茅ヶ崎の駄菓子屋さん『ants coffee(アンツコーヒー)』で、親子で懐かしい時間を楽しもう!

茅ヶ崎市東海岸にある、親子で楽しめる駄菓子屋さん『ants coffee(アンツコーヒー)』。まるでカフェのような佇まいで、昭和の雰囲気を残しつつ、今の時代にアップデートされたセンス抜群の駄菓子屋さんです。おいしいコーヒーも提供しているので、お子さんは駄菓子、ママはコーヒーと、それぞれが好きな物を楽しむことができます。

茅ヶ崎・アンツコーヒーの店舗外観

近頃は小さな駄菓子コーナーを設置しているスーパーも多く、駄菓子と言えばスーパーと言うイメージになりつつあることに、寂しさを感じるママもいるのではないでしょうか?子どもを本物の駄菓子屋さんに、連れていってあげたい。『アンツコーヒー』はそんなママさんやパパさんにおすすめのお店です。

レトロおしゃれな駄菓子屋さん、茅ヶ崎『ants coffee』

茅ヶ崎駅から海へと続く雄三通りを15分ほど歩くと、134号線より少し手前のマンションの一角から、子ども達の笑い声が聴こえてきます。ここが茅ヶ崎の駄菓子屋『ants coffee』。

茅ヶ崎・アンチコーヒーに駄菓子を買いに来る子ども達

学校が終わる3時半頃になると、小学生が次から次へとやってきます。開店間もない2時頃は比較的空いているので、小さなお子さんとのんびりと過ごしたい方は、この時間帯が狙い目です。

茅ヶ崎・アンツコーヒーの駄菓子売り場

店内は絶妙にレトロな雰囲気。店内正面と右側の棚には、カラフルな駄菓子がいっぱいです。

茅ヶ崎・アンツコーヒーの駄菓子

うれしいことに、懐かしのお菓子の姿も。ラムネやフェリックスのガムなど、私が子どもの頃に好きだった駄菓子も。値段が当時とあまり変わらず、10円台のお菓子もたくさんあります。

くじやこまなどの子供向けおもちゃ

くじやこまなどのおもちゃも、まだまだ人気みたいですよ。

スーパーボールくじ

そして定番、懐かしのスーパーボールくじを発見。一回33円に、時の流れを感じてみたり。

オシャレな文房具

店内左側は海外の鉛筆や、作家さんによるセンスの良いオシャレな文房具が。そう言えば、子どもの頃、文房具が大好きだったな・・・と、この店に来て思い出しました。大人になったママ達の心をくすぐるような素敵な文房具、揃っていますよ。

造りたかったのは、子ども達が来られる場所

この素敵な駄菓子屋さんを営むのは、店主の山口咲久矢さん。

お店の雰囲気と『ants coffee』と言う店名から、カフェに駄菓子を置き始めたのが、この店の始まりなのかと思っていたのですが、駄菓子屋をやろうと思った方が先だったのだそうです。

茅ヶ崎・アンツコーヒーの店主

「この店を始めてちょうど今年で10年なのですが、当時私の子どもが10歳だったんですよ。その頃、子どもたちだけで買い物に行かれる場所って、コンビニぐらいしかないな、と思っていて。子ども達が買い物に行かれる、安全な場所がもっとあれば楽しいのに。それってやっぱり駄菓子屋さんかな・・・と。その安全で楽しい場所を私が作ろうかなと思ったことが、お店を始めたきっかけでした」と、微笑む山口さん。

今ではすっかり地域の子ども達の溜まり場兼憩いの場になっているようで、店前の3卓のテーブルは常に満席。くじ付きのチョコを食べて「当たった!」とはしゃぐ子や、「何買ったの?」と買ったお菓子をテーブルに広げる子ども達で、店の前はいつも大賑わいです。

店の前で駄菓子を食べる子ども達

お友達と小さなカップ麺を食べている子ども達の姿も、ここでは良く目にする光景です。きっとどんなご飯よりもおいしいのだろうなー(笑)。ここに居る子は、みんなとても楽しそう!

「駄菓子屋って、子どもたちが家や外では言えないことを、そっと落としていく場所なんですよね。親や友達には言えないことを、こっそりと私に教えてくれたりするんです。これはナイショだねってね」と嬉しそうに語る山口さん。

茅ヶ崎・アンツコーヒー・駄菓子店の前にあるテーブル席

自分で好きな物を買って、友だちと一緒に楽しい時間が過ごせる『ants coffee』は、子どもたちにとって、社会勉強をさせてくれる場所であり、親には言えないことを、そっと吐き出せる、心のオアシス。山口さんは子ども達の第二のお母さんみたいな存在なのです。なんだか、素敵だな。

今の時代、300円でどんな駄菓子が買えるのか?

今の子どもは、駄菓子屋さんでどんなものを買いたがるのでしょうか?気になったので、小学4年生の息子に300円を渡して、お買物させてみました。

駄菓子屋さんでお菓子を選ぶ子ども

はじめてのおしゃれな駄菓子屋さんに、少し興奮しているようで、まずはしばしお菓子を物色。懐かしいアルミのお皿に、買いたいものを入れて行き、畳に商品を置きながら、ひたすら金額を計算です。

子どもが選んだ駄菓子

最終的に彼が購入したお菓子はこんな感じ。やっぱり、好きなゲームキャラのお菓子に目を奪われたようです。あとはくじ付きのチョコ2種類とイチゴの酸っぱいスプレーを購入。母としては、10円台のお菓子をわんさか買って、駄菓子ならではの、お得感を味わって欲しかったのですが、残念ながら息子は量より質派だったようです。これでお会計299円。

駄菓子屋さんでお会計をする子ども

「300円、ギリギリで選べて凄いね」と山口さんに誉めていただき、とてもうれしそう。

駄菓子の金のチョコ

「この金のチョコは、絶対に当たるから買いな!」と教えてくれた子がいたので、それも手にとっていました。知らない子にも、気軽に声をかけてくれるところが、駄菓子屋っぽくていいですよね!当たり券は10円の飴と交換してもらい、息子はとても喜んで「また来たい!」と、はじめての駄菓子屋体験を楽しんでいました。

コーヒーとスイーツはママに大人気!

茅ヶ崎の駄菓子屋さん『ants coffee』は、親子で楽しめるよう、コーヒーとスイーツも提供しているのですが、とてもおいしいと評判です。

「元々コーヒーが好きだったのですが、お店の前でコーヒーが飲めたら、子育てで忙しいママも、ちょっと一息つけるかなと思ったんです。雑貨も駄菓子もそうですが、私が好きなものを集めたら、このお店になった感じなんですよ」と微笑む山口さん。

茅ヶ崎・アンツコーヒーの深煎りコーヒー

この店で味わえるのは、茅ヶ崎の吉田珈琲焙煎所の豆で淹れてくれる、絶妙な苦味が特徴の香りの高い深煎りコーヒー。私のお気に入りは、この苦味が効いたアイスカフェオレ(650円)。コーヒーのお供には、週に1日しかオープンしない小田原の『REAU REAU CAFE』のスイーツがおすすめです。

小田原・REAU REAU CAFEのスイーツ

バタークリームをサクサクのサブレでサンドしたサブレサンド(480円)は、湘南ゴールドのピールが入ったバタークリームがとても爽やかで、この店のコーヒーと良く合います。本当においしくて、サブレサンドを買うためだけに、子どもにはナイショでひとりで訪店しちゃうかも(笑)。

親子でそれぞれの駄菓子屋時間を楽しもう!

茅ヶ崎の駄菓子屋さん『ants coffee』は、親子で楽しめる憩いの場。お子さんは駄菓子、ママはコーヒー&スイーツとそれぞれの満足時間が楽しめるので、子どもを遊ばせながら、ママもほっと一息つける場所です。

茅ヶ崎・アンツコーヒーのかき氷

夏になるとかき氷も始まるそうですので、歩いてすぐの海で遊んだ後に、ここに立ち寄るのもおすすめです。お子さんと一緒に、懐かしいひと時をこの店で過ごしてみませんか?

茅ヶ崎駅海側の美味しいスイーツ店・パン屋さん



ライター

ライター:zion_mama
東京の某ラジオ局の広報職を経て、雑誌やフリーペーパーのライターに。鎌倉在住。音楽と美味しいごはんが大好き。子育て中のママ目線で、湘南の遊び方を提案していきます。

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