水遊びもOK!寒川『水道記念館』は無料で遊んで学べる、水のテーマパーク

JR相模線 寒川駅から徒歩で17分。「HAYASHIウォーターパークさむかわ(寒川町営プール)」のすぐ近くに、『神奈川県水道記念館』があります。

神奈川県水道記念館

実はこの『水道記念館』には、子どもが楽しめる展示がいっぱい!遊びながら水についての様々な知識を得ることができます。近くには水遊びが楽しめる噴水やせせらぎも!

「夏休み、子どもとどう過ごそう…」
「公園は暑くて子どもを遊ばせられない…」

と悩めるママやパパたちにおすすめしたい『水道記念館』。今回は子どもと一緒に遊んできた様子をご紹介します!

水道の歴史に触れ、美味しいお水をいただきます

『水道記念館』がある場所は、昭和8年(1933年)に日本で最初の広域水道として創設された「神奈川県営水道・寒川第1浄水場送水ポンプ所」が建てられた場所。

水道記念館の入口にある渦巻ポンプ

『水道記念館』入り口には、90年前に送水ポンプとして使用されていた「渦巻ポンプ(通称ゐのくちポンプ)」が展示され、歴史を感じることができます。

水道記念館の入口にある「水」ののぼり

入口には、「氷」ならぬ「水」冷えてますののぼりが!?
さっそく館内に入ってみましょう。

神奈川県水道記念館キャラクター「カッピー」

入り口では、「カッピー」がお出迎え。

神奈川県水道記念館のフロアマップ

『水道記念館』は2フロアで構成。1階は体験型の展示「アクアプレイランド」、「ライブラリー」、「アクアラウンジ」があり、2階には暮らしと水道の関わりがわかる「水道まるみえゾーン」、浄水場やダムの様子が分かる「水源探検ゾーン」があります。

できたての水道水が飲めるアクアバー

館内右手にあるのが「アクアバー」。ここでは、できたての水道水を飲むことができます。だから、「水冷えてます」だったんですね!

「アクアバー」は、明治時代に水道が創設されたときの共用栓をイメージしたもの。当時は現在の様に、各戸に引き込んである水道は少なく、このような共用栓が街路に建てられていたそうです。

アクアバーからお水を注ぐ子ども

レバーをゆっくり倒すと冷たい水が出ます

「できたてのお水って冷たくておいしい!」「アクアバー」のできたての水は、家で飲む水道水と比べて、冷たくてクリアな味わい。暑くほてった身体にひんやりと染みわたります。

「アクアプレイランド」で、いっぱい遊ぼう!

館内左手にあるのが「アクアプレイランド」。カラフルな展示が目を引きます。

神奈川県水道記念館内のアクアプレイランド

「アクアプレイランド」では、水の力を利用したアトラクションが体験可能。無料で遊べるのは、ママにとっても嬉しいですね。

水のシロホンで遊ぶ子ども

鍵盤に手をかざすと、水を入れたガラスの管が音を奏でる「水のシロホン」。楽譜も置いてあるので、簡単な曲を演奏することができます。

アクアガンシュートで遊ぶ子ども

子どもたちに人気なのが「アクアガンシュート」。正面にある水車をめがけて発射ボタンを押し、時間内にどれだけ水車を回せるかに挑戦!2人で同時にスタートボタンを押せば一緒に遊ぶこともできます。

アクアロケットで遊ぶ子ども

「アクアロケット」は水圧を活かしてロケットを飛ばすアトラクション。レバーを押すごとにレバーが重くなり、圧力がかかっていくのが体感できます。

他にも「アルキメデスのポンプ」や「サイホンの原理」など、科学の諸原理を実体験で楽しく学ぶことができるよう工夫されている展示も。ぜひ、実際に来館して体験してみてくださいね。

2階では、水や水道に関する知識を深める展示が

「水道まるみえゾーン」と「水源探検ゾーン」がある2階は、夏休みの自由研究にもおすすめ。水道や水源に関する知識を深めることができる展示が並びます。

水道まるみえハウス

「水道まるみえハウス」では、生活でどのくらいの水が使われるかが分かる仕組みに。トイレを一回流すと、どのくらいの水が流れるかなどが、目で分かります。子どもたちはリアルなトイレに大喜び。

水道ポンプで水を汲み上げる子ども

ポンプを押して時間内にどのくらいの水がくみ上げられるかに挑戦!古いポンプを実際に押してみることで、昔の人の苦労を体験することができます。

ショベルカーを操縦する子ども

こちらのジオラマでは、水道管を埋める工事で活躍するショベルカーを操縦することができます。県営水道の水道管をすべてつなぐと、9,000km以上。その距離、日本・グランドキャニオン間と同じくらいの距離なのだとか!

水源探検ゾーン

私たちが日々飲んでいる水は、どこからやってくるの?どのように、飲める水になるの?
「水源探検ゾーン」では水道水ができるまでの浄水の仕組みをはじめ、城山ダムの歴史などを学ぶことができます。

寒川浄水場の浄水の仕組み

寒川浄水場では、平塚市、茅ヶ崎市、藤沢市、鎌倉市、逗子市、葉山町など12市6町に水道水を供給。こちらの模型では私たちが日々飲んでいる水道水ができるまでの、浄水の仕組みを見ることができます。

鳥の目線で浄水場を見学できるバーズアイ

「バーズアイ」では、鳥の目線で浄水場を見学。視点が変わって、面白いですよ。

津久井湖の模型

城山ダムの建設によりできた貯水池「津久井湖」の模型では、ダム完成までの歴史を音声で学ぶことができます。

ダム建設に伴い水没した集落の写真

引き出しを開けると、ダム建設に伴い水没した当時の集落の写真が。多くの方々の協力があって、私たちの水源が保たれていると実感しました。

水道水の源である水源林の模型

水道水の源である水源林の模型も。後ろ側の入り口から、林の中に入ることができます。中に何があるかは、入ってみてのお楽しみ!!

手作りおもちゃ制作をする子ども

見学が終わった後には、受付でペットボトルのキャップで作ったコマなど手作りおもちゃのプレゼントも。美味しいお水も飲めて、いっぱい遊べて、お土産までもらって、子どもたちは大満足の様子でした。

水の広場やせせらぎで、水遊びを楽しもう!

『水道記念館』の前には芝生の広場が広がり、小さな子どもたちが走り回る光景も。噴水が湧き出る水の広場や水遊びが楽しめるせせらぎがあり、近隣の人たちのオアシスとして愛されています。

神奈川県水道記念館の水の広場

水深は3~5cm程度と浅いので、小さなお子さんでも水遊びが楽しめます。

神奈川県水道記念館のカッパ像

よく見ると、カッパの頭から噴水が。これなら頭のお皿が乾く心配がないですね。

神奈川県水道記念館の庭園にある水のダンス

芝生の庭園にある「水のダンス」は鍋の中に水が張ってあり、鍋の取っ手をこするとあら不思議!水が踊りだします。

神奈川県水道記念館の庭園にある虹製造機

「虹製造機」は天気が良ければ、霧を噴射することで虹が見られるそうです。

神奈川県水道記念館の庭園内のあずまや

庭園内にはあづまやもあり、お弁当を食べたり涼んだりすることができます。日差しがさえぎられるのは、ママや小さなお子さんにとってありがたいですね。

神奈川県水道記念館のせせらぎ

せせらぎは神奈川県の中央を縦断し相模湾へと注ぐ、相模川をイメージして作られているのだとか。両脇には、県営水道の給水区域である12市6町の木々や季節の花が植えられています。春には美しい桜が秋には色鮮やかな紅葉が楽しめるそう。

神奈川県水道記念館のせせらぎで遊ぶ子ども

せせらぎは毎朝9:40頃になると放流されるので、水がとてもきれい!水深は浅いですが、岩などがあり足場が少し悪い箇所もあるので、マリンシューズなどがあると安心です。

神奈川県水道記念館の庭園を走る子ども

体験型の展示で遊びながら水について学ぶことができ、水の広場やせせらぎでは思いっきり水遊び。『水道記念館』は、子どもと一緒に一日楽しむことができます。ぜひ、ご家族でお出かけくださいね!

ライター:honobono
夫の転勤であこがれの地、湘南へ。茅ヶ崎在住。湘南の太陽をいっぱい浴びて、美白とは縁遠い生活を満喫中。湘南で子育てを楽しむヒントを、お母さん目線で提案していきます。
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