JR藤沢駅南口から徒歩約20分と藤沢市の中心地近くにありながら、昔懐かしい谷戸の風景が広がる『新林公園』。豊かな自然に触れることができる、街中のオアシスとして愛されています。しかも、駐車場は無料!
約16.2ヘクタールを誇る広い敷地には、思いっきり遊べる「冒険広場」をはじめ、野鳥や湿性植物が観察できる「自然散策路」などが。梅が美しい芝生広場の前には江戸時代の古民家もあり、大人から子どもまで世代を超えて楽しめる公園です。
今回はお花見や春の散策におすすめの『新林公園』をご紹介します。
広い芝生広場の奥には、江戸時代の古民家が
『新林公園』に入って目の前に広がるのが芝生広場(公園MAP❶)です。
広場の奥には、移築保存された江戸時代の古民家が佇みます。
芝生広場周辺には梅の木が並び、2月下旬から3月上旬には見ごろを迎えます。
広場の奥に建つ古民家は、藤沢市の指定重要文化財でもある「旧小池邸(公園MAP❷)」。建物は天保12年(1841年)に棟上げされたもので、藤沢市柄沢から移築されました。
座敷に上がることはできませんが、建物内部に入ることが可能。囲炉裏や土間など、昔ながらの日本家屋を見学することができます(月曜は定休日、月曜日が祝日の場合は翌日)。
古民家を通り抜けた裏側にはつるべ井戸があります。子どもたちにとっても親にとっても、初めて見る光景。子どもと一緒に昔話の世界に思いを馳せるのも楽しいですね。
古民家「旧小池邸」を見学した後は、同じく藤沢市の指定重要文化財である「旧福原家長屋門(公園MAP❸)」もお忘れなく。
旧福原家は藤沢市渡内に実在した旧家。この長屋門は江戸時代後半の建築当初の状態を良く残していることから、2006年から2008年にかけて新林公園内に移築復元されたそうです。
幅広い年齢層の子どもが楽しめる「冒険広場」
芝生広場から階段を上ると「冒険広場(公園MAP❹)」があります。長い階段の脇にはスロープもあるので、ベビーカーでも安心。
広場の中央には大きな複合遊具が(6歳〜12歳対象)。滑り棒や回転するうんていなど、子どもたちの好奇心を刺激する遊具が満載で、いつも多くの子どもたちで賑わっています。
そして、ターザンロープ(6歳〜12歳対象)は、順番待ちができるほど人気でした。
小さな子どもの複合遊具も。3歳〜6歳を対象としたこの複合遊具には、低めの滑り台があるのでママやパパも安心です。
『冒険広場』の奥には、自然の傾斜を利用したシンプルな滑り台も。こちらの滑り台は小さなお子さんでも、楽しむことができます。
滑り台の階段を上った広場には、ネットツリーが(6歳〜12歳対象)。頂上からは広場が見渡せるようですよ。
また「冒険広場」では、野生のリスに会うことも。餌付けは禁止されているので、ご注意ください。
「冒険広場」から続く山道を上り展望台へ
園内には尾根に沿って全体で約1.5キロの散策路がありますが、小さい子どもと一緒なら、「冒険広場」近くの展望台(公園MAP❺)がおすすめ。
「冒険広場」のネットツリーのすぐ近くに、散策路へ続く階段があります。
散策路は山道とはいえ、階段は低く坂道も緩やか。お子さんでも、安心してお散歩が楽しめます。
5分ほど歩くと、目の前には櫓のような展望台が。展望台に続く階段は手すりがない箇所もあるので、気をつけて登ってくださいね。
展望台の上からは、すがすがしい絶景が一面に!晴れた日には、富士山を拝めることもあります。
「川名大池」で、野鳥観察をしよう!
豊かな自然に触れられるのも『新林公園』の魅力。芝生広場から湿性植物区にある木道を行くと周辺の山からの湧水でできた溜め池「川名大池(公園MAP❻)」があります。
「湿性植物区(公園MAP❼)」の溜め池では、家族連れにも見える鴨の群れに会えることも。ザリガニや、藤沢市の鳥であるカワセミも観察できるそうです。
「川名大池」を眺めていると、遠くに白い鳥を発見。サギでしょうか?
「川名大池」の近くには、バードウォッチング用の壁が。壁に身を隠し、この穴から野鳥を観察することができます。
丘の上から眺める景色も、また絶景!古き良き時代の日本のような、懐かしさを感じさせます。
『新林公園』は、赤ちゃんから大人まで楽しめる!
とにかく広~い『新林公園』は、遊び盛りの子どもはもちろん、リラックスしたい大人も楽しめる公園。森林浴を楽しむ方も多いそうです。
また、歩道が広いのでベビーカーでの散策にもピッタリ。スケートボードも禁止されているので、小さな子どもがいても安心ですね。
園内のトイレはユニーバーサルデザイン(公園MAP❽)。おむつ替え台もあるので、赤ちゃん連れでも安心です。
芝生広場横の藤棚(公園MAP❾)の下にはテーブルやベンチもあり、すぐ隣にある「長屋門」や梅林を眺めながらゆったりした時間を過ごせます。藤の花が綺麗に咲く4月〜5月が楽しみですね。
また、駐車場(公園MAP❿)が無料なのも、赤ちゃんや小さなお子さん連れには嬉しいポイント!ただし、35台と台数が限られているので、土日やお花見の時期は朝早めのお出かけがおすすめです。閉門時間があるので、帰る時間にはご注意を。
豊かな自然と楽しい遊具がいっぱいの『新林公園』。3月末から4月にかけては、満開の桜が楽しめます。「冒険広場」遊具の近くに桜の木があるので、遊ばせながらお花見ができるのも魅力です。
これからの季節におすすめの『新林公園』。ご家族でぜひ、遊びにおでかけくださいね!
藤沢市立新林公園
住所 |
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〒251-0015 神奈川県藤沢市川名字新林411-1 [Googleマップ] |
アクセス |
【徒歩】JR藤沢駅南口から徒歩約20分 【バス】藤沢駅南口から江ノ電バス「手広経由 湘南車庫行」(平日は1時間に4便程度、土日祝日は変則的に運行)/ 藤沢駅南口から江ノ電バス「富士見ヶ丘経由 桔梗山行」(1時間に1~2便程度) いずれも、バス停「富士見ヶ丘」下車 徒歩約5分 ※詳しい時刻表・運賃は、「江ノ電バス時刻表・運賃案内」をご覧ください |
電話 |
0466-27-4437(9:00~16:30) |
開園・休園日 |
常時開園 古民家と長屋門の観覧時間は、通年9:00~16:30 ただし、毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)及び12月29日~1月3日は休館 |
駐車場 |
無料(普通車35台 / 9:00~16:30) ※駐車台数に限りがありますので、なるべく公共交通機関をご利用下さい。 ※満車の場合は、奥田公園駐車場(有料)をご利用下さい。(徒歩約10分) |
WEBサイト |
藤沢市公式WEBサイト |
海と映画とコーヒーが大好きな関西人。自転車で海へ行き、一緒に砂浜を駆け回って、湘南での子育ては充実の毎日。湘南の“いま”を多くのママ達に伝えていきたいです。