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小田急本鵠沼駅の近くの閑静な住宅街で、ぱっと目を引くネイビーの一軒家。
素敵なおうちと思いきや、よくよく見るとデッキに「OPEN」の文字と看板が。なんとこちらはママたちに人気のカフェなんです。今回はこちらの『K-cafe(ケーカフェ)』にお邪魔してきました。
「おとなも子ども、一緒に楽しい時間を」そんな気持ちから生まれた“子育て支援カフェ”
「子育ては素晴らしい機会、子どもとの時間をもっと楽しんでほしい」と優しく微笑むのは『K-cafe』の店主である関野さん。10年前にご主人を亡くされ、それ以来おひとりで二人のお子さんを育てる現役のママでもあります。
関野さんのご主人はとても育児に協力的で、当時ではまだ珍しい育休を取得。夫婦で一緒に子育てをされてたそうです。そんな最愛のご主人が亡くなり、関野さんを精神面で支えてくれたのがママ友とのたわいもない会話だったとか。「それがあったから子育てができた」と当時を振り返る関野さん。大人と話すことがとても重要だということを、実感されたそうです。
「大人も子どもも楽しい時間を過ごして欲しい」そんな思いではじめられたのが『K-cafe』。「ここにいる間はママさんがお子さまに“あれしちゃだめ、これしちゃだめ!”と、少しでも言うことなくにゆっくり過ごして欲しい」と関野さんは言います。
子どもと楽しい時間を過ごしてほしい、関野さんのこだわりが随所に
広いウッドデッキの周りを大きな窓で囲んだこちらのカフェは、もともとは関野さんのおばあさまのおうち。和風だった家屋を、関野さんと子どもたちとママ友とでリノベーションされたそうです。その証拠に、壁には関野さんのお子さんたちの手形が!
関野さんの好きなものを集めたという店内は、海の雰囲気が漂う開放的な空間。お天気の日には大きな窓から、太陽の光がさんさんと降り注ぎます。店内を流れるメロウな音楽に身をゆだねていると、心も体もすっかりリラックス!
店内はテーブル席とソファー席、そしてキッズルーム内にある座卓席。子ども椅子もあるので、どの席でもお子さまとゆっくり食事が楽しめます。
ねんねの赤ちゃんにはバウンサーの貸し出しも。もちろんおむつ替え台も完備。赤ちゃんや子どものための「あったらいいな」がすべて揃っています。
例えばこちらの青い壁。ただの穴に見えますが、この穴は関野さんのこだわりポイントで、テーブル代わりに食器などが置けるようになっています。「カウンター席にしたらどうかという大工さんからの提案もあったのですが、それではママたちが壁を向いてしまう。この穴に飲み物などを置きながら、ママたちがお子さまたちをいつも見守ることがきるようにしたかったんです」と関野さん。
そう、『K-cafe』はあくまでママだけではなく、子どもと一緒に楽しい時間を過ごすためのカフェなのです。
木のおもちゃやハンモッグで、いっぱい遊ぼう!
『K-cafe』には、赤ちゃんから子どもまでいっぱい遊べる工夫がいっぱい!関野さんがママ目線で選んだ、良質なおもちゃが揃います。
キッズルームには小さなお子さんが口に入れても安心な、木のおもちゃがたくさん!デジタルなものではなく、どこか懐かしいアナログなおもちゃが揃います。おもちゃにも関野さんの思いがいっぱい。「子どもって大人が思う以上に想像力が豊か。自分が動かすおもちゃで十分に世界が広がっていくのです」と関野さんは言います。
カフェに続く広いウッドデッキにはハンモッグが。部屋の中では飽き足らない元気キッズも、これなら大満足!
夏には水遊びする光景も。大きな窓からは子どもたちの姿を見ることができるため、ママたちも安心して友達とのおしゃべりを楽しめます。こんなに子どもたちが自由に楽しく過ごせるカフェは、あまりないですよね。
妊娠中・授乳中のママでも安心!身体に優しく美味しいメニューが勢ぞろい
もちろん、フードやドリンク、デザートメニューも充実!
「おっぱいを通じて最終的にはお子さんの口に入るママの食事なので、化学調味料は使わず身体によい食材を選ぶようにしています」と関野さん。スープにはコンソメを使わず塩のみで味付けをするなど、優しい味わいのお料理が中心です。
ランチメニューは選べるメインに、サラダとスープ自家製ピクルスにドリンクが付いて1,500円。
メインはロコモコ、トマトチキンプレート、ワッフルフレンチトースト(要予約)、サンドプレートにヘルシーチキンサラダプレートの5種から選べます。
もちろんキッズメニューも充実していて、こちらは人気のキッズトマトチキンプレート(500円)。柔らかく煮込まれたチキンは子どもも食べやすいと評判です。
キッズトマトチキンプレート以外にも、スティックおにぎりがあります。こちらは、1本100円で、しらす、しゃけ、こんぶ、プレーンの4種。未就学児であれば本日のスープは無料。優しい味わいで、お子さまにも安心です。
食後にはぜひ、手づくりスイーツをどうぞ。優しい甘さで、ほっこり癒されます。
「子育てについて聞かれたらお話をしますが、そうでなければ何も言わずに見守るようにしています」と関野さん。その包容力こそが、この『K-cafe』が子育て中のママたちを癒してくれる理由かもしれません。
子どもとの一緒に過ごすことができる時間は、あっという間。その貴重な時間を子どもといっぱい楽しむヒントが、『K-cafe』にはありました。
K-cafe(ケーカフェ)
住所 |
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〒251-0027 神奈川県藤沢市鵠沼桜が岡3-20-16 [Googleマップ] |
電話 |
090-4610-1580 |
営業日 |
火曜日 |
営業時間 |
9:30~14:30 |
予約 |
必要(ご予約はFacebookのメッセンジャーかお電話で) |
SNS |
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ライター:honobono
夫の転勤であこがれの地、湘南へ。茅ヶ崎在住。湘南の太陽をいっぱい浴びて、美白とは縁遠い生活を満喫中。湘南で子育てを楽しむヒントを、お母さん目線で提案していきます。