『べーぐる もへある』は新店舗に移転しました。詳細はこちらの記事をお読みください。
(下記の記事は、2018年5月に取材した内容です。)
鎌倉駅からバスで15分程と決してアクセスが良いとは言えない梶原。しかしこのエリア。麻婆豆腐の『かかん』、ケーキの『POMPON CAKES』などの「本当においしい人気店」が点在し、じわじわと関心度が高まっている注目のエリアなのです。そして今回ご紹介するこちらのお店も、一度来たらまたバスに乗ってでも通い詰めてしまいそうな梶原のベーグル屋さんです。
実は鎌倉”初”のベーグル屋さん!
『べーぐる もへある』は、鎌倉におけるゲストハウスの先駆けである『鎌倉ゲストハウス』の半地下で展開する『鎌倉ゲストハウス ベースメント カフェ』の朝食屋さん。フランス語でモントリオールを意味する「もへある」はその名の通り、モントリオールスタイルのベーグルを食べさせてくれるカフェで、鎌倉”初”のベーグル屋さんです。オープンは7時からとかなり早いのも嬉しく、ゲストハウスの宿泊客が朝食を食べに来るのはもちろん、オープンしてまだ3ヶ月程ですが、近所の人が散歩帰りにふらりと立ち寄ったり、幼稚園に子供を預けたお母さんが朝の貴重な時間を一人で、または友達とのんびり過ごすために訪れるなんてことも多く、近所の憩いの場的存在になりつつあります。
モントリオールスタイルのベーグルって?
店主の左奈田さんは、2年程カナダのモントリオールに住んでいたことがあり、現地で食べていたベーグルのおいしさを再現したいとの思いからこの店をオープン。「NYスタイルのベーグルが日本では主流ですが、モントリオールのベーグルに比べるとパサついた感じがして。モントリオールのベーグルはもっとしっとりしています」と左奈田さん。確かにこの店のベーグルはふわりとほんのり甘く、食感も味わいも柔らか。聞いてみると、べーグルは他のパンと製法が異なり、焼く前に一度お湯で茹でてからオーブンで焼き上げるのですが、モントリオールスタイルのベーグルは、茹でる際にはちみつを沢山入れるのだとか。これがNYスタイルとは大きく異なるところで、より柔らかく、艶やかになるわけ。さらにカナダ産の小麦粉にこだわっているのも美味しさの秘訣の一つだそうです。
嬉しいモーニングセットはワンコインで!
モーニングセットはベーグルトーストにミニサラダ、ドリンクが付いて500円とリーズナブルなお値段が嬉しいです。ベーグルのお供にバターかクリームチーズが選べます。サラダは旬な湘南野菜を日替わりで。プラス150 円でスープ、100円で卵料理が追加できます。この日のドリンクはコーヒーにしたのですが、これまた梶原で注目のコーヒー豆専門店『イマジネーションコーヒー』の豆を使用したハンドドリップコーヒーで、雑味が無くスッキリとした味わいでとても美味しかったです。
アラカルトのベーグルサンドは食べ応え満点!
ベーグルサンドは300円からと、こちらもリーズナブル。ハムやチーズ、卵をメインとしたサンドイッチでベーグルを3種類から選べます。この日はBLTサンドをオーダー。ベーコンの塩気とフレッシュな野菜、そしてほんのり甘いベーグルのハーモニーがたまりません。
心まで温かくなる野菜スープもおススメ!
日替わりで内容が変わるスープ(350円)は、鎌倉のレンバイで仕入れる鎌倉野菜や横須賀、三浦の野菜など旬な地野菜で作る野菜スープ。野菜本来のうまさが凝縮されており、カラダが喜ぶ美味しさ。このスープ目当てに訪れるお客さんがいるのも納得です。ベーグルと一緒にオーダーすると50円引きになるのも嬉しいですね。
心地良い朝をおいしいベーグルとともに!サーフィン帰りの朝食にも!
元々料亭だった古民家を改装したゲストハウスに併設されているこのカフェは、宿泊客の外国人の方が朝食を楽しんでいることも多く、インターナショナルな雰囲気もこの店の魅力の一つ。忙しい日常をふっと忘れさせてくれる、そんな場所でした。こんな素敵なカフェでのおいしい朝食を目指して、早起きしてみませんか?
ライター:zion_mama
東京の某ラジオ局の広報職を経て、雑誌やフリーペーパーのライターに。鎌倉在住。音楽と美味しいごはんが大好き。子育て中のママ目線で、湘南の遊び方を提案していきます。