藤沢『いすゞプラザ』で、働くクルマを見て触って体験しよう!

藤沢市湘南台にある、いすゞ自動車の藤沢工場。その工場に隣接する『いすゞプラザ(いすずプラザ)』は、いすゞ自動車創立80周年記念事業のひとつとして2017年4月に開館。車好きの子どもから大人まで、現在も多くの人が来館しています。

いすゞプラザのショールーム外観

広い館内ではいすゞ自動車の歴史から車の展示、車づくりの工程など、さまざまなことを体験しながら知ることができます。

いすゞプラザのショールームで遊ぶ子ども

展示も体験も盛り沢山な内容で子どもはもちろん、パパやママも楽しめて発見も満載です。
今回は、息子を連れてお邪魔してきました。実際に体験してきた模様を交えながら、『いすゞプラザ』について詳しくご紹介します!

展示や体験充実の館内は、子連れに嬉しいポイントも

まず初めに、『いすゞプラザ』へ来館するには見学予約が必要です。公式WEBサイトから予約できるので、来館希望日時が決まったら必ず予約手続きを行ってくださいね。

いすゞプラザのエントランスホール

当日は、受付で予約時にメールで送られるQRコードを提示すれば手続き完了です。
また館内の展示エリアへのベビーカーは持ち込み不可で、エントランスホールにベビーカー置き場があります。必要な場合は、抱っこ紐の準備をしておきましょう。

いすゞプラザの館内

館内は1階と2階の2フロア設計で、1階はトラックやバスなどの大型車やジオラマの展示、2階はいすゞ自動車の歴史や車づくりの作業工程を体験しながら学べます。

いすゞプラザ館内の授乳室とおむつ替え台

1階には、2つの授乳スペースとオムツ替え台がある授乳室もあります。90度のお湯も出るので、粉ミルクも作れますよ。

いすゞプラザのフロアマップ

ほかにも暗証番号式の無料ロッカーもあるので、荷物を預けて身軽になっての見学も可能。何かと荷物が多い子連れには有難いサービスですね。

いすゞプラザの駐車場・無料バス発着所

また、電車の場合は最寄りの湘南台駅より『いすゞプラザ』エントランスまでの無料送迎バスもあります。
車の場合は、施設横に併設された無料の駐車場を利用できます。

いすゞプラザ隣のホテル併設カフェ

『いすゞプラザ』館内での食事スペースはありませんが、隣にあるホテル『PLAZA annex』1階に、『SAKURA cafe & dining』があります。
子ども用のプレートやうどんのメニューもあり、ランチやちょっと一息つきたいときにおすすめのカフェです。

最新のトラックやバス、特殊車両の乗車体験ができる!

それでは、館内の展示エリアを詳しくご紹介しましょう。
まず入口を入ってすぐ、1階展示エリアの全体テーマは「『運ぶ』を支えるいすゞ」。

いすず自動車のトラック

100以上の国や地域で働くトラックに加えて、街で見かける最新の大型トラックやバスの展示があります。

大型トラックの乗車体験

普段はなかなか近くで見られないような大型トラックの、運転席の乗車体験もできます。これには息子も大興奮!
「お父さんが、『とくに子どもは運転席から見えない』って言っていたけど本当だねー!」と実際に運転席に座ってみて、その高さに驚いていました。

新型エルフ

現在は、7代目となる新型エルフを展示。「デザイン」「ホスピタリティ」「エコノミー」「セーフティ」「コネクテッド」「ラインナップ」の6つのポイントを中心に、進化をしています。ぜひ、ご覧くださいね!

大型路線バスの車内

こちらは、大型路線バスの車内。幅広い年代の人が乗り降りしやすいステップの高さや、ベビーカーや車いすでもそのまま乗車できる広い通路など、ユニバーサルデザインの広々空間です。

いすゞ自動車の救助工作車

「命を支える」コーナーでは、消防や警察、自衛隊などで採用されているいすゞの車の展示があります。
取材時は、2005年から2021年3月まで、藤沢市の高度救助隊で実際に使用されていた救助工作車が展示されていました。大規模災害や特殊災害の救助活動で使用されるため、“どこにでも行ける、道は選ばない”という機動力と数々の資機材を搭載できる積載性、さらに装備類の準備が迅速に行えるスペースが要求されたそうです。
こちらの救助工作車も、運転席の乗車体験ができます。

いすゞプラザの特設展示エリア

また、バックヤード特設展示エリアでは「南極の“運ぶ”を支えるいすゞ」展が開催中。2019年まで南極で活躍した雪上車や発電機用エンジン、南極の氷や資料も展示されています。
南極の自然現象や過酷な環境、観測隊に同行しているいすゞ社員の極寒の地での奮闘ぶりも見られる、とても興味深い展示内容です。


日本最大級のジオラマで、働くクルマの日ごろの活躍を実感!

1階展示エリアのもうひとつの目玉が、「いすゞミニチュアワールド」のジオラマ展示。

ジオラマ展示のいすゞミニチュアワールド

1時間に1回、毎時15分から30分までの15分間、ジオラマの仮想都市「いすゞ市」の一日が上演されます。夜明けから始まり深夜遅くまで、働くクルマが私たちの暮らしにどのように関わっているか、ジオラマの世界で40台以上のミニチュアカーが走り回ります。

ジオラマ展示のミニチュアカー

ミニチュアカーの動きはプログラムとセンサーによって自動制御されていて、“赤信号で止まる、青信号で発進”など、細かいところまで本物の世界同様に再現されています。15分間、親子ともに釘付けになる内容です。

ジオラマ説明用のタッチパネル

ミニチュアカーの説明やジオラマの見どころを説明したプリントをもらえて、前列椅子席は手元のタッチパネルでその内容を確認することもできます。

精巧なジオラマ

駅や病院、消防署など生活に欠かせない施設から、テーマパークやイベント広場など、とにかく細部に至るまで精巧にできたジオラマ。ミニチュアカーの動きに加えて、建物の中など隅々チェックしてみてくださいね。『いすゞプラザ』もどこかにありますよ!

完成までの工程と仕組みを体験。トラック博士になろう!

2階展示エリアの「いすゞのくるまづくり」コーナーでは、いすゞのトラック完成までの作業工程やトラックの仕組みなどを知ることができます。

いすゞトラック完成までの作業工程

トラックが出来るまでは、その工程ひとつひとつが丁寧に解説されていて、それぞれの体験コーナーもあります。

車の塗装シミュレーション体感をする子ども

例えば、写真は「塗装」の工程。実際の作業はロボットによる塗装ですが、ここでは本物の車体に塗装シミュレーションを行う体験ができます。
トラックのボディに、自分で選んだ色のペンキを制限時間内にスプレーガンで吹き付け、ペンキの色ムラや垂れがないかなどで判定が決まります。(もちろん、実際のペンキではないのでご安心を!)

車両組み立てラインのミニチュア展示

『いすゞプラザ』隣の藤沢工場の車両組み立てラインを、実際の20分の1の大きさで再現したリアルなミニチュア模型の展示も。しかも、動くのです!
モニターでは、その模型を見ながら回答するクイズが出題されます。

一方、トラックの仕組みを学べる各種体験コーナーも。

ディスクブレーキの実験装置

写真は、ハンドルで車輪を回して、横のブレーキペダルを押して止めることにより、車に使われているディスクブレーキの仕組みが分かる実験装置。その仕組みに興味津々の息子。何度も試しては、さまざまな角度から覗き込んでいました。

大型トラックのドライブシミュレーション

いすゞの大型トラック「ギガ」のドライブシミュレーションもあります。コースは安全運転とエコ運転の2つ。乗用車より目線が高く、ハンドルもトラック仕様なので、運転好きなパパから「これは難しい…」という声もあるのだとか。
ちなみに身長140センチ以下のお子さんは、保護者同伴で体験してくださいね。

いすゞ歴代の名車の、貴重なレストア車両にも注目!

2階展示エリアのもうひとつのコーナーが「いすゞの歴史」。

いすゞの歴代車両

いすゞが生み出してきた数多くの車両やエンジンを、時代背景と共に紹介しています。展示されている車両はいすゞ社内ですべてレストア(復元)されていて、実際に走行できる状態で保存されているそう。車好きなパパやママは見逃せません!

いすゞ歴代の自動車の立体模型

また、いすゞ歴代の車を43分の1スケールで再現した精巧な立体模型で年表展示。いすゞの車づくりの歴史を一望できます。

未来の配送のデザインコンセプトモデル

「未来の配送」をテーマにした、2017年東京モーターショーに出展されたデザインコンセプトモデルの展示も。六角形の各ボックスに入れられた積み荷は車外から取り出せる仕様など、ドライバーが快適に運転・作業できるように考えられています。
“運ぶ”にとことん向き合う、いすゞ自動車の真摯な企業姿勢が垣間見られます。


働くクルマを親子一緒に体験しながら、楽しく学ぼう!

ここまで紹介した以外にも、もっともっとたくさんの体験コーナーがある『いすゞプラザ』。

いすゞプラザの体験コーナー

息子も館内見学や体験を存分に満喫していましたが、その後も街中でいすゞの車を見かけると「あ、いすゞだ!」と喜んでいます。楽しい経験として心に残ったのでしょう。

また“運ぶ”ということは、私たちの生活の中でとても大切なインフラのひとつなのだと、『いすゞプラザ』の展示を通して改めて感じました。

いすゞプラザのオリジナルグッズ

受付近くにあるプラザショップでは、いすゞの車がモチーフのトミカや『いすゞプラザ』オリジナルグッズの販売もあるので、見学の記念にチェックしてみてくださいね。

また、いすゞではトラックやバス、働くクルマがたくさん登場するお子様向けWEBサイト「いすゞタウン」も提供しています。動画や図鑑、塗り絵、すごろくなど、お家で楽しめるコンテンツが満載です。
「いすゞタウン」の公式WEBサイト

いすゞプラザのウィンドウ

ぜひ親子一緒に『いすゞプラザ』で、働くクルマを見て触って体験してみてください。楽しみながら車の知識も学べて、発見もきっとありますよ。
ただし、お出かけの際は見学予約をお忘れなく!
※掲載の情報は2023年6月現在のものです。詳細については、『いすゞプラザ』公式WEBサイトでご確認ください。


ライター
ライター:jpbanana
家族は夫・息子・犬一匹。東京→逗子生活も10年以上経過。海で泳ぎ、川で魚を探し、緑の中で虫採り。これからも子どもと一緒に楽しい発見をして、たくさんのママとシェアできたら嬉しいな。
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