2024年クリスマスプレゼントに贈りたい、私の大好きな絵本

前田峰澄さんのおすすめの本森のはずれにある小さなモミの木は、クリスマスになると病気で歩けない男の子の家に運ばれてクリスマスを一緒に過ごします。そして冬が終わるとまた森に帰されます。でもある年クリスマスが近づいてもモミの木は男の子の家には運ばれません。モミの木は、男の子のことが心配でたまらなくなります。ところが、そのあと素敵なことが待っていました。本の中で子どもたちが歌うクリスマス・キャロルも楽譜がのっていて一緒に子どもたちと歌えます。読んだあとにほっこりとやさしい気持ちになれるクリスマスの絵本です。
※写真の本：ロバート・マックロスキー作（わたなべ しげお訳）『かもさん おとおり』 福音館書店

安代花音さんのおすすめの本しかけ絵本になっており、サンタさんは誰のお家に来たのかな？とワクワクしてしまいます。もちろん、絵本ですので捉え方や読み方はそれぞれですが、しっとりも、盛り上がりも、どちらでも楽しめる一冊です。

松本陽子さんのおすすめの本こちらの絵本はベビーから3歳くらいのお子さんにおすすめ。雪や帽子など触るとシャカシャカ音を楽しんだり、暖かい帽子を触って五感を使い楽しめます。最後のページはママに抱っこされた男の子との雰囲気が、ほんわかします。カーテンを開けると…誰がいるかな？など想像させて、子どもにめくると楽しいですよ！

城田亜澄さんのおすすめの本私がこの絵本に出会ったのは大人になってから。どんな自分でも受け入れ、ずっと愛してくれた母の気持ちを伝えてくれるようなメッセージが心に響きました。すぐそばに自分を想ってくれている人がいる、1人じゃないよ、大丈夫と気付かせてくれます。はじめは親子で、そして、大きくなっても、何度も読み返す事できっと言葉の響き方が変わってくるのではないかと思います。小さな子どもから大人の方まで、大切な人へ贈りたくなる絵本です。

三宮ルミ子さんのおすすめの本自分で作ったワンピースがいろいろな模様に変化していく様を、純粋に驚きながら楽しんでいる姿がかわいいですね。特にラララン、ロロロンの表現が独創的で好きです。

安井ちなつさんのおすすめの本小学生低学年のお子さんには「ごんぎつね」がおすすめ。ごんぎつねの気持ちの変化を知らない、兵十へのもやもやを感じることで、子どもの心を育んでくれそうです。高学年のお子さんには、太宰治の「走れメロス」を。かなり描写が派手ですが「友達を信じること」が描かれていて、現代に生きる子どもに必要なことだと感じます。やはり最後の展開に心が熱くなりますね。

吉田可奈さんのおすすめの本子どもだけではなく、ママたちにもおすすめしたい絵本。子育てに疲れた時、自信がなくなった時にぜひ子供と一緒に読んで欲しいです。ママだって実は不器用で怒っちゃう日もあるけれど、“あなたのことが本当に大好き”ママの思いが子どもたちにも伝わる絵本だと思います。

Wilson美也子さんのおすすめの本実は、表紙を見た時はあまり可愛くない犬だなあなんて思っていたのですが…。とにかく細部まで描き込まれた絵が最高です。バムケロシリーズで全5冊ありどれもおすすめですが、今回は子どもたちが一番好きだった「おかいもの」を選びました。シリーズの他の本の登場人物(動物？)があちこちにさりげなく描かれていたり、読み返すたびに、「あ、こんなところに！」と新たな発見があります。子どもは楽しい空想の世界が広がって、大人はバムとケロみたいな暮らしの楽しみ方を取り入れたくなりますよ。

府川雅子さんのおすすめの本大人にとっても、子どもにとっても、大切なことを教えてくれます。お子さんには難しいと思いますので、大人が優しい言葉に置き換えて、お子さんに語りかけてみてください。素敵な心温かい時間を共有できると思います。

安藤千晶さんのおすすめの本ばばばあちゃんのユーモア溢れる世界は、いつも私たちの心に笑いとゆとりを運んできてくれます。スイカの種の気持ちを考える機会なんて普段はないですけど、この絵本の中では、そうだよねスイカの種だってそう思うよね。となぜか違和感なく腑に落ちてしまうところがいいなぁと思います。そんなばばばあちゃんの世界は、日々の生活をそんなに急がなくていいんだな、子ども達との時間をもっとゆったり、いろんなことを感じて過ごしていいんだなぁと気づかせてくれます。ぜひお子さんと一緒にこの絵本(ばばばあちゃんシリーズ)を、お楽しみくださいね。

古知屋千恵子さんのおすすめの本お友達が娘にプレゼントしてくれた、自分が絵本の中に登場する世界で一つだけの絵本。息子の1番のお気に入りで、今年サンタさんに「ねぇねとおなじ絵本ください」とお願いしました！じっくり1人で読んだり、家族とわいわい探し合いっこしたり、自分だけのオリジナル絵本は特別ですね。

町田麻里子さんのおすすめの本「大人も子どもも大事にしたい、Vibes」がギュッと詰まった、何度も読み返したくなる、心あたたまる本です♡

川崎しおりさんのおすすめの本子どもながらにいっぱい考えて、ちょっとずつ”お姉ちゃん”になろうとするなっちゃん。最後のシーンでは思わず涙が…。我が子たちも大好きな子どもたちをギュッと抱きしめたくなる絵本です。

須本清美さんのおすすめの本かわいいキャラクター。みんなで力を合わせて乗り越えていくというメッセージが込められているストーリー。一緒に読めるフレーズ。最後はユーモアで笑って絵本が閉じられ、また読みたくなる。読み聞かせにピッタリです♡自分にもプレゼントにもオススメ絵本です。

矢野雅大さんのおすすめの本谷川俊太郎さんは先日、ご逝去されたばかり。沢山の言葉を、絵本とともに届けてくれました。クリスマスには少しテーマがストイックですが、漫画家松本大洋ともに描いた傑作です。日常の尊さを想い直せる絵本だと思うので、月齢によっては「わからなさ」や「違和感」を感じたとしても大きくなったときに読み直せる絵本だと思います。