるのか深く理解していない…」
『たんQ教室』は、そんな悩みを持つママやパパさんにおすすめしたい算数教室です。

辻堂・たんQ教室

JR辻堂駅西口(北側)から徒歩で約10分。『たんQ教室』は、茅ヶ崎市立小和田小学校からほど近い赤松中央通り沿いにあります。

たんQ教室の先生

『たんQ教室』松藤一気さんと潮田 学さん

『たんQ教室』は教具を使って感覚で学ぶ、今までにない算数教室。同じ公立小学校の教師だった松藤 一気さんと潮田 学さんが2022年1月に開校。2023年4月からは月謝制の教室としてスタートしました。
今回は『たんQ教室』の魅力を、とことんご紹介します!

『たんQ教室』の原点は、子どもたちが悩む姿

公立小学校の教師だった松藤さん。担任として教壇に立つうちに、「子どもたちの学びに対する後ろ向きな姿勢を、どうしたらいいのだろう」という葛藤が芽生えたと言います。

たんQの算数教材

「本当に子どもに必要な教育とは何か」
その答えを探るうちにたどり着いたのが、モンテッソーリ教育でした。テストの点数のためではなく、探究すること自体を楽しむ。そして競争ではなく、自分の知的欲求を満たすために学ぶ子どもたちの姿を見て「これこそが子どもの自然の姿だ!」と確信。松藤さんは公立小学校を辞職し、モンテッソーリスクール小学部の教師として歩み始めます。

一方で当時松藤さんと同じ公立小学校の教師だった潮田さんも、松藤さんの転職先であるモンテッソーリスクール小学部を見学し、生き生きと学ぶ子供たちの姿に感銘を受けたそう。そしてある日、潮田さんが教具を使った算数の素晴らしさと必要性を知る、決定的な出来事が起こります。

繰り下がり算もビーズで理解

ビーズを使えばくり下がり算も簡単!

潮田さんのお子さんが小学1年生だった頃、算数嫌いに…。しかし算数の授業は毎日あるため、お子さんは学校に行きたくなくなってしまったそうです。
そんな時に松藤さんが、モンテッソーリスクールで実際に使用している教具で算数を指南。すると、くり上がりやくり下がりなど算数でひっかかっていたことが、すっと理解できたのだそうです。

たんQ教室で算数を学習する小学生

「モンテッソーリの小学校に通っていなくても、教具を使って算数の問題を解くことに効果を感じた」という潮田さん。「このメソッドを求めている子どもが絶対にいるはず。もっと多くの子どもたちに広めていきたい」と、潮田さんも公立小学校の教師を辞する決意をします。

玉の算数教材を使用した割り算練習

「子どもの自発的な活動を促すために様々な用具や道具があるモンテッソーリ教育から算数の教具を取り出し、公立小学校が抱える課題を解決することはできないだろうか」と考えたという松藤さんと潮田さん。試行錯誤の末、学校ではすべての児童に対応することが難しい「教具を使った算数教育」を実現すべく、『たんQ教室』を開校しました。


教具と手を使って、数字のイメージ力を育む

教具を使って算数を学ぶメリットとは、どんなことがあるのでしょうか。

数字のイメージ力を高める教材

小学校入学当初は、数字と数量が一致しない子どもが多いと言います。たとえば3+2=5と数式で答えることができても、実際は数がイメージできず数字をただ暗記していることも。「まずは数字と数量を一致させることが大切」と松藤さんは言います。

数字と数量を一致させるビーズ教材

数字と数量をイメージするのにビーズは効果的!

数字を見て数をイメージができるようになるのが、こちらのカラフルなビーズたち。数字を見て、その数量が一目でわかります。
例えば3+2の計算も、3+2を3個のビーズと2個のビーズを合わせて計算することで、ぐっとわかりやすくなりますね。

数のイメージ力を育てる学習

「手で物を動かして計算することを、面倒と思ってしまうお子さんもいます。しかし、数に対するイメージ力を育てておかないと数の概念を理解することができず、この先つまずいてしまうことがあります」と松藤さん。低学年のうちに教具を使ってイメージ力をつけておくことが、後々の算数の力に影響してくるのだそうです。

『たんQ教室』実際のレッスンをレポート!

いったいどのようにして学ぶの?
気になるママやパパさんも多いのではないでしょうか。今回は小学2年生のクラスにお邪魔し、実際のレッスンを見学してきました。

たんQ教室のレッスン教室内

「ただ無機質な、塾のようにはしたくなかった」という潮田さん。「家と学校の間にあるようなサードプレイス(第三の場所)にできたら」と言います。木の香りと温もりがあふれる教室は、子どもたちにとってまるで安全基地。「ただいま!」と帰って来たくなるような場です。

たんQ教室オリジナル教材を見る子ども

今日何をするか、自分で考えるのが大切

一人ひとりが自分のペースで、興味をもったことが学べるのも『たんQ教室』のメリット。しかし完全に自由というわけではなく、学校教育で必要なことも盛り込んだオリジナルのテキストブックを使用します。

たんQ教室オリジナル教材

『たんQ教室』オリジナルのテキストブック

子どもには3種類のテキストブックを渡し、その中から自分で学ぶことを決めるのだとか。自分が興味を持ったことをやるという経験が、「学ぶことは楽しい!」と思うことにつながると松藤さんは言います。

かけ算教具を運ぶ子ども

今日はかけ算をやる!と教具を選ぶ女の子

続いて子どもたちは、先生の指示を仰ぐことなく使う教具を自分で選びます。『たんQ教室』に通う子どもたちは、「今日はこれをやる!」と決めてくる子が多いそう。「これは先生が問題を提供する公立の学校では、なかなかできません。自分で何をするかを決めることは、子どもにとっても大切な経験です」と潮田さんは言います。

かけ算版で九九の練習

かけ算板を使えば九九も簡単!

2年生の算数で登場する九九。呪文のように唱えて暗記した、という方も多いのではないでしょうか。しかし、数量がイメージ出来ているかどうかで、理解力に大きな差が出ると言います。
例えば4×5の場合、こちらの掛け算板を使って計算すれば、4つの玉のクループが5個あるということが一目瞭然!ただ数を暗記するだけではなく、かけ算の概念を自然に身に付けることができます。

わり算の学習をする子ども

わり算はわり算板と小さな人形、玉を使用。例えば20÷5の場合。5人に20個の玉を一個ずつ配っていきます。この場合、ひとり4個ずつ配ることができ、あまりはなし。つまり、20÷5=4となります。教具を操作しながら計算をするので、頭の中だけではなく体全体で数のイメージを学ぶことができます。
YouTube動画「教具紹介~わり算」を見る

学ぶのが楽しくなる!『たんQ』独自のレッスン

『たんQ教室』の先生は教具。問題を解いた後は自分で答え合わせをして、分からなければ教具で確かめるようにしているそうです。

先生に教わる子ども

「自分で自分の間違いに気が付くことを大切にしています」と松藤さん。間違いを見つけてもあえて口は出さず、見守るという姿勢です。しかし教具を使っても分からない場合は、松藤さんや潮田さんがしっかりとフォローしてくれるので安心!

また、カリキュラムについても一方的に大人が決めたものではなく、学ぶ過程を子ども自身が選ぶことを重視。「まなびの地図」をもとに、主体的に学習を進めていきます。

まなびの地図

算数の学習過程がわかる「まなびの地図」

この「まなびの地図」では、算数の学習過程で自分がどこにいるのか、これから何を学べばいいのか分かるようになっています。必要な算数的体験や学習に焦点を当て、無駄な反復や算数嫌いを生む訓練的な学習は排除。そのため、子どもたちは常に楽しみながら算数の“旅”を歩んでいくことができます。

教具を使って分数計算

難しい分数の計算も、教具があれば理解しやすい

きめ細かく子どもたちを見るために、少人数での指導を徹底。先生一人につき、生徒は5名までになっています。
学校の授業では物足りないというお子さんも、どんどん先に進むことが可能。もっと学びたい、という知的好奇心を十分に満たすことができるのも魅力です。

少人数指導の算数教室

子どもたちに「まっちゃん」「うっしー」と呼ばれ、親しまれている松藤さんと潮田さん。子どもたちが何でも相談できる関係を築いていきたいと言います。お二人とも公立小学校での教師経験もあることから、親御さんにとっても良き相談相手として心強いですね。


「学ぶことは楽しい」と『たんQ』で感じてほしい

「もっと探求したいという思いを、育てていきたい」と松藤さん。『たんQ教室』の名前の由来も、探求心にあります。「学ぶことって楽しいんだよ、ということを僕が言葉で伝えるのではなく、子どもたちが感じてほしい」と松藤さんは言います。

たんQ教室の学習風景

子どもたちが集中し始めると教室は静かに

「レッスン中は子どもたちが集中するので、しーんとした時間が何十分も続く」と松藤さん。学校で「静かにしなさい」と注意するのとは違い、子どもたちが勝手に静かになるそうです。終わった後は「ああ、楽しかった!」と満足そうな子どもたち。算数を楽しむことで、学びの楽しさを体感しているようでした。

たんQ教室に通う子ども

「長く通うより、1、2年という短い期間でなるべく多く通ってもらえたら」数字に関するイメージ力を育てるためには、なるべく低学年のうちから始めるのがいいと松藤さんは言います。
もちろん、算数の苦手意識を持ってしまった高学年のお子さんにもおすすめ。教具を使って学び直すことで数のイメージが身につき、苦手が克服できると言います。

たんQ教室で算数と学ぶ楽しさを知る子ども達

算数が分かるようになるだけでなく、主体的に学ぶ楽しさを知ることができるのも『たんQ教室』の大きな魅力。興味がある方は、まずは無料体験を!

ママの声(小学2年生女の子ママ)

1年生の頃、くり上がり算やくり下がり算でひっかかってしまい『たんQ教室』の土曜日の単発クラスに通うように。教具を使って学ぶうちに理解できるようになり、苦手だった算数が「好き!」と言うようになりました。今は学童の代わりに週に2回、学校帰りに通っています。15時からレッスンが始まるのは、ありがたいですね。とにかく楽しいようで、自ら進んで『たんQ』 に行っています。算数をきっかけに、主体的に学ぶ素地を育んでほしいと思っています。

無料体験の申し込みは『たんQ教室』公式WEBサイトから


ライター:honobono
夫の転勤であこがれの地、湘南へ。茅ヶ崎在住。湘南の太陽をいっぱい浴びて、美白とは縁遠い生活を満喫中。湘南で子育てを楽しむヒントを、お母さん目線で提案していきます。
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