茅ヶ崎・サザンビーチ近くの『くにぱん』は移動販売するパン屋さん!

茅ヶ崎駅南口からサザンビーチを目指して歩くこと20分。住宅街の中にある『くにぱん』は、週の半分はサザンビーチ近くの自宅前で販売し、残りの半分はクルマで移動販売するというユニークなスタイルのパン屋さんです。

茅ヶ崎の移動パン屋さん「くにぱん」

自宅前で販売をしている日の朝に訪ねてみると、そこには、可愛らしい軽のバンがちょこんと。クルマの中から笑顔で「こんにちは~!」と声をかけてくれたのは店主の菅納(かんのう)さん。お店の販売スタイルやパンのこだわりについて、お話を聞いてきました。


『くにぱん』のパンには、子どもたちへの優しさと工夫がいっぱい!

茅ヶ崎の移動パン屋さん「くにぱん」のショーケースに並ぶパン

『くにぱん』のオープンは2021年の1月。もともとクレープ屋さんが使っていたというクルマを手に入れて、手づくりで改造。いろいろな人に『くにぱん』を知って、食べてもらいたいという思いから、移動販売というスタイルを選んだそうです。

クルマの荷台に取り付けたショーケースには、パンやお菓子がずらり!パンは12種類ほど、ケーキは10種類ほどのバリエーションがあり、季節によっては焼き菓子が並ぶこともあるそうです。

茅ヶ崎の移動パン屋さん「くにぱん」の店主

店主の菅納 優さん(右)とお母さんの環さん(左)

店主の菅納さんは、元保育園の先生。なんと今年の3月まで茅ヶ崎市内の保育園で働いていたそう!パン屋さんと二足のわらじを履いた生活を送っていましたが、『くにぱん』のファンが増えるとともにパンを仕込む数が増えて忙しくなり、パン屋さん1本に絞ることに決めたそうです。そんな店主が手づくりするパンには、子どもたちを笑顔にするようなアイデアがたっぷり。

茅ヶ崎の移動パン屋さん「くにぱん」のメニュー

定番のパン以外にも季節限定の味わいも

人気の食パン(1斤/500円)は国産小麦100%使用で保存料などは無添加、しかも卵やはちみつ、牛乳を使わずに作っているとのこと。子どもたちにアレルギーのことを気にせず食べてもらいたい、という元保育園の先生ならではの優しさがつまっています。はちみつを使っていないので赤ちゃんの離乳食としても使えるのはうれしいポイントですね。

茅ヶ崎の移動パン屋さん「くにぱん」のシフォンケーキ

桜のシフォンケーキは4月末までの限定販売

米粉を使ったグルテンフリーのシフォンケーキもラインアップ。ふんわりかるーい食感ながら、食べてみるとしっとりとした舌ざわりで美味。

ちなみにシフォンケーキやパウンドケーキなどは、以前カフェでお菓子づくりしていた、お母さんの環(たまき)さんが担当。焼き菓子も販売しており、甘さ控えめで口当たりは上品。白い砂糖は使わず、身体に優しいきび糖やてんさい糖を使っているそうです。

茅ヶ崎の移動パン屋さん「くにぱん」のしらす塩ぱん

「しらす塩ぱん」の生地は、みずみずしくて、もちもち!

『くにぱん』で一番人気の、「しらす塩ぱん(250円)」。一見、ちょっと変わったクロワッサンのように見えますが、割ってみると中には湘南名物の釜揚げしらすがたっぷり!植物由来のベジバターを使っていて、程よい塩気がたまりません。

小さなお子さんにファンが多い「しらす塩ぱん」ですが、ワインのおつまみとして買っていくママも多いそうです。

茅ヶ崎の移動パン屋さん「くにぱん」の菓子パン

「桜あんの大豆バターサンド」 280円

こちらは季節限定の「桜あんの大豆バターサンド」。大豆でつくったバターはあっさりしながらもコクがあり、風味のよいさくらあんとベストな相性!ほんのり香ばしいパン生地にたっぷりとサンドしてあります。

こちらは春だけの限定品なので、この記事がリリースされる頃にはもう出会えない可能性も。その場合は、自家製のあんこを挟んだ「自家製あんこの大豆バターサンド(280円)」も販売しているので、そちらをぜひ!

茅ヶ崎の移動パン屋さん「くにぱん」のパン

取材中に売り切れ続出!かろうじて撮影できたパンたち

左上は、ちょうど取材中に焼きあがった「クロックムッシュ(280円)」。スモークハムとホワイトソースがサンドしてあります。右下は香りのよい「シナモンロール(260円)。どのパンも味わいによって生地の種類を上手に使い分けている、と感じました。

取材日には売り切れてしまったので写真にはないですが、カレーなどの香辛料としてよく用いられるカルダモンを使った、珍しい「カルダモンロール(280円)」も販売。ちょっとクセになりそうなエキゾチックな香りと風味で、とってもおすすめです。

『くにぱん』は親子で立ち寄れる“おばあちゃんち”みたいな存在

気取っていなくて、優しくて、ちょっとゆるーい雰囲気が魅力の『くにぱん』。おばあちゃんちに来るような感じで、気軽に立ち寄ってもらえる店にしたいそうです。

茅ヶ崎の移動パン屋さん「くにぱん」のパンを買うママ

移動販売のクルマの横にはトレードマークのイラストが

実は『くにぱん』の名前の由来は、店主のおばあちゃんの名前が「くに」だったことから。トレードマークのイラストも、おばあちゃんのくにさんの顔をモチーフに描いたそう。パンのショーケースやトレイなど、お店のところどころに古い箪笥を分解した木のパーツを使っており、古民家風な佇まいがおばあちゃんのイメージとしっくり馴染んでいます。

茅ヶ崎の移動パン屋さん「くにぱん」の店主

保育園の生徒さんにもらった応援メッセージを手に

ファミリーで訪れるお客さんが目立つのも『くにぱん』の特徴。やはり元保育園の先生らしく、優しくて親しみやすく、おしゃべり好きなところが人気の理由だと感じられます。

「夢は、保育園時代に生徒だった子どもたちが、パンを買いに来てくれること。でも先日、早くもその夢がかなっちゃいました!」と嬉しそうに話してくれました。


自宅のほかにも、茅ヶ崎市松が丘エリアや平塚、大磯でも販売!

毎週土・日・月曜日は自宅前で販売を行っており、お休みの日を除くと、他の曜日は茅ヶ崎市の松が丘エリアや、平塚や大磯でも販売を行っているそう!月替わりで出店する場所が変わるので、『くにぱん』のInstagramは要チェックです。ご自宅の近くで出店する日にはぜひ!

茅ヶ崎の移動パン屋さん「くにぱん」の出店スケジュール

4月の出店予定。イベントにも不定期で出店しています

今後は、忙しいママやパパのランチにぴったりの、惣菜系パンなどもバリエーションに追加していきたい、とのこと。ますますお楽しみが増えそうな『くにぱん』へぜひ一度、遊びに行ってみてください!



ライター
ライター:CANNONBALL
泡盛と波乗りと、ファンクとルーツレゲエと、アメリカの古着と、2人の息子と、そして何より奥さんのことが大好きな、大阪出身で茅ヶ崎在住のライターです。ちなみにエラそうな態度の人が苦手です笑

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