この記事は最終更新日から1年以上が経過しています。最新の情報はお問い合わせください。
JR逗子駅、京急逗子・葉山駅からも徒歩3分。細い路地に入った、駅近ながら静かな場所にある『Cafe&Restaurant Zushiまりん』。
もともとは湘南国際村の“子安の里”と呼ばれるエリアで12年間続いたお店「子安の里まりん」が、2019年2月に「逗子まりん」としてこの地に移転してきました。
お店で楽しめる料理のメニューは、まぐろやしらすの丼ものや、ハンバーグやカレーといった家庭料理が中心。子どもから年配の方まで食べやすいものばかりで、その美味しさに「子安の里まりん」時代から通うファンも多いそう。
また、スイーツやドリンクメニューも豊富で、のんびりティータイムを過ごす常連さんもたくさんいるのだとか。
そんな子連れでもゆっくりくつろげる、逗子のカフェ&レストラン『Zushiまりん』をご紹介します!
味わいはそのまま、湘南国際村から逗子駅前へお引越し!
現在『Zushiまりん』を切り盛りする、料理長の斉藤弓季さんとオーナーの吉田綾乃さん。お2人は実の親子です。
葉山の料理教室に通っていたご縁がつながり、当時のオーナーから誘われて「子安の里まりん」のオープンから厨房を預かっていた斉藤さん。現在も続く、さまざまな定番メニューのレシピを考案されてきました。
「『子安の里まりん』は湘南国際村という立地から、湘南や三崎への観光ついでに立ち寄るお客様に加えて、ドッグランも完備していたのでワンちゃんを連れたお客様にもたくさんお越しいただきました」と、当時を振り返ります。
一方、大学時代に英語を勉強していた娘の吉田さんは、卒業後はオーストラリアへ渡り、カフェやケーキ屋さんのスタッフとして一年間働きます。帰国後は、「子安の里まりん」や移転後の『Zushiまりん』でもオープニングスタッフとして勤務。
移転オープンから半年経過したころ、オーナーから年齢を理由に引退を告げられた吉田さん。子安の里時代から、たくさんの人に愛されていたことを知っていた彼女は「なくしたくない」という気持ちでお店を引き継ぐことに。
「『まりん』の変わらない看板ロゴを偶然見かけて来てくださる方や、『まりんの味が忘れられない』と通い続けてくださる常連の方も。お店を引き継いですぐにコロナ禍の状況でしたが、続けられているのは『まりん』を応援してくれるお客様のおかげです」と吉田さんは話します。
個性的でも食べやすい。こだわりの家庭料理の数々
それではここで、『Zushiまりん』自慢の料理をずらりとご紹介します!
三崎漁港から直送してもらっているまぐろを、子安の里創業時から続くオリジナルレシピのタレに漬け込んだ「まぐろの漬け丼」。一般的なしょう油ベースの漬けタレではなく、ちょっとピリ辛でユッケ風なのが特長です。厚切りのまぐろはボリューム満点。一度食べたら病みつきになると、リピーターも多い人気メニューです。
横須賀・長井漁港より仕入れている釜揚げの湘南しらすと、まぐろ漬けを半分ずつ盛り合わせた「あわせ丼」も人気。ふっくらとして風味豊かなしらすには、太白ごま油をかけるとまた違った味わいを楽しめるそうなので、ぜひお試しを。
三崎直送まぐろのすきみをたっぷり使った「ネギトロ丼」は、小学4年生の筆者の息子一押しメニュー。「まぐろはふわふわしていて、この海苔も美味しいの!」と箸が止まりません。
ちなみに、丼ものにつくお味噌汁は岐阜県・飛騨高山から取り寄せている無添加の赤だし味噌を使用。取材時の1月は刻んだ柚子の皮が少量入れてあり、口に含んだ瞬間、濃厚な味噌と爽やかな柑橘の味わいが両方楽しめました。
ハンバーグとキッシュ、十六穀米or白米、たっぷりの生野菜サラダの、女性に人気のワンプレート。ミニデザートと選べるドリンク付きで、取材時のデザートはブラウニー、ドリンクはごぼう茶をセレクトしました。
単品メニューでも人気のハンバーグ(ハンバーグ御膳 1,450円)。
「いわゆる肉汁がジュワっと溢れるようなものではないんですが、お母さんが作る家庭的な味を目指したかったんです」と斉藤さんが話すハンバーグは、肉のしっかりした旨味を感じながらもあっさりしていて、子どもでも楽しめます。
まりん特製のお子さまランチは、子ども向けにマイルドな味にしたカレーライスにミニハンバーグ、サラダ、ミニデザート、ドリンク(アップルorオレンジジュース)がセットに。カレーは、しらすご飯に変更もできます。
ほかにも、ひき肉とたっぷり野菜のキーマカレーや各種ピザなどもあり、子どもから大人まで幅広い世代で楽しめるメニューが満載です。
スイーツとドリンクで、のんびりカフェタイムも♪
斉藤さんが作る家庭料理が人気の『Zushiまりん』ですが、スイーツメニューも充実。ティータイムを楽しむ人も多く来店します。
「フレンチトースト」は、子安の里時代から限定販売していた国産小麦の自家製食パンを使っています。ある日、吉田さんがその食パンをフレンチトーストにしてみたら、相性が良かったのか驚くほど美味しく出来て、メニュー化しようと提案したという誕生秘話も。
また、「シフォンケーキ(ドリンク付き・890円)」や「ベリーベリーブラウニー(ドリンク付き・1,000円)」「ミニパフェ(チョコ / ブルーベリー / 抹茶・600円)」などもあります。
さらに和のスイーツメニューも。買い物途中に一息つきにくる年配の方も多いそうですよ。
ドリンクメニューにもこだわりがあり、「炭焼きコーヒー(500円)」は栃木県にある焙煎所にお願いしている「まりんオリジナルブレンド」。コクと苦みのバランスが絶妙で、スイーツとの相性も抜群。
ほかにも、「ごぼう茶(500円)」「黒豆茶(500円)」といった健康茶もあります。
また、生ビールや焼酎など、お酒メニューも豊富に取り揃えています。
写真の国産ワイン「ル・モン」は、山梨県にあるワイナリー・白百合醸造よりお取り寄せ。数々の賞を受賞しているワインで、まりんの料理とよく合うのだとか。
「土曜の昼間に、女性一人で単品のキッシュとグラスワインを楽しむ方もいらっしゃいますよ」と吉田さんは笑います。
お家でもまりんの味を!テイクアウトメニューも充実
2019年2月に移転オープン後、オーナーを引き継いだ吉田さんに待っていたのは新型コロナウィルスの感染拡大…。そこで、テイクアウトメニューにも力を入れました。
人気のまぐろの漬けは、さっと焼くことでテイクアウトでも対応できるように。
また「ワンプレートランチ」の内容を詰め込んだ、「キッシュ・ミニバーグ弁当(1,000円)」も人気です。
テイクアウトメニューのみのオムライスとミニハンバーグがセットになった「キッズオムライス弁当」は、キッズでなくても注文可能です。
各種スイーツメニューもテイクアウトできるので、おもたせとしてもいいですね!
テイクアウトはウーバーイーツからの注文も可能。その場合、利用できるメニューと料金が異なるので、詳しくはUber Eats公式サイト「Zushiまりん」を確認くださいね。
これからも幅広い世代の居場所であり続けたい
2022年に男の子を出産した吉田さん。現在は、息子さんも一緒にお店に立ちます。
「お客様にご迷惑をおかけしないか不安でしたが、息子がぐずったらあやしてくれたり、ミルクを飲ませてくれたり。息子の成長も一緒に喜んでくださって、皆さんの温かい気持ちが本当に有難いです」と話します。
「エレベーターがない2階と不便な場所ではありますが、ベビーカーもお席まで運びますし、子連れでもお店では気兼ねなくゆっくり過ごしていただければ嬉しい」と、お母さんとしての表情で話す吉田さん。
世代を問わず、たくさんの方の居場所になってほしいと願う斉藤さん・吉田さん親子と、小さな店員でもある息子さん3世代で営む『Zushiまりん』。
美味しい料理やスイーツを味わいながら、ゆっくりした時間を過ごしに、ぜひ家族で立ち寄ってみてくださいね。
Cafe&Restaurant Zushiまりん
住所 |
---|
〒249-0006 神奈川県逗子市逗子2-6-5 I.D.Iビル2F [Googleマップ] |
アクセス |
JR逗子駅、京急逗子・葉山駅より徒歩3分 |
電話 |
046-874-9285 |
営業時間 |
11:00~17:30(L.O.17:00) ※夜(17:00~21:00)は予約営業のみ。詳しくはお店に問い合わせを |
定休日 |
日曜日 |
駐輪場 |
無し※近隣に有料駐輪場有り |
駐車場 |
無し※近隣にコインパーキング有り |
SNS |
Instagram Facebook |
家族は夫・息子・犬一匹。東京→逗子生活も10年以上経過。海で泳ぎ、川で魚を探し、緑の中で虫採り。これからも子どもと一緒に楽しい発見をして、たくさんのママとシェアできたら嬉しいな。