子どもと一緒にママやパパも楽しく学べる藤沢市湘南台文化センターこども館

プラネタリウムで見る宇宙や珍しい世界の民族衣装。あるいは広い空間の巨大なトンボやタマゴ、セミのぬけがらなど。子どもたちが目を輝かせる異次元空間を身近に感じさせるのが藤沢市湘南台文化センターこども館です。
未来を担う子どもの想像力を後押ししてくれる知的空間が広がっています。

子ども館外観

宇宙劇場で観る星空と全天周映画

プラネタリウム

銀色に輝く、巨大な地球儀。
藤沢市湘南台文化センターこども館(以下こども館と略します)のシンボル的建造物は、これから始まるこども館の楽しさを教えてくれるような存在感があります。

もちろん単なる建造物、オブジェではありません。

この巨大な地球儀の中身は直径20mもある全天周ドームスクリーンを備えた宇宙劇場で、プログラムにはバーチャリウムⅡと呼ばれるデジタル映像システムが作り出す映画とプラネタリウムを備えています。

「7月20日から11月30日まで、こども館開館30周年記念企画としてNHKのサイエンスZEROとコラボレーションした全天周映画『奇跡の地球』を上映します。湘南を通じて地球の過去、現在、未来を見つめた壮大な物語です。そして同時上映するのがワークショップで子どもたちと大人が一緒になって作った短編SF映画です。子どもたちが自ら監督や役者をこなし、ロケで撮影した映像をプロの技術者に手伝っていただいて完成しました。2本合わせた上映時間は約40分です。宇宙劇場の全天周映画をお楽しみください」

このように教えてくれるのは、こども館を案内していただいた青木優介さん。

プラネタリウム

宇宙劇場、もうひとつの魅力がプラネタリウムです。約13等星まで、約1,000万個までの星々をシャープに映し出す投影機はプラネタリウムの先駆的存在、五藤光学研究所のケイロンです。

傾斜した床に設置された全160席はすべてリクライニング可能となっており、全天周ドームに映し出された星空をどの席からも満喫できます。

天の川や星雲など、肉眼ではけっして見ることのできない星々の世界は、子どもたちに非日常的な空間を与えてくれると同時に、宇宙への関心を高めてくれるでしょう。

自由に触って遊びながら世界を知ることができる展示ホール

「森」

地下1階の展示ホール1は子どもたちが自由に遊びながら世界を身近に感じることができる空間となっています。

展示ホール右側にあるのは巨大生物が生息する「森」。メタリックの輝きを持つ樹や支柱に止まっているトンボ、岩で羽を広げている蝶などを見ていると異次元の世界へ迷い込んだような気持ちになります。

「森」と滑り台

この「森」には滑り台があり、幼児に大人気。

取材の最中も幼児を連れたママが多く訪れ、滑り台で遊ぶ幼児を見守っていました。

展示ホール1は「あそんで発見!世界と科学を学ぼう!」がテーマで、展示品の多くは実際に手に取って触ることができるため、その展示品が持つ機能を直感的に理解することができます。

民族衣装コーナー

モンゴルの住居、ゲルを模したスペースに置かれている展示品には「世界のおもちゃ」や「民族楽器」「民族衣装」などがあります。

「民族楽器」にあるケイジャンスプーンはパスタをつかむトングのような格好。

どうやって音を出すのかと思ったら、これ、手の平で叩くと解説されていました。

ケイジャンスプーン

「民族衣装」のゲル内には各国の伝統的な衣服が展示されており、ハンガーにかかっている衣服であれば自由に着ることができます。なお、試着できない衣服もあるのでママが注意してくださいね。

「世界のおもちゃ」内の展示品は自由に使って遊べます。どれも素朴ですが、そのシンプルな動きは物理的で知能全般を刺激する、いわゆる知育玩具的な役割を持っていることが特徴です。

「世界のおもちゃ」

自分で作曲できるオルゴールもありました。回転するドラムに挿してあるピンを引き抜くと、その音が鉄琴を叩く仕組みになっており、大人でも意外と楽しめます。ママが作曲して子どもに聞かせれば、感動して音楽に高い興味を示す可能性、十分にあります。

なお、展示ホール2は2階にあり、円環ギャラリーには太陽系軌道模型やアースラボ(空から見た地球)などの宇宙に関する展示と12台の映像ギャラリー、8台のパソコン体験スペースがあります。

7月20日から始まるワークショップの体験型「ブラックホール」

藤沢市湘南台文化センターは今年、開館30周年を迎えました。
前述した宇宙劇場で上映する「奇跡の地球」の他、数多くの30周年記念イベントを予定しています。そのひとつが1階のワークショップに展示される「ブラックホール」です。

3月30日から6月30日までの毎週土・日を使い、参加費無料で子どもから大人まで共同作業でブラックホールを作成。こちらも「奇跡の地球」と同じく7月20日より展示します。

「ブラックホールは通常のダンボールに耐火性の黒い塗料を塗り、細く切って交互に貼り付け、さらにアーチ状の枠に組み合わせてブラックホールを思わせる真っ暗なトンネルを作ります。その中にいろいろな展示物を用意して、地球環境に対する関心を高めてもらおうというのが、このイベントの目的です。もちろん、トンネル内は暗いといっても展示物を照らす明かりがあるので安全です」

と、青木さんは楽しそうな表情で語ります。

青木優介さん

毎週土・日はワークショップを担当している青木さん。いろいろな工作を子どもたちと一緒に作っているそう。

「ワークショップは工作が得意な子どもだけでなく、工作が不得手な子どもでも、作る楽しみを知ることができるスペースです。じつは私、工作があまり得意ではなく、私が見本を作ると不得手な子どもが安心するんですね。不得手な子どもの気持ちも分かるので、作る楽しみを伝えることができると思っています。今でも子どもと一緒に工作の腕を磨いているつもりでやっています」

こども館の特徴は基本的に子どもと親が自由に見て、触れて、体験できること。

一般的な博物館や美術館のように順路がないので、最初から好きな場所に行くことができるし、同じ場所に長くいることもできます。

遊びながら楽しく宇宙や世界を知ることができるこども館、ママやパパが知らないこともいっぱいあるので一緒に学んでくださいね。

自分で作曲できるオルゴール

施設情報

住所 神奈川県藤沢市湘南台1-8
電話 0466-45-1500
開館日 火〜日曜日 夏休み期間中の8月は休まず開館
休館日 月曜日(祝日を除く)祝日の翌日(土・日を除く)年末・年始
開館時間 9:00〜17:00(入館は16:30まで)
展示ホール入場料 子ども(小・中学生)100円 大人(高校生以上)300円
宇宙劇場入場料 子ども(中学生以下)200円 大人500円
HP http://www.kodomokan.jp

地図

ライター

ライター:TaddyBear
女性雑誌や旅行誌、カード誌など紙媒体を経て現在はWEB媒体を中心に活動しているナチュラル・ボーン・フリーライター。高校は辻堂に通っていたので湘南が遊び場になった経験あり。現在は横浜在住。湘南へ遊びに行きたいママさん目線、大切にしたいと思っています。

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