藤沢市の湘南台駅より徒歩5分。
「湘南台公園」横にある、ひときわ目立つ球体の建物が目印の「藤沢市湘南台文化センター」があります。
「市民センター」や「公民館」、「市民シアター」などの複合施設になっており、そのひとつに今回ご紹介する『こども館』があります。
『こども館』には、プラネタリウムで見る宇宙やめずらしい世界の民族衣装と民族楽器。広い空間には巨大なトンボやタマゴ、セミのぬけがらなど。
子どもたちが目を輝かせる異次元空間を身近に感じさせるのが、『藤沢市湘南台文化センターこども館』です。未来を担う子どもたちの想像力を後押ししてくれる、知的空間が広がっています。
「宇宙劇場」で観る、全天周映画と星空
屋外から見ると銀色に輝く巨大な地球儀のような、『こども館』3階にある「宇宙劇場」(プラネタリウム)。
このシンボル的建造物は、これから始まる『こども館』の楽しさを教えてくれるような存在感があります。
この巨大な地球儀の中身は、直径20メートルもある全天周ドームスクリーンを備えた劇場で、傾斜した床には160席の快適なリクライニングチェアが配置されています。
プログラムでは、「バーチャリウムⅡ」と呼ばれるデジタル映像システムが作り出す全天周映画とプラネタリウムが上映されます。
全天周映画では、映画館では味わえない、ドーム型大型スクリーンに広がる大迫力の映画が上映されます。
2022年9月25日(日)までは『名探偵コナン 灼熱の銀河鉄道』、12月27日(火)までは『ロビンソンクルーソー』が上映中です。
上映プログラムやスケジュールはこちらをチェック!
「宇宙劇場」、もうひとつの魅力がプラネタリウムです。約13等星まで、約1,000万個までの星々をシャープに映し出す投影機は、プラネタリウムの先駆的存在の五藤光学研究所のケイロン。
キラリとしたシャープな星が特長で、天の川の星も正確に星で表現されているため、本物の星空に包まれている気分が味わえます。
肉眼では見ることのできない星々の世界は、子どもたちに非日常的な空間を与えてくれると同時に、宇宙への関心を高めてくれるでしょう。
自由に遊びながら、世界を知ることができる展示ホール
地下1階の「展示ホール1」は、子どもたちが自由に遊びながら、世界を身近に感じることができる空間となっています。
展示ホールに降りて右側にあるのは、巨大生物が生息する「森」。
メタリックの輝きを持つ樹や支柱に止まっているトンボ、岩で羽を広げている蝶などを見ていると異次元の世界へ迷い込んだような気持ちになります。
この「森」には滑り台もあり、小さなお子さんに大人気!
取材の最中も、お子さん連れのママが多く訪れ、滑り台で楽しそうに遊ぶ姿を見守っていました。
この「展示ホール1」は、「あそんで発見!世界と科学を学ぼう!」がテーマ。展示品の多くは実際に手に取ることができるため、その展示品が持つ機能を直感的に理解することができます。
モンゴルの住居・ゲルを模した中には民族楽器や民族衣装、世界のおもちゃなどが、それぞれのスペースに展示されています。
民族衣装のゲル内には各国の伝統的な衣服が展示されており、ハンガーにかかっている衣服であれば自由に着ることができます。なお、試着できない衣服もあるのでママが注意してくださいね。
※2022年8月現在、感染症拡大防止のため当面の間「民族衣装」は着ることができません。
世界のおもちゃ内の展示品は自由に使って遊べます。どれも素朴ですが、そのシンプルな動きは物理的で知能全般を刺激する、いわゆる知育玩具的な役割を持っていることが特長です。
なお、「展示ホール2」は2階にあり、円環ギャラリーには太陽系軌道模型やアースラボ(空から見た地球)などの宇宙に関する展示と12台の映像ギャラリー、8台のパソコン体験スペースがあります。
※2022年8月現在、感染症拡大防止のため当面の間「展示ホール2」はお休みしています。
工作や陶芸など、ワークショップも多数開催!
『こども館』では、毎週土・日曜日には1階の「ワークショップ」スペースで、さまざまなプログラムのワークショップが開催されています。
ワークショップは、事前申込不要の「オープンワークショップ」、申込が必要な「申込制ワークショップ」、小・中学生を対象にした「放課後ワークショップ」があります。
今回お話を伺った青木優介さん。以前ワークショップ担当だったこともあり、いろいろな工作を子どもたちと一緒に作っていたそう。
「ワークショップでは工作が得意な子どもだけでなく、工作が不得手な子どもでも作る楽しみを知ることができます。じつは私、工作があまり得意ではなく、私が見本を作ると不得手な子どもが安心しているように感じて。不得手な子どもの気持ちも分かるので、作る楽しみを伝えながら、自分の工作の腕も磨いているつもりでやっていました」と話してくださいました。
各種ワークショップのプログラムは、こちらのページをチェックくださいね。
ワークショップのプログラムはこちらをチェック!
親子で自由に見て、触れて、体験しよう!
『こども館』の特長は、基本的に子どもと親が自由に見て、触れて、体験できること。
一般的な博物館や美術館のように順路がないので、最初から好きな場所に行くことができるし、同じ場所に長くいることもできます。
「展示ホール1」には、自分で作曲できるオルゴールもありました。
回転するドラムに挿してあるピンを引き抜くと、その音が鉄琴を叩く仕組みになっており、大人でも楽しめます。ママが作曲して子どもに聞かせれば、感動して音楽に高い興味を示す可能性もありますよね。
遊びながら楽しく宇宙や世界を知ること、さまざまな体験ができる『藤沢市湘南台文化センターこども館』。ママやパパが知らないこともいっぱいあるかもしれないので、ぜひお子さんと一緒に学んでくださいね。
藤沢市湘南台文化センターこども館
住所 |
---|
〒252-0804 神奈川県藤沢市湘南台1-8 [Googleマップ] |
アクセス |
小田急・相鉄・横浜市営地下鉄 湘南台駅G出口より徒歩5分 |
電話 |
0466-45-1500 |
休館日 |
月曜日(祝日を除く)、祝日の翌日(土・日を除く)、年末年始 (12月28日~翌年1月4日) ※8月は、休まず開館 |
開館時間 |
9:00〜17:00(展示ホールの利用は16:30まで) ※2022年8月現在、展示ホールの入場・利用時間は以下のようになっています 平日 当日に学校利用がある場合 14:00~16:30 当日に学校利用がない場合、および~9/4(日)までの夏休み期間 午前の入場券9:00~12:30 / 午後の入場券13:00~16:30 ※当日の学校利用の有無は、前日の17:00までに公式WEBサイトにてお知らせします。 土・日・祝日 午前の入場券9:00~12:30 / 午後の入場券13:00~16:30 |
入場料 |
展示ホール入場料 子ども(小・中学生)100円 大人300円 ※未就学児は無料です。 宇宙劇場入場料 子ども(中学生以下)200円 大人500円 ※未就学児は無料、座席を利用する場合は子ども料金になります。 |
駐車場 |
有り(湘南台文化センター地下駐車場、有料 ※施設利用者は2時間まで無料) |
WEBサイト |
http://www.kodomokan.jp |
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ライター:TaddyBear
女性雑誌や旅行誌、カード誌など紙媒体を経て現在はWEB媒体を中心に活動しているナチュラル・ボーン・フリーライター。高校は辻堂に通っていたので湘南が遊び場になった経験あり。現在は横浜在住。湘南へ遊びに行きたいママさん目線、大切にしたいと思っています。
家族は夫・息子・犬一匹。東京→逗子生活も10年以上経過。海で泳ぎ、川で魚を探し、緑の中で虫採り。これからも子どもと一緒に楽しい発見をして、たくさんのママとシェアできたら嬉しいな。