茅ヶ崎『ママほぐ』は、子育て中のママを応援するイベントを毎月開催!

子育ての悩みが共有できる相手がいない。ひとりで子育てをしている。
核家族化やご近所さんとの関係の希薄化などから、“孤育て”をせざるを得ないママさんが増えています。そこで、そんなママさんたちに知ってほしい市民団体をご紹介!
茅ヶ崎子育てサークル・ママほぐ

『ママほぐ』は、茅ヶ崎に暮らすママたちが設立した団体。ママたちの居場所づくりを目的とした「ママほぐ~リラクゼーションとモノづくり~」や、産後ケアを目的とした「ママほぐ~産後カフェ~」、子育て中のお母さんのための学びを目的とした「ママほぐ講座」の3つの事業を行っています。

ブランチ茅ヶ崎

茅ヶ崎市浜見平にある「BRANCH茅ヶ崎」

今回は、茅ヶ崎市・浜見平のBRANCH茅ヶ崎で定期的に開催されている『ママほぐ~リラクゼーションとモノづくり~』にお邪魔し、その様子をレポート。子育てに勤しむママさん、出産を控えているプレママさん必見です!

『ママほぐ』は、4人の現役ママが企画運営

『ママほぐ』を運営するのは髙村えりこさん、古知屋千恵子さん、赤池亜希子さん、中村麻紀さんの4人。皆さん、子育て中のママさんたちです。

ママほぐを運営する現役ママたち

左から古知屋さん、中村さん、赤池さん、髙村さん

『ママほぐ』代表の髙村さんは、2児の母。結婚を機に茅ヶ崎での生活をスタートし、第一子の妊娠・出産を経験。しかし、子育てを手伝ってくれる家族は近くに居ない、友達もいないという“弧育て”状態だったそうです。「第一子の子育ては孤独との闘いでもありました」と髙村さんは当時を語ります。

赤ちゃんをあやすママほぐスタッフ

「赤ちゃんがいると外に出るのが大変なので、自宅で赤ちゃんと二人だけで過ごす、誰とも会話しない毎日になってしまい本当に辛かった」そんな髙村さんご自身の子育て経験が、「ママが安心してお出かけできる居場所を作ろう」というきっかけに。2017年7月、髙村さんは他のママたちと『ママほぐ』を設立します。


「ママほぐ~リラクゼーションとモノづくり~」をレポート!

マッサージで身体を癒したり、モノづくりに集中したり…。「ママほぐ~リラクゼーションとモノづくり~」は、毎月第1水曜日に「ブランチ茅ヶ崎2 サンノイチ」で開催されています。

ブランチ茅ヶ崎2サンノイチのイベントブース

参加費は無料(体験料などは別途必要)で、もみほぐしやロミロミなどの癒しブース、モノ作りブース、フードブースがあり、好きなブースをいくつも回ることができます。

イベント中の無料見守り保育

「ママほぐ~リラクゼーションとモノづくり~」の最大の特長は、無料の見守り保育があること。ママが施術を受けたりモノづくりを体験している間、保育士の古知屋さんをはじめとする『ママほぐ』のスタッフの皆さんが、子ども達を見守ってくれています。「少しの時間でも子どもから離れて、自分だけの時間をのんびりと味わってもらえたら」と古知屋さん。この心遣いが、ママにとって嬉しいですよね。

それではいくつかブースをピックアップしてご紹介しましょう。

子育てママのリラクゼーション

リラクゼーション系のブースは毎回2、3店舗登場しますが、髙村さんの「子育てママの体ケアルームおきなわ屋ぁ」は毎回出店。20分1,500円、30分2,000円とお値段もかなりリーズナブル!『ママほぐ』では出店者さんのご協力のもと、施術は価格を抑えて提供しているそうです。「子育て中のママは、身体を酷使しがち。子どもを連れてゆっくりマッサージなんていけないじゃないですか。このイベントでは見守り保育があるので、ゆっくり身体を癒してほしい」と髙村さんは言います。

お花リースのワークショップ

リラクゼーションなどの癒しブースに加え、モノづくりブースも充実!「cocohanaflower(ココハナフラワー)」のリースワークショップは毎回人気のワークショップです。「家で子どもと一対一でいると煮詰まってくることもありますよね。ここでは私たちがお子さんを見守っているので、ママにはしばし“お母さん脳”を忘れてもらって、モノを作ることに集中してもらえたら」と髙村さん。子育て以外のことに集中できるのは、ママにとって貴重な時間です。

Kanaiプレートアート体験ワークショップ

「Kanaiプレートアート体験」は、ちょっと珍しいお絵かきアートセラピー。右脳に働きかけて、潜在意識に作用するそうです。潜在意識をアウトプットすることで、願望実現、とらわれた思いなどの解除などを促すのだとか。月によっては占いやカラーセラピーのブースが登場することもあるそうです。

ハンドメイド雑貨ブース

ダブルガーゼ生地のふわふわスタイやリンクコーデが楽しめるターバンなど、おしゃれな手作り雑貨が揃う「eriko HANDMADE(エリコ ハンドメイド)」。親子で使える可愛いアイテムが人気なのだとか。

家具のリサイクル展示ブース

茅ヶ崎市環境事業センターによる家具のリサイクル展示も。大型ごみとして出されたモノから再利用できる家具類を、環境事業センター職員の方が清掃・補修をして展示しています。ベビーチェアなど、育児に役立つ家具が並ぶ場合も。抽選の結果、当選された方には、家具を自宅まで配送してくれるそうですよ。(当選の際は、500円以上の寄付に御協力をお願いします)。

茅ヶ崎・ビーグロットのパン販売

11:00から13:00には、茅ヶ崎市東海岸のパン屋さん「B-grotto(ビーグロット)」のパンも販売。子どもが食べられるパンをはじめお総菜パンもあるので、ランチにもいいですね。


「ママほぐ~産後カフェ~」はママと専門家がつながる場

今でこそ様々な自治体で行われている産後ケア事業ですが、「ママほぐ」を立ち上げた当初は茅ヶ崎市に産後ケア事業はなかったそうです。

子育て中の産後ママ

「周りにおじいちゃんおばあちゃんがいない、友達もいないとなると、子育ての知識を得る場はネットしかないんですよ。でも、ネットにあふれる情報は、何が正しくて嘘なのかが分からない。頼れる専門家と話すことができればよかった」と当時を振り返る髙村さん。産後に頼れる専門家と繋がることができる場を作りたいと企画したのが「産後カフェ」でした。

ママほぐ・産後カフェ

『産後カフェ』は11カ月までの赤ちゃんとそのママを対象に、毎月第3金曜日に「ブランチ茅ヶ崎3 まちづくりスポット茅ヶ崎」で開催。毎月1日に予約開始となります。
予約についてはこちら

参加費は1,600円で、各講師への相談や体験費、「BRANCH茅ヶ崎2」にあるカフェ「カレッタカレッタ」の飲み物代が込み。子育て中のお母さんを応援したい」という『ママほぐ』の賛助会員による、焼き菓子のプレゼントもあります。

産後カフェのイベント風景

助産師さんやベビーマッサージのインストラクター、ヨガ講師、抱っことおんぶの専門家など、産後に特化した専門家が月替わりで登場。専門家の方のほとんどが、湘南地域のママさんたちなのだとか。顔を見て話すことができるのは、ママにとって心強いですね。

産後カフェのイベントに参加するママと赤ちゃん

イベント中は保育士や『ママほぐ』のスタッフさんがお子さんを見守ってくれるので、カフェや焼き菓子を楽しみながら、他のママさんとのおしゃべりをしても、持ってきた雑誌を広げるでも…。赤ちゃんからちょっと離れて、ママがほっとひと息つくことができます。

ママほぐのイベントに参加する子育てママ

産後に“孤育て”をした経験から生まれた『ママほぐ』は、今年で7年目。「ここ(ママほぐ)が、ママの居場所になりますように」と髙村さんは願います。会場には気さくな『ママほぐ』スタッフの皆さんもいるので、1人でのお出かけも大丈夫!日頃の育児の疲れを癒しに、育児の相談に、お気軽にお出かけくださいね。


ライター:honobono
夫の転勤であこがれの地、湘南へ。茅ヶ崎在住。湘南の太陽をいっぱい浴びて、美白とは縁遠い生活を満喫中。2023年に保育士資格を取得。湘南で子育てを楽しむヒントを、お母さん目線で提案していきます。
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