インタビュー:フラインストラクター 寺西恵さん

moana People vol.3
湘南で自分らしく輝いている方に、様々な活動のお話とご自身が感じる湘南の魅力を伺っていく『moanaPeople』。

寺西恵さん

第3回目は『Smile Hula』代表、メグ先生の愛称で親しまれているフラインストラクターの寺西恵さんに地元湘南で広めている“フィットネスフラ”と湘南での子育てについて、お伺いしてみました。

寺西恵さん

寺西恵さん
Smile Hula代表。JWI(Japan Wellness Innovation)Hula/Kids 認定コンサルタント。フラ歴約20年。
湘南ではSmile Hulaの名称で片瀬江ノ島駅からすぐのマリンスタジオや秩父宮体育館、茅ヶ崎総合体育館、横浜、町田などでフラのクラスを開催。月会費3000円で約20のクラスが通い放題という手頃な料金設定も人気の理由。

ハワイ旅行で出会ったフラに魅せられて

ーーフラを始めたきっかけは?

メグ先生:父がハワイ好きで、私が19歳の時に初めて家族をハワイ旅行に連れて行ってくれました。以来、私もハワイやハワイアンミュージックが大好きに。旅行中にフラを観る機会があり、私もやってみたいなと思っていたのですが、なかなか機会がありませんでした。

初めてフラを習ったのは、子どもが1歳と3歳の時。昔の知り合いがフラの先生になったと聞き、友人のサークルに招いたのがきっかけでした。初めてフラを踊った時に感動して「私はこれ(フラ)を一生やる!」と。ビビッときてしまいました(笑)。

ーーフラとはどの様な踊りですか?

メグ先生:フラは言葉がまだなかった時代に会話をするための手段として用いられた「手話」で、「神々に捧げる神聖な踊り」でした。

例えば両手を胸の前でゆっくりクロスさせる動きは「愛=アロハ」を意味するなど、動作一つ一つに意味があります。踊りの振り付けは、基本の動作を組み合わせてストーリーを編んでゆく感じです。
寺西恵さん

エクササイズ感覚で気軽に楽しめる『フィットネスフラ』

ーーフィットネスフラとは?

メグ先生:エクササイズ感覚で誰でも気軽に楽しめ“カラダに優しくて効果的”なフラです。
元々は伝統的なフラを教える教室(ハラウ)に通って、インストラクター(アラカイ)として、教室やサークルで指導させて頂いていました。精神的にも金銭的にも余裕がなくなり、何よりも自分自身に自信が無くなってしまいました。「これは自分が求めていたものと違う」と思い始め、一度はフラの世界から離れたこともありました。

そんな時に出会ったのがAFAAで開発されたフィットネスフラというプログラムでした。

フラと同時期にエアロビクスのインストラクターもしていたのですが、フラと比べるとエアロビは手軽にみんなが楽しめるものだなと感じていました。フラもそうあって欲しいと思っていた矢先だったので、私にはこちらが向いていると思いフィットネスフラに転向しました。

フィットネスフラでは、ウォーミングアップからスタートし、ダンスで全身を動かし、最後にストレッチでクールダウンするというのが一連の流れです。男女の性別や年齢に関係なく、さまざまな人に気軽に楽しんでもらえるプログラムなのが一番の魅力だと思っています。フィットネスとは言えフラなので、ハワイの文化やフラの知識を学びながらフラに対して感謝の気持ちを持ち続けていきたいと思っています。
Smile Hulaのメンバーには80代の男性も、産後直後のママさんもいらっしゃいます。皆さん自分のペースで楽しんでくれているようです。

Smile Hulaのメンバー

フラの魅力 “癒しの力”

ーーメグさんの思うフラの魅力とは?

メグ先生:まずは、“体に直接効く”こと。左右にヒップ移動することで体幹が鍛えられ、膝を曲げた中腰姿勢で踊るので脚力もつき、ダイエット効果まで期待できます!そして何といても一番大きいのが“癒しの力”です。ゆったりとしたハワイアンミュージックのメロディーに乗せてカラダを動かしていくことで、ココロが癒されていきます。

東日本大震災の翌年から被災された方々を湘南に招いて、江の島で一緒にフラを楽しむというイベント「江の島フラ・パラダイス」に毎年参加させて頂いています。今現在でも日常生活に不自由を感じ、さまざまな想いを胸に抱えながら暮らしている皆さんが、フラを踊ることで笑顔になり、その瞬間を一緒に楽しめることが心から嬉しいです。

江の島フラ・パラダイスの様子

このようなイベントだけじゃなく、通常の私のクラスでも生徒さん達が忙しい日常から少し離れ、フラを楽しみ笑顔になっていく様子を見ていると、教えている私も癒されます。

Smile Hulaは週に一回、月に一回でもここに来れば笑顔になれる場所だと思っているので、子育て中のママさんは子どもと一緒にぜひ一度遊びに来てみてください。月会費も3,000円で月に約20クラスが通い放題なので、子どもの体調不良などで急にお休みしても、他の日に来やすいシステムになっています。

小さなお子さまでも楽しめるキッズフラ

ーー子どものクラスも教えていらっしゃいますよね?

メグ先生:月に2~4日ほど、ケイキ(子ども)のクラスを夜7時から秩父宮体育館で開催しています。時間は30分で、子どもの集中力が途切れない丁度良い長さです。下は2歳ぐらいから始められます。小さな子でも皆さん比較的すぐに踊れるようになっていますよ!

家族ならプラス1,000円の月会費4,000円で親子や夫婦2人が通えるのでお得です!。金曜日の夜の子供クラスの後に大人90分のクラスがあり、子ども達はスタジオの隅っこで遊びながらお母さんを待っています。その姿にも実は癒されています。

クラスの様子

湘南での子育ての魅力とは?

ーーお二人のお子さんのお母さんでもあるメグ先生にお伺いします。湘南での子育ての魅力とは?

メグ先生:地元が茅ヶ崎、鵠沼海岸だった私は、結婚して東京で5年生活していましたが、やはり子育ては海の近くでしたいと思い、仕事を辞めて主人と一ヶ月程ヨーロッパを旅した後に湘南に戻ってきました。子育てのことは勿論、何よりも私自身が潮風を感じられない街での生活が無理でした。

子ども達は二人とも既に成人しましたが、海が育ててくれたようなものです。いつも裸で海に入っているような子ども達でした。

恵先生と二人の息子さん

ーー子どもと訪れて楽しい湘南のおススメスポットは?

メグ先生:一つ目は逗子の披露山公園。海が見える高台にある公園で眺めがとても良いし、猿やモルモット、亀やアヒルなど子どもが喜びそうな動物がいるので、特に小さなお子さんにおススメの場所です。

もう一つは鎌倉のお寺。竹寺と呼ばれる報国寺や観音様がいらっしゃる長谷寺には洞窟があり、おじいちゃんおばあちゃんも一緒に行ったりと大好きな場所でした。

報国寺の写真

報国寺に関しては、こちらの記事も併せてご覧ください。


長谷寺の写真

長谷寺に関してはこちらの記事も併せてご覧ください。

フラを続けられるのは家族の協力があってこそ

ーーメグさんの夢は?

メグ先生:一つはフラを一生教えること。

もう一つは、家族の協力があって今の自分があるので、家族に恩返しがしたいです。

旦那さんと色々なところをのんびりと旅行したいかな……。

寺西恵さん


ライター
ライター:zion_mama
東京の某ラジオ局の広報職を経て、雑誌やフリーペーパーのライターに。鎌倉在住。音楽と美味しいごはんが大好き。子育て中のママ目線で、湘南の遊び方を提案していきます。

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