いよいよ、ラン活の季節が到来!6年間使うものだから、子どもにとってベストなランドセルを選んであげたいですよね。
年々デザインやカラーのバリエーションが増え、機能性もアップしているランドセル。どんな色が人気なのか、どのくらいの価格のランドセルを買う人が多いのか気になるという方も多いのでは?
今回ママモアナでは、ランドセル工業会が2021年に行った「ランドセル購入調査2021年」のデータをもとに、人気のカラーや価格帯などをご紹介!
ランドセル選びに迷ってしまうというママやパパ。後半には選び方のコツもあるので、ぜひ、参考にしてみてくださいね。
※調査業務は、株式会社クロス・マーケティングによる
ランドセルで人気の色は、女の子は紫、男の子は黒!
女の子が購入したランドセルの色(上位5項目)
女の子の場合、2019・2020年は「赤(レッド)」が1位でしたが、2021年の調査では、「紫/薄紫(スミレ、ラベンダー等)」が21.5%で1位に!
2020年はランキング外だった「うす茶(ライトブラウン、キャメル)」も2021年は5位にランクインし、じわじわと人気が上がっている様子がわかります。
男の子が購入したランドセルの色(上位5項目)
一方男の子では、「黒(ブラック)」が不動の1位。しかし、2020年の70.0%から、61.2%と8.8%減少しています。一方で「紺(ネイビー)」は4.3%、「青(ブルー)」は2.0%、「緑(グリーン)」は0.4%増加。
まだまだ黒が主流の男の子のランドセルですが、色のバリエーションが確実に増えているようです。
素材はクラリーノが人気で、A4フラットサイズが主流
購入したランドセルの素材
素材については、38.1%の方がクラリーノのランドセルを購入。軽さと扱いやすさが支持を得ているようです。
続いては、牛革が22.3%。重さがネックになりがちな牛革ランドセルですが、最近では軽量な牛革製品も増加。牛革ランドセルも、相変わらず人気が高いことがうかがえます。
購入したランドセルのサイズ
サイズでは、「A4フラットサイズ」が2020年の調査よりも3.1%増加して、70.4%に。A4フラットサイズ対応は、もはやランドセル選びの主流と言えそうです。
しかし、軽さやロッカーへの収納のしやすさを優先したい場合には「A4クリアファイル」サイズもおすすめ。「A4フラットサイズ」のランドセルに比べ軽量なため、身体が小さなお子さんでも体に負担をかけずに背負えるメリットがあります。
ラン活開始は4月が最多!夏ごろまでの購入が中心
購入したランドセルの検討開始時期
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検討開始時期は、1年後を見据えてか4月からという人が最多。大半の人が、夏までには検討を始めていることがわかりました。
カタログ請求についても、素材見本などは早々に締め切ってしまうことも。気になるブランドがあれば、早めのカタログ請求がおすすめです。
購入したランドセルの購入時期
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購入時は5月から8月ごろが中心。これまで以上にピークが分散し、夏前に購入する人が増えているようです。
メーカーによっては、購入時期が限られているものもあるので要注意。コロナ禍の影響で、ショールームや店舗の来店には事前予約が必要なケースがほとんどです。
人気のメーカーはなかなか予約が取れないこともあるので、公式WEBサイトなどでスケジュールをチェックしておきましょう。
ランドセルの平均購入金額は平均55,339円
購入したランドセルの購入金額帯
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一番人気があるランドセルの価格帯は、65,000円以上。2020年までは、40,000~54,999円のランドセルが最も人気でしたが、購入するランドセルの価格帯が上がっていることがわかります。購入金額平均は、2020年よりも1,739円上昇しました。
購入したランドセルの支払者
そして、ランドセルを買ってくれるのは、おじいちゃんおばあちゃんが53%という結果に。「かわいい孫への入学祝いにランドセルを」と考えている方が多そうですね。
ランドセルを選ぶ基準は、やっぱり子どもが好きな色
購入した商品の決定理由(上位10項目、複数回答)
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ランドセルを選ぶ一番の理由は「子どもの好きな色かどうか」でした。その次がデザイン。年々カラーもデザインもバリエーションが増えているので、子どもたちにとってますます選択肢が増えそうですね。
購入ランドセルの決定者
ランドセルの決定者の8割弱が子ども本人。ランドセル選びは、実際に背負う子どもの考えを尊重するママやパパが多いということでしょうか。
知っておきたい、ランドセル選びのコツ
⒈ ランドセル工業会の認定証の付いたものを選ぶ
一般社団法人日本鞄協会ランドセル工業会では、ランドセル工業会が定める規格に合致する製品にのみ、認定証を付けています。
認定証が付いたランドセルは、ランドセル工業会が認定した安心の日本製。6年間、修理対応が受けられます。ランドセル選びの一つの基準になりそうです。
ランドセル工業会が定めるランドセル規格
◉すべての縫製が日本国内で行われ6年間の使用に耐え得るもの。
◉日本鞄協会発行の「信頼のマーク」を縫着したもの。
◉素材は皮革又は人工皮革とする。
◉形状はかぶせ部が本体を覆う長さで縦型であるもの。
◉サイズは大マチ部分の内寸の縦(最高部)が31cm前後、幅が23cm前後であること。
しかもランドセル認定証があれば、個別メーカーに加えランドセル工業会でもきちんと保証。プレゼント等で購入先がわからない、ネットで購入しその後ネット業者が検索できなくなった、メーカーが何らかの事情で廃業した、などの場合でも、ランドセル工業会が責任をもって修理してくれます。
ランドセル工業会会員のランドセルメーカーはこちら
⒉ 実際に子どもに背負わせてみる
ランドセル本体の重さはメーカーによって違いはありますが、クラリーノなどの人口皮革で1,200g前後、牛革などの天然皮革のもので1,400g前後のものが多いそうです。
また、教科書が年々重くなっていることもあり、日によってはランドセルと教科書を合わせて6kgにもなることもあるのだとか(参照:ランドセルくらぶ「体型にあったランドセル選び」)。これは大人にとってもかなりの重さですよね。
子どもの体型に合わないランドセルでは、背負いひもが肩に食い込んだり、肩に余計な負担がかかったりと、子どもに負担を負わせてしまうことも。
成長過程にある子どもの身体に、思いがけないトラブルの種を抱え込むことになります。
ランドセルが子どもの身体に負担をかけないためにも、実際に背負ってみることはかなり重要。身体に最もフィットし、なおかつ子どもが納得するものを数点の中から選びだすことが大切です。
また、ランドセルの止め金には外すのにコツがいるものもあるので、実際に子どもに扱わせてみることもお忘れなく!
⒊ 信用ができる店で買う
6年間一度も修理をしないで使うことができれば、それが一番。しかし、ランドセルは育ち盛りで元気な子どもが使うものだけに、きちんと手入れをしていても一度か二度は修理に出すこともあるそうです。
そのため、きちんとしたアフターサービスが受けられる、信用のおける店で買うことが大切。修理期間中、別のランドセルを貸し出してくれるサービスかあるかどうかも、事前に確認するようにしましょう。
「データで見るみんなのランドセル選び」いかがでしたか?ママモアナでは、編集部がセレクトした人気のランドセルメーカーの最新情報を3月配信予定。こちらもどうぞお楽しみに!
取材協力
夫の転勤であこがれの地、湘南へ。茅ヶ崎在住。湘南の太陽をいっぱい浴びて、美白とは縁遠い生活を満喫中。湘南で子育てを楽しむヒントを、お母さん目線で提案していきます。