moana People vol.12 ラジオDJ鈴木梨江さん

湘南で自分らしく輝いている方に、様々な活動のお話しとご自身が感じる湘南の魅力を伺っていく『moana People』。

第12回目はママモアナが7月からコーナー提供をスタートした逗子・葉山のコミュニティーラジオ局『Shonan Beach FM』でDJをされている鈴木梨江さんに、ラジオのお仕事や葉山での子育てについてなどをお伺いしていきます。

鈴木梨江さん

鈴木梨江さん
葉山在住のラジオDJ。逗子・葉山のコミュニティーラジオ局『Shonan Beach FM(78.9MHz)』にて、平日夕方の音楽番組「SHONAN BEACH TWILIGHT TIME(月曜日からの木曜日午後4時から6時)、土曜の夜のジャズ番組「MOON NLIGHT CRUSING(土曜日午後8時から9時)」を担当。高校生の娘さんと息子さんを持つ二児の母。

好奇心から始まった、ラジオDJとしてのキャリア

――ラジオDJになったきっかけは?

鈴木さん:当時の私はまだ大学生で、NYの大学に通っていました。たまたま一時帰国していた時に、姉が開局して間もないShonan Beach FMで開催されるDJオーディションを受けると聞きました。そのラジオ局はテレビのニュース番組でアンカーを勤めていた木村太郎さんが、映画『波の数だけ抱きしめて』に影響を受けて開局したラジオ局なのだと知り、興味本位で姉に同行し、ついでに私もオーディションに参加することに。その結果、姉ではなく私が合格してしまいました(笑)。

鈴木梨江さん

大学を卒業し帰国後にDJのお仕事をスタート。最初に担当したのは3時間半の生放送番組でした。「DJ未経験の私が、いきなり生放送の番組を担当するなんて」と、ワクワクする反面、緊張が耐えない日々でした。Shonan Beach FMはワンマンDJスタイルのラジオ局で、トークに加え、曲やCM出し、ニュースの編集など番組の全オペレーションをDJが一人で行います。電波に自分の声を乗せるだけでも緊張するのに、オペレーションを失敗したらどうしようなど、いつも不安に思っていたことを今では懐かしく思います。

ラジオ局の皆さん

出産を機に一度ラジオから離れ、子供が小学生になった頃に局からお声掛け頂いて復帰した時も、最初は毎日がドキドキの連続でした。大先輩の森川いつみさん(月曜日から木曜日午前10時から14時『DAILY ZUSH HAYAMA』担当DJ)には、アクセントや話し方のご指導などを沢山頂戴しました。Shonan Beach FMのDJは個性的で楽しい方ばかり。アットホームな雰囲気の職場に復帰出来て、とても嬉しく思っています。

――ちなみに梨江さんだけ合格した時の、姉妹の仲は大丈夫でしたか(笑)?

大丈夫です(笑)。姉は番組内でボサノバ選曲の30分コーナーを担当してくれていました。私達は10代半ばまでブラジルで育ちました。ブラジルの街は毎日が陽気な音楽で溢れていましたし、父が音楽好きだったので、家ではスピーカーから流れるボサノバのメロディーが家族を温かく包み込んでくれていました。そんな環境で育った私達姉妹は自然と音楽好きに育ちました。

ラジオの魅力、それはリスナーとの相互関係が築けるメディアであること

――鈴木さんが思う、ラジオの魅力とは?

鈴木さん:ラジオの魅力は、リスナーとの相互関係が築けるところだと思います。テレビよりも規制が緩い分、言いたいことが言いやすいところもあり、思ったことを発せられるので、より人間臭いメディアなのかなと。昔は番組に寄せられたハガキなどを通じてリスナーとのコミュニケーションを取っていましたが、最近は番組がTwitterと連動することで、昔よりもリスナーとの距離がより近くなったと感じています。

去年の誕生日には、リスナー代表の方がTwitter上でお祝いコメントを募ってくれて、作成したコメントの寄せ書きをまたTwitterに挙げてくれました。

コメントの寄せ書き

とても嬉しかったので、プリントして額に入れて飾っています。

最近は、インターネットや携帯のアプリからもShonan Beach FMが聴けるので、海外のリスナーからのコメントも多くいただくようになり、先日は韓国のリスナーさんが日本語で書いた手紙を送ってくれました。

また、リスナー主導のオフ会を開催してくれたこともあり、こんなにリスナーとの距離が近い、ある意味「血の通った、温かいメディア」は他には無いと思います。

オフ会の様子

リスナーから「この曲良いですね」とか、「番組を聴いていると癒されます」なんてメッセージを頂くと本当に嬉しいです。

――ラジオはテレビと違い、画面を通じて姿が見えないので、声が姿になっていると感じます。これだけリスナーに愛されるのは、やはり鈴木さんの声から感じられるパーソナリティーが魅力的だからだと思います。DJとして心掛けていることはありますか?

鈴木さん:ありがとうございます(笑)。でも、あまり私自身の個性や人柄は出し過ぎないようにしています。と言うのも、Shonan Beach FMは「More Music, Less Talk」をスローガンに掲げ、トークは少なく、良質の音楽をたっぷりお届けしているラジオ局です。

リスナーから大好きな歌舞伎揚が差し入れされたりも

私はDJのお仕事は「音楽の額縁」だと思っています。額縁が良いと絵が映えるように、DJの声やトークがその音楽に適していれば、音楽の魅力がよりリスナーに伝わるのかな…と。番組の主役はあくまでも「音楽」だと思っています。

自分らしく人生を楽しむ母の姿を見せることが子育てのポイント!

――お二人のお子さんを育てる上で、大切にしてきたことは?

鈴木さん:母親自身が好きなことをして、自分らしくいることです。

「ママはラジオが好きでラジオの仕事をしているの。だからあなた達も好きなことをして良いんだよ」と、教えています。

また、子供と一緒に思いっきり遊ぶことも大切です。逗子・葉山には海の家やマルシェなど、大人が子どもと一緒に遊べる場所が沢山あるのも嬉しいですね。遊べる大人の姿を見て育てば、きっと子どもたちも人生を楽しめる人になると思っています。

番組にゲスト出演されたMISAKI DOUNUTSの方々と

失敗したところも隠さず、解決するところまでを見せるようにしています。また、思っていることはその場で話し、辛いと思った時も話すようにしています。例えば仕事でミスをして落ち込んで帰宅することも多かったのですが、そんな時は子供たちに話します。そして最後には「〇〇ちゃんが聴いてくれたから、少し楽になったよ。ありがとう」と言うようにしています。

――葉山での子育てで「ここが良かった」と思うところは?

鈴木さん:湘南の海と言っても色々な海があると思うのですが、葉山の海はきっと湘南で一番「穏やかな海」。風の流れ、時の流れがとても穏やかです。子ども達にはこの「穏やかさ」を幼少の頃から体感させてきました。そのせいか、高校生の娘は塾などで藤沢や横浜まで出掛けると、必ず「やっぱり逗子の駅に降りるとほっとする」と言っています。

高校生の娘さんと逗子マリーナのカフェで

また、子どもが小さな頃は良く森戸海岸で磯遊びをしたり、遊具もある葉山公園で遊んでいました。葉山近代美術館もお気に入りの場所で、キレイなもの・良いものに沢山触れさせてきました。

家族との写真

家からすぐの場所にキレイな自然もあれば、世界的な美術品もある。ほっとできる穏やかな海も。意識せずに良いものに触れさせられる環境が、葉山での子育ての良さだと思います。

DJとしての今後の活動は?

――二人のお子さんを育てながら、好きなDJのお仕事を続けている鈴木さんの夢は?

鈴木さん:現在、Shonan Beach FMのスタジオ(本社)は逗子駅から車で5分程の池子にあります。地元のコミュニティーFMとして始まりましたが、2017年には東京・池袋にもサテライトスタジオを開設し、週に一度は池袋からジャズ番組を放送しています。今秋には、逗子マリーナのサテライトスタジオも復活予定なので、2020年のオリンピックイヤーに向けてShonan BeachFMは今まで以上に逗子・葉山の小さなラジオ局の枠を超えて様々なカタチで放送を展開していくようになると思います。私もDJとして、池子スタジオでの放送だけでなく「よりインタラクティブな番組放送に携わっていけたら楽しそうだな」と思っています。

Shonan Beach FM

Shonan Beach FMは地域のコミュニティーラジオ局ですが、エリア以外の方でもインターネット(ホームページはこちら)や、携帯アプリの「TUNE IN」から試聴できます。より沢山の方にお聞きいただけると嬉しいです!潮風を感じるラジオを体感してみてください。

ライター

ライター:zion_mama
東京の某ラジオ局の広報職を経て、雑誌やフリーペーパーのライターに。鎌倉在住。音楽と美味しいごはんが大好き。子育て中のママ目線で、湘南の遊び方を提案していきます。

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