インタビュー:田熊 ゆいさん 湘南ヘルシスタ発起人・プロデューサー (上編)

moana People vol.7(上編)
湘南で自分らしく輝いている方に、様々な活動のお話とご自身が感じる湘南の魅力を伺っていく『moanaPeople』。

田熊ゆいさん

第7回目は、全ての女性へ心身ともに健康で潤いのあるライフスタイルを提案している、『湘南ヘルシスタ』発起人の、田熊 ゆいさん。
ふたりのお子さまのママとして忙しい毎日を送りながらも、「毎日を自分らしく、丁寧に生きる」という理念のもと、無理のない自然体な生き方を実践しています。こだわりのライフスタイル、子育て、ヘルシスタとしての活動についてなど、色々とお話を伺って参りました。

今回は上下の2回連載でお届します。

田熊ゆいさん

田熊 ゆいさん
18歳でモデルデビュー、CMを中心に雑誌などに出演。20代半ばに起業し、美容・ファッションの企画、施設のプロデュースの傍ら、ビューティジャーナリストとして多方面で活躍。
結婚をきっかけに鎌倉へ移り住み、湘南での自然育児が注目を集める。2012年に英国国家職業資格「チャイルドマインダー」・小児救急救護法国際認定カード取得。湘南HEALTHISTA(湘南ヘルシスタ)発起人。
素敵なライフスタイルや情報を発信している、Instagramは必見!

10代からファッションモデル、20代半ばで得意分野での起業

ーー田熊さんの今までの経歴をお聞かせください。

田熊さん:20代前半くらいまでは、モデルやタレント業をやっていました。ダンス、歌、演技、ナレーションなど一通りやってみて、器用貧乏のためまねごと程度にはできるのですが、秀でたものがなかった。向いてなかったのだと思います。その後、ご縁があって占いの勉強をして、占い師を始めました。占いは才能があったようで、当たる!と評判になって、テレビのお仕事を頂いたりしていました。占いの館では、空き時間に占い師同士でお互いを占い合うのですが、みんなに起業したほうがいいと言われて。

その頃から、モデルやタレントの女の子たちを集めてチームを作って、美容商品の企画開発や宣伝などの活動を始めていたのですが、取引先の方にも法人にするよう薦めていただいて。若さの勢いもあり皆さまに背中を押していただき、20代半ばで企画会社を立ち上げました。得意分野である美容を中心に、ファッション系の企画、施設のプロデュースなどの事業を展開していました。今もそうなのですが、リスクを負ってまで会社を大きくする気はなく、マイペースにやっていました。

ーー20代で企業とは、すごいですね!なかなかできることではないと思います。多忙な20代をお過ごしだったように思えますが、その頃から健康を意識した生活を送っていらしたのですか?

田熊ゆいさん

田熊さん:実は、若い頃は健康とは言い難い生活をしていました。仕事も遊びも全力で楽しんでいたので、夜ほとんど寝た記憶がなくて(笑)。朝10時から夜の22時くらいまで打ち合わせや事務仕事をして、そこからお友達とご飯を食べに行きがてら、夜遊びが始まって。4時、5時くらいまで遊んで、帰ってまた10時から仕事という毎日でした。その頃は、パーソナルトレーナーまでつけて、あらゆるサプリメントも摂っていましたが、そうしないと身体が壊れてしまうから。”不健康な健康好き”でした(笑)。

そのような生活を続けていたら、案の定身体を壊してしまい、この生活はずっとは続けられない、と思うようになりました。

同じ価値観を持つ仲間と『湘南ヘルシスタ』スタート

ーー湘南へ移住なさったきっかけは?

田熊さん:ちょうどその頃、お付き合いしていた方と結婚しようということになり、東京から鎌倉に移住しました。結婚した当時、鎌倉はコンビニやファミレスですら24時間営業ではなく、夜は寝るしかなくて(笑)。新しい環境が、無理なく人間らしい生活に変えていきました。

ほどなくして長男を授かったのですが、妊娠したら物凄く眠くなる体質だったみたいで。今まで寝なかった分を取り戻すかのように、とにかくずっと寝ていました(笑)。十分な睡眠をとっていたら、明らかに体調が良くなり、健康な身体を取り戻していきました。
母になり、自ずと家族全員の心と身体の健康を考えるようになって、添加物やケミカルなものの含有量が少ない食品や食材、美容品を選ぶようになりました。不自然なものを極力避けるだけで、心体への負担が減り、家族全員の体調に変化をみることができます。

ーー田熊さんが発起人としてプロデュースなさっている、『湘南ヘルシスタ』。印象的なネーミングですが、どのようなコミュニティーなのですか?

HEALTHISTA
HEALTHISTA

田熊さん:「毎日を自分らしく、丁寧に生きるということ」をテーマに、全ての女性たちへヘルスコンシャスな生き方を提案している、スペシャリストたちのチームです。湘南の地から様々な情報を発信しています。
東京では、自分のスタイルを持っている発信力のある方たちをファッショニスタと呼んだりしますが、湘南ではその呼び名は何か違うなと。ここは、自然と人間の距離が近く、美や健康意識の高い方がとても多いので、ヘルシーからの造語であるヘルシスタというネーミングがしっくりきました。

ーー『湘南ヘルシスタ』立ち上げのきっかけや経緯をお聞かせください。

田熊さん:女性は結婚したり出産すると、色々とやることが増えて自分の時間が持てなくなったり、やりたいことを我慢してしまう。特に母親になると100%母親でいなきゃダメ!みたいな、母でいることを強いられるような風潮があって。それにジレンマを感じたのがきっかけです。やりたいことを我慢する自己犠牲は、誰も幸せになれない。悩める女性たちがハッピーになれるような活動をしたいと思いました。

子どもがいるので毎日東京に通う仕事は現実的ではない。湘南でできる仕事やコミュニティーって何だろう?と考えた時に、周りに素敵なママ友がたくさんいたので、その魅力をもっと生かしたいと思いました。
お話を聞いたら、若い時や独身の時は第一線でバリバリやっていたけれど、結婚した、子どもができた、となった途端、急に職場からベンチ入りみたいな扱いを受けて、それにすごく憤りを感じたという方が多くて。

結婚して子どもを産むと、女性は戦力外通知を受けてしまう。それなら、湘南で子育てしながらでも無理なく社会活動に参加できるようなことをしていこうと、同じ価値観を持つ仲間で『湘南ヘルシスタ』というチームを結成しました。
何度かのイベントを経て、一緒にやっていったら楽しいだろうな、という作家やスペシャリストに一人ずつ声をかけていって、今の運営チームが固まっていきました。それぞれ得意分野が違う仲間達と触れ合うことで、エネルギーが増幅すると私は思っています。

『湘南ヘルシスタ』での主な活動

ーー『湘南ヘルシスタ』として、どのような活動をなさっていますか?


田熊さん:2017年5月に湘南T-SITEで『湘南ヘルシスタ』発足とフリーマガジン創刊のローンチイベント、同年7月に材木座テラスでマルシェを主催してから、とにかく経験や実績を積むことが必要だと思い、月1、2回はイベントを開催していました。1年間全力疾走したことによって、運営メンバーの意識も変わり、今年の4月から組織として【イベント】【メディア】【共同開発】の三本柱で活動をしています。


田熊さん:また、私たちの活動に賛同してくださる企業とともに、プロダクトの製作、サービスの提供なども行っています。例えば、葉山マリーナと、エシカルな暮らしを提案するマーケットトートバッグを作ったり、自転車メーカーと電動自転車の共同開発などをしてきました。

2017年10月に創刊された雑誌『SHONAN TIME』では、連載ページも持たせていただき、『湘南ヘルシスタ』の観点に基づいた、ライフスタイルを向上させる様々な情報を毎号発信しています。湘南に移住しなくたっていい。今いる場所でできる、ヘルシスタ的な生き方ができる、ということを提唱しています。

この続きは下編にてお届けします。ゆいさん独自の子育て法、湘南でお気に入りの場所などをご紹介してくれますよ!
お楽しみに!!!

田熊 ゆいさん 今後の主な活動

オンラインサロン開設

田熊 ゆいさんが、鎌倉のメディスンウーマンとして、自然と調和した人間本来の生き方を楽天ライブにて期間限定で配信します。
Rakuten LIVE」アプリをダウンロード後、楽天市場アカウントでログインしてから、takumayui を検索し、フォロー。視聴無料です。
Rakuten LIVE @takumayui

ライバー仲間と無観客ライブ配信イベントを随時開催!イベント開催などの詳細は、イベントTwitter @melozoku をチェック!

SHONAN TIME 連載

これからの時代の象徴になるような生き方の湘南女子に焦点を当てて、ヘルシスタ的生き方を、提案、発信していきます。
カルチャー&ライフスタイルマガジンSHONAN TIME 連載ページ 『SHONAN Woman‘s TIME』をチェック!

SNS ⇒ Instagram

ライター

ライター:aya_peco
大学時代から女性誌ライターを始め、様々な雑誌で執筆活動を経験。持ち前の好奇心と行動力で、スタイリングやファッションショーなどにも携わる。その後、アパレルのプレスを経て、結婚を機に大好きな湘南に移住。海と自然と可愛いものをこのよなく愛し、スローライフを満喫する日々を送る。

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